今年のダービーを制したディープブリランテ(牡=矢作)が26日付で引退、競走馬登録を抹消した。今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる。同馬は菊花賞に向けて追い切った翌日(18日)、朝の運動後に右前脚に熱を持ったため回避。19日に右前屈腱炎と判明した。症状が中程度とされたため、陣営は来秋の復帰を目指していた。サンデーサラブレッドクラブのHPによれば、ノーザンファーム空港牧場で再度エコー(超音波)検査を行った結果、症状は中程度以上で、復帰に相当の時間を要すると判断。関係者が協議した結果、引退と決まった。3番人気でダービーを制し、ディープインパクトとの父子制覇を達成。7月21日の英G1・キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(8着)がラストとなった。通算7戦3勝(海外含む)、獲得賞金は2億9205万6000円。矢作師は「もう1度、ファンの前にお見せできないのが非常に残念だが、サラブレッドはアスリートと思っており、引き際が大事だと考えた。この馬と過ごした1年余りは本当に夢のようで、僕にとってこの馬は宝物だった。海外制覇の夢は子供たちに託したい。産駒を競馬場で応援していただければ」とコメントした。
凱旋門賞2着オルフェーヴル(栗・池江寿、牡4)の今後の見通しを、池江寿調教師が28日の東京競馬場で話した。現在、オルフェーヴルは滋賀県ノーザンファームしがらきで着地検査中で「ジャパンC(11月25日、東京、GI、芝2400メートル)については、使うつもりで前向きにやっているが、レース後の輸送の疲れが残っており、現状は胸を張って使える段階ではない」と話した。正式なゴーサインは、管理馬トレイルブレイザーが挑戦する米GI・BCターフ(11月3日)が終了してから決定される見込みで「最低でも宝塚記念(1着)くらいのデキに持って行ければ」と語った。
世界有数の馬主組織であるゴドルフィンとの専属契約を今年限りで解消することがわかった。来年からは専属契約などを結ばず、フリーとなる見込み。デットーリは1994年にゴドルフィンと専属契約を結ぶと、2000年のドバイワールドCを勝ったドバイミレニアムや、ファンタスティックライト、デイラミなど、ゴドルフィンの有力馬のほとんどに騎乗し、世界各国でGIを制した。日本でもジャパンCを3勝し、02年にはJCダート、JCと2日連続GI勝利の快挙を達成。7日の凱旋門賞では、ゴドルフィンのライバルグループ・クールモア所有の英2冠馬キャメロット(7着)に騎乗している。
五十嵐雄祐騎手(28)=美浦・フリー=は、8日の東京4Rでジャポニズムに騎乗して1着となり、現役88人目のJRA通算100勝を達成した。2002年3月3日の初騎乗(中山12Rヨイチキナコ8着)以来1673戦目での到達。重賞は10年の京都ハイジャンプ(エーシンディーエス)のなど障害で5勝。09、10年には最多勝利障害騎手でJRA賞を受賞している。五十嵐騎手は「厩舎や馬主の方に、チャンスがある馬に乗せていただけて感謝しています。100勝で止まらないよう、これまでと同様に一鞍一鞍大切に乗っていきたいと思います。今後も活躍して障害レースを盛り上げていきたいと思います」とコメントした。
サマースプリントも最終戦だっていうのに。今週の日曜は舞台本番まで1週間を切る大事な時期で、本当だったら競走馬の応援をしている暇なんてないんですが、スプリント戦の大一番、スプリンターズSに向けた戦い、どうしてもリアルタイムで見たい…。ほんの1分ちょい、なんとかバレないようにワンセグを開けないものかと模索中の毎日。
