Jimmy Page(マニアックブログその13) | 零 思 記

Jimmy Page(マニアックブログその13)

ジェイムス・パトリック・ペイジ
イギリスのギタリスト LED ZEPPLINのメンバー及びリーダー
世界3大ギタリストの1人(ジミ・ヘンドリクスをその中に入れる人もあり)
ヤードバースの最後のギタリストである為に3大ギタリストになる事が多い
初代はエリック・クラプトン、2代目がジェフ・ベック、そして3代目が
ジミー・ペイジとなる。

ジミー・ペイジの影響は大きいですが、プレイにはあまり反映されていない気がします。
むしろスティーブ・ルーカサーの方が大きいですかね(笑)
ジミー・ペイジから学んだのはロックのあり方と言う部分です。
たった4人でこんな凄い事が出来るんだと、感動していました。
なんせサイドギターが居ないのに、サウンドが薄くならないのは驚異です。
(他の二人が凄いんでしょうけど)
ギタープレイとしてはブルースペンタとメジャーペンタに弾き分けは素晴らしいですね。
センスがあると言うか、身体に染み込んでいる感じがします。
3大ギタリスト全員そうですが、音を聞いた瞬間にすぐに誰だか分かるのは
凄い事です。日本だとCher位ですかね?すぐに分かる人って。
それだけオリジナルが確立されていて、自分に音に自信があるんでしょうね。
ジョー・コッカーのアルバムにも参加していますが、ホントすぐに分かりますもん。
あ!ジミー・ペイジって(笑)
決してテクニシャンではないのですが、フレーズはクセになりますね。
最初は「エ??」と思っても、次第に「いいやん!」ってなり、そのうちに
そのフレーズでないと違和感あるってなるんです。これ凄い事ですよ。
今では当たり前の事を当時はみんなが試行錯誤しながらギターの音を作っていた時代です。
そもそもディストーションなんて言葉はなくて、歪んでいたらそれは、壊れた音だったんです。
それを良しとして芸術に域にまで持っていった偉人達はやはり素晴らしいですよ。
その音で新しい音楽を作るのは、今の時代には不可能です。

動いているジミー・ペイジを見たのは映画「永遠の歌」ですね。
正に衝撃でした。こんなカッコイイバンドがあるんだ!と。
LED ZEPはライブバンドで、ライブは凄いと言う噂は聞いていましたが、
本当に凄かったです。映像でしかありませんが、凄みが伝わって来ました。
実は自分より弟の方がハマってまして、彼は映画100回位見てると思います(笑)
本当にジミー・ペイジフリークでLED ZEPのコピーだと自分より遥かに上手かったです。
なんと言いますか、自分はオリジナルのバンドをやってましたんで、あまりに
ジミー・ペイジの影響が大きいと、聞いてる人にバレるじゃないですか?
だから色んな人のミックスを目指していたんですよ。影響がバレない様に(笑)
しかし、弟は完全に吹っ切れててLED ZEPのコピーバンドやってましたから、
ジミー・ペイジに近い方が有利なんですよ。
ほんとビックリする位完コピでしたね。弾き癖まで真似てましたから。
羨ましいな~とも思いましたが、同時に自分は絶対に出来ないな~とも思っていました。

ジミー・ペイジはギタリストと言うよりプロデューサーの手腕が凄いと思います。
サウンドは元より、ロックバンドのあり方を作った人です。
ギャランティの設定や、ステージ衣装、ワールドツアーの概念
あまりメディアには出ずに、神秘性を演出する方法など、
今のロックバンドの指針を作った人です。
中でもサウンドは突出してますね。LED ZEPのサウンドは当時のロックバンドの
サウンドと全く違います。ドラムの鳴りが全然違うんです。
他のバンドはダンボールを叩いた様な平べったい音しかしませんが、ZEPの
アルバムサウンドの立体感と言ったらないです。主にドラムサウンドが凄いの一言ですね。
色々試行錯誤はしていたみたいですが、キモはアンビエンスだったみたいですね。
距離感と言いますか、各楽器の奥行きを出したんです。
これはおそらくLED ZEPが初めて意識的に行った事です。
それをプロデュースしたのがジミー・ペイジなんですよ。
今聞いても全然古くささは感じませんし、むしろ新鮮に聞こえる位ですから、ホント
時代の先を行っていた人なんだなと思います。