新人ちっくな小姐は勝利の女神！？

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春うららかな陽気だった土曜日の夕暮れ時。

いつものようにたっぷりと時間を掛けてウォーキングをする。
その最後の関門として最近コースにしている急勾配の
上り坂を登りきると、そこは多くの人が行き交う交差点。

信号が点滅しているので少し歩を速めて渡りきると
見慣れた小姐の笑顔が。傍らには新人ちっくな彼女の姿も。

「あれ～、偶然だね♪」とぼく。

「なにしてるの？」と顔なじみのママ。

新人ちっくな彼女とも簡単な挨拶をすませる。

自分以上に面食いなママが採用する小姐だから
可愛いのはもちろんだが、
その綺麗な歯並びで白い歯を輝かせて微笑む表情に
ちょっとドキっとしてみたり。

彼女たちは今からお寺にお参りに行くと言うので
自分もウォーキングの＋αにとお供することに。

歩きながら近況を確認しあうと、
相変わらずお店は繁盛しているようで
来月には新たな展開も考えているとのこと。

その見た目もさることながら
キャリアとしてもまだまだ新米ママだけど
確固たる信念をもってお店作りをしている甲斐あってか
多くのことが順調に運んでいるようで
話しをしているだけでも良い気の流れを分けてもらった気がした。

すぐにお寺に到着。
いつも目の前は通っていたけど参拝するのは初めてのこと。
ママによると金運を高めてくれるお寺だという。

・・・お店の繁盛振りから説得力がある。
ここはひとつ自分もあやかろう。

ってなわけでまずは水で手を清めてから線香に火を灯します。

と思ったら、その日はいかにも「春」といった感じの強風が
吹き荒れていて、備え付けのチャッカマンもすぐにかき消されます。

すると新人ちっくな彼女がぼくにぴったり身体を寄せてきて
手をかざして火を点けやすくしてくれるじゃないですか！

　惚れた！

線香より先に色恋エスターのハートに火が灯ります