宮崎県と政府の現地対策本部は、口蹄(こうてい)疫の爆発的拡大を食い止めるためのワクチン接種を22日午前11時、開始した。接種に同意を得た農家から順次接種するもようだ。同県は22日未明、肉用牛産業の壊滅的打撃を食い止める目的で特例的に非難させていた最上級種牛6頭の内、1頭に口蹄疫の感染疑いを確認し、食用牛産業の根幹を揺るがす危機に陥っていた。
 同日、宮崎市内の家畜保健衛生所から牛と豚合わせて2万頭分のワクチンを搬出し、高鍋町、木城町などに専門家と共に向かった。東国原英夫知事と山田正彦農林水産副大臣が接種する農場を視察。南北から発生集中地域の内側へと囲いこむ様に接種を進めていく方針とみられる。
 ワクチン接種をめぐり、当初、地元自治体は農家の同意取り付けという課題を前に慎重な姿勢だった。ただ、政府が殺処分の補償案を拡充・具体化し、既に家畜を処分したが互助共済に加入していない農家などへの支援を方針を示したことで、接種問題が大きく前進した。同県新富町の牛農家の男性(57)の畜舎ではまだ感染疑いが出ていないが、「いずれ接種を受けるだろう。牛を殺すことに迷いが捨てきれない」と、現場にはまだ戸惑いが残っている。 

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