霊能者はとかく、生霊の事を言います。
生きている人間が人を恨むと、恨んだ人の生霊が恨まれた相手に憑依すると言うのです。
起きて日常の生活をしている人間のもう1つの魂が一人歩きして、恨む相手に憑依する。
そんなことが本当にあるんでしょうか?
答えはノーです。
霊能者が生霊だと思い込んでいるモノの正体は怨霊です。
霊能者自身に怨霊が憑依しているために、情報を操作されて、こんな嘘がまかり通るのです。
冷静に考えれば人間に霊魂が二つもあるわけないのです。
それでは生霊は無いのかと言うと、生霊そのものは存在します。
それは幽体離脱の事です。
人間が睡眠状態、あるいは意識不明の状態にある時に、魂だけが肉体から離れることがあります。この状態の魂を生霊と言うのです。
そして、生霊と肉体は必ず、魂の緒と呼ばれる細い白い糸でつながっております。
この魂の緒が切れることは死を意味します。
それでは、この時の生霊に人を苦しめるだけの力があるかと言えばありません。
あったら、世界中の独裁者はあっという間に死んでしまいます。