雑魚は切る、自分やお友達は全力で守る | ずるずると道・郷・話を愛でる

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今村復興相の後任に吉野正芳氏を起用 安倍首相方針固める | NHKニュース

 

まさに、自分の保身のための内閣。

 

記者にけしかけられたとはいえ、結局本音を漏らしたときにこの大臣がどのような判断で政策を決めていくのかが見えてくる。東北はお荷物、そういいたいのであろう。あくまで、守るべきは自分の住んでいる東京あたりの部分であり、それ以外の土地はどうでもいいのである。そういう人間が日本国家というものをどうしていきたいか、などという話を考えているわけがない。ましてや被害を受けた土地を復興する意味すら分かっていないのではないか。そして、それをほいほい採用する安倍首相もおそらく思想はたがわないだろう。これをカオスだの忖度だのして、国士扱いする連中の考え方の方がどうかしている。

 

国家主義と家族主義の共通性-水島社長迷言から考える-「反新自由主義・反グローバリズムの小手ヤン基地」 の、団塊世代保守派など。

 

保身ではなく、保守、日本国家の保守だったらこれほどよいことはないのに。

残念ながら、護るのは自分自身とそのお友達の行く末である。

これでは韓国に見られるような開発独裁国の政権を担う連中の国家の予算の私物化を笑っていられないレベルである。いや、開発独裁国のほうが、国が成長している余地のほうがよっぽど大きいのでまだましである。日本国で起こっていることは、成長する余地があり、しかも、喫緊のインフラ強化の必要性も、国内経済の立て直しも、未来のための国内技術投資、人材投資も必要な時期に、問題を悪化させる方向になるような、緊縮財政、移民導入、外資のための規制緩和をおこなうという、開国三点セットを、最終的に自分の立場や自分とお友達だけの生活を向上させるだけのことを考えていることである。国家の富国強兵にまったく寄与しない形で、私利私欲に走るその姿は、純粋なる国家の破壊者としてしか映りようがない。

 

最近、ドイツのメルケルと安倍首相が並んで写っている写真を見る機会があった。ドイツで行われたICT技術の展示会の写真であったがこの二人が並んで映っているとなんともやるせないものを感じる。最終的に私利私欲なのかどうかは別として、ある種のポリティカルコレクトネスを隠れ蓑にして、ドイツは、その経済的はいかにあるEU諸国の国柄を破壊(緊縮財政とイスラム移民の無限受け入れ)するし、日本は、新自由主義がアメリカ様のあるべき姿と思い込む信仰から、同じく国柄を破壊(緊縮財政と規制緩和と移民推進)を、首相の私利私欲だけでなく、支配者層(お友達、財界、高級官僚)の立場を堅持するために行い続けている張本人たちだからである。

 

時代の先を言ってしまう、英米では、支配者層がすでにその立場を保持できない状況を表している。トランプにしても英国EU離脱にしてもである。もちろん、それは、個人主義ゆえに耐え忍ぶ忍耐力が小さいが故の反発が早めに立ち上がっているという考え方もあるかもしれない。しかし、日独ともに、それなりにうまくいっているような気がする状態はまだ続いているが故の、支配層の、ポリコレが説得力を持ってしまうのだろう。