LED ZEPPLIN(マニアックブログその12)
前回のブログがキモかったので、払拭する為に(笑)
Led Zepplin
1968年に結成されて70年代のハードロックを代表する
イギリスのバンドです。
1980年ドラムのジョンボーナムが亡くなり解散を余儀なくされますが、
今でも第一級のサウンドは高い評価をされ、世界NO1のバンドとして
君臨しているレジェンドです。
自分がLed Zepplin(この後Led Zep)を最初に聞いたのは多分セカンドアルバム
だと思います。なんだかよく分からないサウンドでイマイチ馴染みきれなかった
印象でした。当時はディープパープルの方がお気に入りで、分かりやすい曲と
リッチーブラックモアのギターに憧れていましたね。
でも、実はその頃の自分はドラム叩いてたのですけどね(笑)
当然エレクトリックギターなぞ弾けずに、ただカッコイイな~って思ってただけです。
さて、時は流れて友人の勧めでLed Zepの4枚目(いわゆる4シンボルズ)のアルバムを
聞かされて、その中の「天国への階段」を聞いてぶっ飛びました。
構成もさる事ながら、ドラムのサウンドが凄かったんです。3連で決めるフィルインは
圧倒的でしたね。ジミーペイジのリードギターも美しくて、Led Zepを聞き直すきっかけに
なった曲です。
それから改めて他のアルバムも聞いてみると、奥深さに気付くんですね。
あれ?これってディープパープルより遥かに高尚な事やってんでない?って。
曲、サウンド、アレンジ、構成と全て規模がでか過ぎて、複雑怪奇だけど
成り立っている事に気付くんですね。
その頃はすでにエレクトリックギターは弾いていたんで、リッチーブラックモアの
コピーから始まったギター訓練がジミーペイジ一辺倒になります(笑)
リードギターは何となくコピー出来るんですけど、コードが分からないんですよ。
普通にDコードだと思っても、何か違う音が鳴ってる、これどこで弾いてるんだ??
って謎だらけなんですよ。
開放弦も多用する人で、1人で二人分の演奏するみたいな感覚ですね。
ハイブリッドピッキングを物凄いスピードで弾くし、ビギナーギタリストには
相当ハードル高かったです。
アコースティックギターの名手でもありますんで、影響はかなり受けました。
アコースティックの曲も変則チューニングで弾いてる曲が多く全くコピー出来なかったです。
オープンGとかEとかのチューニングではなくて、ジミーペイジが自分で作った
変則チューニングなので、そりゃ~分かる訳ないですよね。。。
レギュラーでコピーしてもニュアンスが全く違うんで、これじゃ~ないよね~
と分かっていても、正解が分からない時期が長かったですね。
チューニングの謎が解けたのは何年もしてからでした。
「ブロー・イン・アー」とか「カシミール」「レインソング」等は、全部変則チューニングです。
アジアンテイストのDADGADチューニング等は割と有名ですけど、他のはホント変態です(笑)
Led Zepの場合ギタリストのジミーペイジがクローズアップされがちですが、他のメンバーも
すご腕ミュージシャンばかりです。正に天才が集まった奇跡のバンドだと思います。
ロバートプラントのハイトーンヴォーカルは後のヘビーメタルの指針を示しました。
当時は誰もあんなボーカリスト居ませんでしたから。
ドラムのジョンボーナムの破壊的なドラミングも後のハードロックドラマーに大きな
影響を与えました。当時のドラマーってジャズドラマーばかりでしたからね。
ベースのジョンポールジョーンズも扱いは地味ですけど、物凄いベース弾きます。
ジャズを基本にしていますが、裏で凄い事平気でやってますから。
これはDVD「ロイヤルアルバートホール」の映像見ればわかります。
彼の場合鍵盤も弾きますから、ホント無敵ですね。
レスポールを低く構えて弾く姿は、ジミーペイジのトレードマークですが、
当時には誰もやらなかった事を始めてハードロックの基礎を作った人達です。
もう全てが「かっこよかった」の一言につきますね。
ロックってカッコよくないとダメなんだと言うのを刷り込ませてくれたバンドです。
ローリングストーンズの不良っぽいカッコ良さもアリですし、ピンクフロイドの知的な
カッコ良さもアリなんですが、Led Zepの場合お洒落なカッコ良さなんですよ。
それにすっかりハマっていました。
だから自分が伊達さんに「チューナーをベースのヘッドに付けて零式の曲演奏するんじゃね~!」
って言ってるのもそこから来てるんですよ(笑)
例え同じ音がしてもJC-120じゃダメなんです(笑)マーシャルアンプじゃなきゃ~ダメなんです。
なんか様式美みたいな「こだわり」ががぜんあるんですよ。
一番好きなアルバムは「フィジカルグラフティ」ですね(2枚組ですけど)
一番好きな曲は?と聞かれたら、、何ですかね?