重賞初Vへ態勢は整った。札幌日経オープンをレコード勝ちしたルルーシュが、豪快なデモンストレーションを見せた。夜が明けきらない午前5時、横山典弘騎手を背に美浦Wコースに登場。レンディル(せん6、1600万下)、スピルバーグ(牡3、1600万下)を先導役にして、軽快にラップを刻む。4コーナーで最内に進路を取って直線へ。鞍上が軽く手綱を緩めただけで2頭をかわしさる。カクテルライトに照らされて、圧巻の4馬身先着。やや力が必要な馬場状態でラスト1ハロン12秒6は上々だ。「順調。多くを語る必要はないだろう。見ての通り」と最初は言葉が少なかった横山典だが、具合のいい期待馬に乗った直後だけに、これで終わらない。「前走はコンタクトが取れていたし、リズムよく走れた。折り合いのいい馬だし、心配はしてない。距離もオールマイティーだね。今後は、今回の結果次第じゃないか。素質のある馬だし、順調にいってくれれば」と期待を寄せる。札幌でデビュー戦を勝ち、3歳1月に2勝目をあげたものの、そこから腰、背中を悪くして1年2カ月休養した。今年3月に復帰してからは、腰に負担がかかりやすい坂路をやめて、トラックコースで調教。藤沢和調教師は「パワーアップして、いい馬になってきた。以前はレースを使った後や調教後に反動があったけど、それもなくなった」と体質強化に笑みを浮かべる。
中央競馬の福永祐一騎手(35)と、競馬番組も担当するフジテレビの松尾翠アナウンサー(29)が交際していることが13日、分かった。この日発売された女性週刊誌の熱愛報道を受け、滋賀・栗東トレーニングセンターで取材に応じた福永騎手が「ちゃんとお付き合いさせていただいています」と認めた。「女性セブン」で松尾アナとの焼き肉デートが報じられた昨年のJRAリーディングジョッキーは、「(お互い)いい年齢なんでね。(つきあって)半年くらいです」と明かした。今年3月にUAE・ドバイで行われた国際GIレース・ドバイデューティフリーに、昨年秋の天皇賞2着馬ダークシャドウで参戦。フジテレビ系「みんなのKEIBA」(日曜後3・0)に出演している松尾アナが現地取材したのがきっかけで知り合い、その後帰国して再会し、交際に発展したという。福永騎手は「(結婚など)具体的な話は何も出ていない」とし、「働きにくくならなかったらいいんだけど…」と競馬番組に出演する松尾アナの立場を気遣っていた。
関屋記念。前3年の優勝馬が出走も、2頭は長期休み明けに戦列復帰後が2ケタ負けでは望み薄い。3年前のV馬(5)スマイルジャックも前走大敗だが、前々走の安田記念がまともなら勝ち馬になっていたほどの末脚。本命でも良いのだが“一発屋”だけに3番手評価。(7)ゴールスキーは完全なサマーホース。前走にしても外しか伸びない直線をイン突いての僅差3着と、どんどん調子を上げている。速い上がり競馬も望むところ。V筆頭。もう1頭は(17)エアラフォン。出遅れ癖と外枠で2番手も、追える鞍上なら首位戦線に浮上。フルゲートの混戦模様だが、この3頭の争いと見た。
獲ってみせる!
バレーボールとビーチバレーで培った「根性と集中力」が今に生かされている。顔を9針縫った訓練中の事故を乗り越え、ボートレーサー養成所「やまと学校」(福岡県柳川市)を卒業。初出走で初1着の快挙を成し遂げ、昨年11月には地元・住之江で初優勝を果たした。プロ入り後も順風満帆だったわけではない。「デビュー3年目ぐらいに事故点がいっぱいで、全然レースができなかった。でも、周りの人たちがいろいろアドバイスをくれて、なんとかなりました」と辛かった時期を振り返る。特技は「小さいころから父に連れられて大会とかにも出てました」というボウリング。2年ぐらい習いにも行き、「ハイスコアは220ぐらい」の腕前だ。ボートレースの魅力は「迫力」という。「ぜひ本場で生のボートを見てもらって感じてもらいたいですね。できれば住之江とか水面が近いところで」と話す。「あと舟券当てれたら楽しいと思うので一度買ってみてください」とも。遠慮がちに「よく『目がいいね』とは言ってもらえます」と明かすように二重の瞳がチャームポイント。「本場に来たときに私が走っていたら、応援よろしくお願いします」とアピールした。
28日の小倉競馬第10レースで、複勝の払戻金では日本中央競馬会(JRA)史上2位、小倉では最高の1万4390円を記録した。史上1位は2010年の福島競馬で出た1万6110円。16頭立てのレースで、単勝15番人気のクリーンイメージが3着に入った。