住民や商店街、電気街などが秋葉原の安全な街づくりを考える「検討会」が27日、東京都千代田区役所内で開かれ、2008年6月の無差別殺傷事件後に中止された歩行者天国について、歩行者天国の再開に反対する住民らが3割程度にとどまるとするアンケート調査結果が報告され、5月下旬に予定される次回検討会でホコ天を再開するかどうか、結論を出すことになった。

 この日の検討会では、過激な路上パフォーマンスや不法占拠などの適正化に向けた「秋葉原協定」に電気街や商店街、住民が一致団結して取り組んでいくことで合意。その上で、電気街や商店街と、住民側の間で意見が分かれていたホコ天の再開について、今年2~3月に検討会の部会が住民や商業者らに対してアンケート調査を実施したところ、「反対は3割強で、残りはホコ天再開に賛成」だったことが報告された。

 中心街や住宅地への防犯カメラの設置や今回の協定合意などにより、安全な街づくりが進んでいることを受け、都市ジャーナリストで検討会の森野美徳会長が、次回会合では、ホコ天再開の可否について、結論を出す方向で議論することを提案、異論は出なかった。

 森野会長は会合終了後、「これまで十分に議論を重ね、目に見える形で安全な街づくりを進めてきた。次回の検討会で方向性を出したい」と話した。

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