「天国への階段」は一番有名ですけど、違いますね~。「ソング・リメイン・ザ・セイム」は
アルバムよりライブの方が好きです。正に鬼気迫る演奏に圧倒されますよ。
曲もLed Zepでないと出来ない曲です。他のバンドではあの曲は出来ませんし演奏も出来ないでしょう。
う~~ん、悩みますけど「カシミール」ですかね。
何といってもスケール感が凄すぎます。これも他のバンドには出来ない曲と演奏ですね。
同じ意味で「アキレス最後の戦い」も凄い曲です。
Led Zepってロックと言うジャンルには収まりきれないバンドなんですよ。
もう「Led Zepplin」と言う一つのジャンルなんです。他に同じようなバンドが居ないもんで。
そんな愛してやまないLed Zepですが、ちょっとジミーペイジのギターの話をします。
彼がずっと使っているギターは1958年製のレスポールスタンダードです。初期には
テレキャスターでしたが、セカンドアルバム位からレスポールに換えました。
実は当時レスポールの評判はあまり良くなく、ストラトキャスターの方に人気があったんです。
インタビューでは自分の求める音だったから使ったと言ってますが、ライバル意識も高かった
でしょうね。きっと(笑)
そんなレスポールですが、現在値段は高騰していまして、普通の1958年製で2000万円は
下らないと思います。もし、ジミーペイジのレスポールが売りに出されたら最低2億でしょう。
彼はスペアも含めて2本持っています(他の1本は1959年製だと言われています)
No1No2と呼んでいるみたいですが、No1の方が良い具合にティアドロップな色合いで
好きですね。サンバーストが焼けてしまって黄色みがかっているんです。それが生地の
トラ目に合わさって見事です。もう芸術品ですね。もはやストラデバリウス並の
楽器だと思います。
レスポールは重いと言うイメージがありますが、ビンテージのレスポールはそれほどでも
ありません。それはテレキャスターやストラトキャスターに比べたら重いですが、
演奏に支障が出る程ではありません。確かに80年代のレスポールは重いですね。
肩に食い込んで、重いな~と言うイメージはあります。
自分のレスポールも重くないですよ。多分4Kgはないはずです。
じゃなきゃ~あんな長い間演奏出来ませんよね。。ジミーペイジも自分も(笑)
ジミーペイジの場合、ライブとレコーディングの音が全然違います。
これは彼の中で全然別物だと言う意識があるのでそうなってるのでしょうが、
あまりに違って別の曲みたいです。使ってるアンプが違うんですよね。
レコーディングでマーシャルは使ってないんです。
なのでアルバムではギターの歪みがあまりないんですよね。
でもライブだとナチュラルオーバードライブで、美しく歪んでいます。
「祭典の日」とかは分かりやすい例ですね。
見た目のインパクト大のダブルネックギターも弾いています。
当時あのギターをライブで使用していた人はいないと思います。必然があって使って
いたようですが、中々の存在感ですよね。
「ソング・リメイン・ザ・セイム」から途切れる事無く「レインソング」へ移るの
ですが(アルバムでもそうです)確かに2本ギターがないと繋げられないですし
(しかも「レインソング」は変則チューニングですから)
「天国への階段」でもソロ部分は6弦でないと弾けないでしょうから、必然なんですよね。
ま、あのギターをカッコよく見せられるのはジミー・ペイジしか居ないと思います。
下手ウマと称される彼ですが、それは知らない過ぎると断言出来ます。
リードもリズムがずれるとかミストーンが多いとか言われますが、擁護すると
あの低い位置でギター弾いてるんだから、ミスもするでしょう。
それとリズムに関しては、バッキングの時は全然外しません。よってリードに時に
外しはわざとだと思います。本当にリズム感がなければあんなバッキングギターは
弾けないハズです。
70年代初期の演奏を聴けば下手ウマとか言えませんよ。物凄いギター弾いてますから。
もうあんなバンドは出てこないでしょうね。世界を席巻する圧倒的なバンドは今後
出る事はないでしょう。今でも評価が高いバンドはビートルズとLed Zepだけだと
思います。それだけの功績を残して来ましたし、今後この評価が下がる事もないでしょう。
一時期バンクが流行った時に、Led Zepの評判は下がりました。時代遅れの恐竜だとか
金に目がくらんだビジネスマンだとか、、色々言われてましたが、結局間違っていたのは
パンクの連中だったようです。パンクバンドであれほどのレベルの音楽をやれたバンドは
居ませんでした。パンクバンドを否定するつもりはありません(自分もやってましたし)
しかし、正しい目で見れば、Led Zepの音楽は新しく道を開いたパイオニアである事は
