花の寺 公演情報
私のモノ創りの原動力となっていた、「花の寺」公演の詳細が出ました。
年も明け、いよいよ稽古も本格的になりつつあります。
演劇は声、言葉がある分、ダンスとはまた勝手が違います。
ダンスも演劇も、身体を使うことには変わりないので、
違いを面白がりながら取り組めたらと思っています。(弦弓真理江)
作:金杉 忠男
日時:2009年3月26日(木)~29日(日)
■開演時間
3月26日(木) 19:30~
3月27日(金) 14:00~ ・ 19:30~
3月28日(土) 14:00~ ・ 19:30~
3月29日(日) 14:00~ ・ 18:00~
■出演
菅野 さおり〈チャリカルキ〉
塩崎 沙織〈オフィスリン〉
弦弓 真理江〈直ダンス!〉
長嶺 安奈〈椿組〉
山本 祥子〈NEVERLOSE〉
吉浦 智恵子
成田 生
■舞台総合監修
古屋 治男〈椎名町オフィス〉
■演出
進藤 則夫〈帰ってきたゑびす〉
■照明
和田 典夫〈満平舎〉
■音響
半田 充〈MMS〉
■舞台美術
亜飛夢
■チケット料金
前売2500円/当日3000円/学生2000円(要学生証提示)
■チケット予約
お名前・ご来場日時・チケット枚数をご明記のうえ、下記アドレスまでご連絡下さい。
担当より折り返しご連絡致します。
(折り返しのご連絡には、少しお時間をいただく場合がございますが、ご了承下さい)
■会場
テルプシコール
中野区中野3-49-15-1F
JR中野駅南口下車 高円寺方面線路沿い 徒歩5分
■企画・制作
十年桜
戯曲「花の寺」上演
来年の3月、直ダンス!を立ち上げる原動力になった、
戯曲「花の寺」が、上演されることになりました。
2009年3月26日(木)~29日(日)
舞台「花の寺」 中野テルプシコール
主催:オミナエシ企画
演劇の頁専門学校で一緒だった友人有志による自主企画公演です。
友人達にとっては10年ぶりの再演、
私にとっては10年経って、やりそこねたお芝居を演じられる機会をいただきました。
直接お会いすることはかないませんでしたが、
作・演出の金杉忠男さんは、たくさんの人にとって大きな影響を与え、愛された人です。
特に「花の寺」は、稽古も厳しく、役者、演出家のたくさんのエネルギーをかけてつくられた、
大きな存在感を持つ作品です。
それだけに、金杉さんが存命で演出されていた頃の舞台を知っている人達は、
非常に厳しい眼で見ていらっしゃる事と思います。
でも、やると決めたので、やるしかありません。
プレッシャーもエネルギーに変えて、取り組んでいこうと思います。
たった一度見ただけの舞台(戯曲)なのに、10年経っても心を持っていかれます。
戯曲の要求にどれだけ応えていけるのか、
自分の心をふるわせる何かを、どれだけ現出させることが出来るのか、
恐ろしく思いながら、それ以上に、生きるエネルギーをかりたてられるような気がします。
さて、道のりは始まったばかり。
いい舞台に出来ますように。
春の燈 公演写真。
本公演 撮影:飯嶋康ニ
12日 19時開演
→ http://photo.ameba.jp/user/zika-dance/07892oo72o1174a772mh8e/0703Ae034tam03ah07b110/
13日 14時開演
→ http://photo.ameba.jp/user/zika-dance/0769Ao00227e94eaA270ba/07630a8242o263o0b78a2o/
13日 17時開演
→ http://photo.ameba.jp/user/zika-dance/0779eAo621o1948ah20h0o/07235AP041tb9300270b08/
左の矢印を押して、進んでいって下さい。
たくさんある中から少しだけ選びました。
各回の違いが伝わればと思います。
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春の燈 ゲネプロ写真。
12日 昼に行った、ゲネプロの写真をUPしました。
撮影:畑嶋信輔
→ http://photo.ameba.jp/user/zika-dance/0769om172hPb745Ph1o5o2/07531e534o7b93eA0220m5/
撮影:飯嶋康ニ
→ http://photo.ameba.jp/user/zika-dance/0709781528oe04ho525eoe/078301o04ePP935A137bAt/
左の矢印を押して、進んでいって下さい。
13日の昼本番と同じ時間に行いました。この日は晴れ。
13日の本番は雨~曇りだったので、明かりの感じがまた違います。
*このBLOGに掲載している写真、文章の無断転載は、禁止しております。
公演記録。
こういった映像の記録は、公演後しばらくして配られることもあって、
なかなか、皆でじっくり見る機会がありません。
今回は、忙しい中、皆さん呼掛けに応えてくださり、撮影者とダンサー、スタッフが、
3つの撮影記録をまとめて一緒に見る、見合う事が出来ました。
ダンサーにとっても、通常やってしまう「自分へのダメだし」とは
また違った距離感で、作品を眺めることが出来たのではないだろうか。
他者を通した「作品の側面」を見るということ。
特に映像記録を見るとき、ダンサーは必ず、動き、身体のチェックをします。
作品や、自分の動きに対して、とかく批評的に見ることが多いと思うのです。
しかし今回の映像では、「作品」や「ダンス」の良し悪しではなく、
そこで起こっていることを見ている人の「目線」を通して、もう一度作品を見てみる、
そういう時間になったように思います。
その時間を経ると、写真もまた違って見えて、二重にも三重にも、
作品を「自分」から遠いところから、見ることが出来たように思います。
今回の舞台のキーワードは、「作品感」よりも「観察眼」。
つくりこんだ世界を提示するというよりも、
見る人が、その身体に何を見つけられるかにかかっているような所があったので、
(そういう公演なんだ、ということをうまく提示できなかったのですが・・・!)
そのような目線で作品を眺める時間を持てたことを、嬉しく思います。
一人で見ると、とかく自分に引き付けてしまいがちですから。
人と場の空気があってこそ、それぞれの中に成立した時間だったと思うのです。
また、稽古場や現場で積み上げてきた時間のせいか、
鑑賞会の空気も、穏やかで、落ち着いて物を見据える感じがあってよかったです。