模型多国籍軍 MKの裏ブログ

模型多国籍軍 MKの裏ブログ

ヤマト極秘プロジェクト進行中・・・?

平成の超大型キット、『1/350宇宙戦艦ヤマト』。

調べてみたら発売は2007年とのことで、もう17年も経つんですね。

発売当時はそのサイズ、価格、可動ギミック等で話題になりましたね。

このキット、自分は発売当時に購入しその後何度か作ろうと思ったことがありましたが、そのボリューム感に圧倒され結局ずっと押入れに仕舞っぱなしになっていたんですよね(そんな方、結構いるのでは?)。

 

で、今回久しぶりに箱を開けてみると、購入当時とは大分印象が違って見えたんです。

各パーツが大きいのは勿論ですが、パーツ数自体はそれ程多くない印象で、結構すんなり作れるんじゃないかと(まあ、結局そんな簡単には行かない訳ですが)。

 

そんな訳で、いきなり製作開始です!!

思い立ったらやるしかない!

 

このキットはプレイステーション版の設定を再現しているようですが、形状的に改善の必要な箇所が幾つかあります。

本当は艦体自体を拡幅、延長したいところですが、それをやると収拾が付かなくなるので、今回はあくまでも設定を尊重して製作しようと思います。

 

先ずは艦首波動砲。

迫力を出すためと思いますが、フェアリーダーが大き過ぎます。

波動砲の縁も分厚くて野暮ったい。

 

設定画と比較すると、割と似ているのですが何かが違う・・・

 

決定的な違いはここですね。

上から見ると艦首の幅が太く、正面が平らになっています。

キットのフェアリーダーは使えないので、完全に切り取ります。

 

先端を細く削り込みます。

 

プラバンで基本の形状を作り、削り込んでいきます。

 

同時に波動砲の縁も形状を修正。

ライフリングの透明パーツが出るくらいギリギリまで削り込んで縁を薄くします。

 

とりあえずこんな感じになりました。

キットの状態より大分シャープな印象になっています。

 

その後足りない箇所にエポパテを盛りながら形状を修正していきます。

 

フェアリーダー部のディテールを活かすため、一旦切り取ります。

 

位置を変更して再接着。

またロケットアンカーの位置も変更するため、キットのディテールを切り取って再接着します。

波動砲と艦首を分割するラインも設定とは異なっているため、彫り直しています。

 

人形は顔、ヤマトは波動砲が命!

かなり大変な作業ですが、このキットを作るならこの修正は外せないと勝手に思っています。

 

ではまた。

船体の処理を進めつつ、艦橋や主砲にも着手します。

 

キットはこのような部品構成。

艦橋と煙突部が一体成型のため、加工のし易さを考えて分離します。

窓枠の数は第一艦橋4枚、第二艦橋5枚になっていますが、それぞれ5枚、6枚に変更。

また水平翼の先端部分が細くて貧弱なのでプラバンを足すことにします。

 

いきなりほぼ出来上がっていますが、この加工もなかなか手間が掛かりました。

水平翼の翼端部は別途プラ棒で追加します。

 

横から見ると、第二艦橋の下の部分が平坦なので、プラバンとパテでかさ上げして、「しゃくれた」感じにします。

 

主砲もいきなり出来ていますが、こんな感じでプラ材でディテールを追加。

測距儀はパテとプラバンで大型化。

 

とりあえず船体に載せてみる。

だんだん雰囲気が出てきましたね。

 

それにしてもこのキット、素性は悪くないと思います。

旧キットにありがちな曖昧な成型箇所をきちっと仕上げていくと、見違えるほど良くなります(それ相応の手間が掛かりますが)。

 

このペースで行けば、3月中の完成も夢じゃない??

ではまた次回!!

今年の静岡ホビーショー目指して製作を進めていきます。

 

先回も書きましたがこのキットはパースが付いていて、艦尾に向かって船体がすぼまっているので、バランス調整をします。

 

特に下の写真の通り、艦橋の土台となる箇所は艦尾に向かって低くなっているので、切込みを入れた後プラバンを挟み込んで修正します。

 

次に前部デッキ部分。

平らな形状に変更するため、主砲のバーベット部分を切り取りプラバンで埋めます。

 

その上にエバーグリーンの溝付きプラバンを貼り付けます。

 

後部デッキは左右射出口が平行になる様、形状を修正。

 

前部デッキと同様、エバーグリーンの溝付きプラバンを貼って仕上げます。

 

これで船体の調整は一通り完了。

後は表面の傷修正やディテールを入れていきます。

 

ここまでサラっと書いていますが、実はかなりの時間を要しています。

でもやればやっただけ、目に見えて良くなるのが何とも面白い。

これが旧キット製作の醍醐味かも??