間違いない事です。ビートルズはポップ音楽を人々に与え、Led Zepはハードロックを
生み出したのです。
Led Zepplin
1968年に結成されて70年代のハードロックを代表する
イギリスのバンドです。
1980年ドラムのジョンボーナムが亡くなり解散を余儀なくされますが、
今でも第一級のサウンドは高い評価をされ、世界NO1のバンドとして
君臨しているレジェンドです。
自分がLed Zepplin(この後Led Zep)を最初に聞いたのは多分セカンドアルバム
だと思います。なんだかよく分からないサウンドでイマイチ馴染みきれなかった
印象でした。当時はディープパープルの方がお気に入りで、分かりやすい曲と
リッチーブラックモアのギターに憧れていましたね。
でも、実はその頃の自分はドラム叩いてたのですけどね(笑)
当然エレクトリックギターなぞ弾けずに、ただカッコイイな~って思ってただけです。
さて、時は流れて友人の勧めでLed Zepの4枚目(いわゆる4シンボルズ)のアルバムを
聞かされて、その中の「天国への階段」を聞いてぶっ飛びました。
構成もさる事ながら、ドラムのサウンドが凄かったんです。3連で決めるフィルインは
圧倒的でしたね。ジミーペイジのリードギターも美しくて、Led Zepを聞き直すきっかけに
なった曲です。
それから改めて他のアルバムも聞いてみると、奥深さに気付くんですね。
あれ?これってディープパープルより遥かに高尚な事やってんでない?って。
曲、サウンド、アレンジ、構成と全て規模がでか過ぎて、複雑怪奇だけど
成り立っている事に気付くんですね。
その頃はすでにエレクトリックギターは弾いていたんで、リッチーブラックモアの
コピーから始まったギター訓練がジミーペイジ一辺倒になります(笑)
リードギターは何となくコピー出来るんですけど、コードが分からないんですよ。
普通にDコードだと思っても、何か違う音が鳴ってる、これどこで弾いてるんだ??
って謎だらけなんですよ。
開放弦も多用する人で、1人で二人分の演奏するみたいな感覚ですね。
ハイブリッドピッキングを物凄いスピードで弾くし、ビギナーギタリストには
相当ハードル高かったです。
アコースティックギターの名手でもありますんで、影響はかなり受けました。
アコースティックの曲も変則チューニングで弾いてる曲が多く全くコピー出来なかったです。
オープンGとかEとかのチューニングではなくて、ジミーペイジが自分で作った
変則チューニングなので、そりゃ~分かる訳ないですよね。。。
レギュラーでコピーしてもニュアンスが全く違うんで、これじゃ~ないよね~
と分かっていても、正解が分からない時期が長かったですね。
チューニングの謎が解けたのは何年もしてからでした。
「ブロー・イン・アー」とか「カシミール」「レインソング」等は、全部変則チューニングです。
アジアンテイストのDADGADチューニング等は割と有名ですけど、他のはホント変態です(笑)
Led Zepの場合ギタリストのジミーペイジがクローズアップされがちですが、他のメンバーも
すご腕ミュージシャンばかりです。正に天才が集まった奇跡のバンドだと思います。
ロバートプラントのハイトーンヴォーカルは後のヘビーメタルの指針を示しました。
当時は誰もあんなボーカリスト居ませんでしたから。
ドラムのジョンボーナムの破壊的なドラミングも後のハードロックドラマーに大きな
影響を与えました。当時のドラマーってジャズドラマーばかりでしたからね。
ベースのジョンポールジョーンズも扱いは地味ですけど、物凄いベース弾きます。
ジャズを基本にしていますが、裏で凄い事平気でやってますから。
これはDVD「ロイヤルアルバートホール」の映像見ればわかります。
彼の場合鍵盤も弾きますから、ホント無敵ですね。
レスポールを低く構えて弾く姿は、ジミーペイジのトレードマークですが、
当時には誰もやらなかった事を始めてハードロックの基礎を作った人達です。
もう全てが「かっこよかった」の一言につきますね。
ロックってカッコよくないとダメなんだと言うのを刷り込ませてくれたバンドです。
ローリングストーンズの不良っぽいカッコ良さもアリですし、ピンクフロイドの知的な
カッコ良さもアリなんですが、Led Zepの場合お洒落なカッコ良さなんですよ。
それにすっかりハマっていました。
だから自分が伊達さんに「チューナーをベースのヘッドに付けて零式の曲演奏するんじゃね~!」
って言ってるのもそこから来てるんですよ(笑)
例え同じ音がしてもJC-120じゃダメなんです(笑)マーシャルアンプじゃなきゃ~ダメなんです。
なんか様式美みたいな「こだわり」ががぜんあるんですよ。
一番好きなアルバムは「フィジカルグラフティ」ですね(2枚組ですけど)
一番好きな曲は?と聞かれたら、、何ですかね?
「天国への階段」は一番有名ですけど、違いますね~。「ソング・リメイン・ザ・セイム」は
アルバムよりライブの方が好きです。正に鬼気迫る演奏に圧倒されますよ。
曲もLed Zepでないと出来ない曲です。他のバンドではあの曲は出来ませんし演奏も出来ないでしょう。
う~~ん、悩みますけど「カシミール」ですかね。
何といってもスケール感が凄すぎます。これも他のバンドには出来ない曲と演奏ですね。
同じ意味で「アキレス最後の戦い」も凄い曲です。
Led Zepってロックと言うジャンルには収まりきれないバンドなんですよ。
もう「Led Zepplin」と言う一つのジャンルなんです。他に同じようなバンドが居ないもんで。
そんな愛してやまないLed Zepですが、ちょっとジミーペイジのギターの話をします。
彼がずっと使っているギターは1958年製のレスポールスタンダードです。初期には
テレキャスターでしたが、セカンドアルバム位からレスポールに換えました。
実は当時レスポールの評判はあまり良くなく、ストラトキャスターの方に人気があったんです。
インタビューでは自分の求める音だったから使ったと言ってますが、ライバル意識も高かった
でしょうね。きっと(笑)
そんなレスポールですが、現在値段は高騰していまして、普通の1958年製で2000万円は
下らないと思います。もし、ジミーペイジのレスポールが売りに出されたら最低2億でしょう。
彼はスペアも含めて2本持っています(他の1本は1959年製だと言われています)
No1No2と呼んでいるみたいですが、No1の方が良い具合にティアドロップな色合いで
好きですね。サンバーストが焼けてしまって黄色みがかっているんです。それが生地の
トラ目に合わさって見事です。もう芸術品ですね。もはやストラデバリウス並の
楽器だと思います。
レスポールは重いと言うイメージがありますが、ビンテージのレスポールはそれほどでも
ありません。それはテレキャスターやストラトキャスターに比べたら重いですが、
演奏に支障が出る程ではありません。確かに80年代のレスポールは重いですね。
肩に食い込んで、重いな~と言うイメージはあります。
自分のレスポールも重くないですよ。多分4Kgはないはずです。
じゃなきゃ~あんな長い間演奏出来ませんよね。。ジミーペイジも自分も(笑)
ジミーペイジの場合、ライブとレコーディングの音が全然違います。
これは彼の中で全然別物だと言う意識があるのでそうなってるのでしょうが、
あまりに違って別の曲みたいです。使ってるアンプが違うんですよね。
レコーディングでマーシャルは使ってないんです。
なのでアルバムではギターの歪みがあまりないんですよね。
でもライブだとナチュラルオーバードライブで、美しく歪んでいます。
「祭典の日」とかは分かりやすい例ですね。
見た目のインパクト大のダブルネックギターも弾いています。
当時あのギターをライブで使用していた人はいないと思います。必然があって使って
いたようですが、中々の存在感ですよね。
「ソング・リメイン・ザ・セイム」から途切れる事無く「レインソング」へ移るの
ですが(アルバムでもそうです)確かに2本ギターがないと繋げられないですし
(しかも「レインソング」は変則チューニングですから)
「天国への階段」でもソロ部分は6弦でないと弾けないでしょうから、必然なんですよね。
ま、あのギターをカッコよく見せられるのはジミー・ペイジしか居ないと思います。
下手ウマと称される彼ですが、それは知らない過ぎると断言出来ます。
リードもリズムがずれるとかミストーンが多いとか言われますが、擁護すると
あの低い位置でギター弾いてるんだから、ミスもするでしょう。
それとリズムに関しては、バッキングの時は全然外しません。よってリードに時に
外しはわざとだと思います。本当にリズム感がなければあんなバッキングギターは
弾けないハズです。
70年代初期の演奏を聴けば下手ウマとか言えませんよ。物凄いギター弾いてますから。
もうあんなバンドは出てこないでしょうね。世界を席巻する圧倒的なバンドは今後
出る事はないでしょう。今でも評価が高いバンドはビートルズとLed Zepだけだと
思います。それだけの功績を残して来ましたし、今後この評価が下がる事もないでしょう。
一時期バンクが流行った時に、Led Zepの評判は下がりました。時代遅れの恐竜だとか
金に目がくらんだビジネスマンだとか、、色々言われてましたが、結局間違っていたのは
パンクの連中だったようです。パンクバンドであれほどのレベルの音楽をやれたバンドは
居ませんでした。パンクバンドを否定するつもりはありません(自分もやってましたし)
しかし、正しい目で見れば、Led Zepの音楽は新しく道を開いたパイオニアである事は
間違いない事です。ビートルズはポップ音楽を人々に与え、Led Zepはハードロックを
生み出したのです。