ケーブルの話(マニアックブログその9) | 零 思 記

ケーブルの話(マニアックブログその9)

ギターケーブルはダイレクトに音に影響します。
もちろん値段が高い方がノイズシールドも考えてありますし、
電導率も効率が良いように設計されています。
我々の生活環境ではあらゆる電波が飛んでいて(見えませんが)
これが誘導ノイズとして音に乗っかるのです。
もしシールドレスのケーブルを使うと、ノイズだらけで
元の音は埋もれてしまうでしょうね。しかも動くたびに
ノイズの種類が変わると言う、音楽を演奏するのは不可能だと
思います。
では値段が高ければ良いかと言うと一概にそうでもないのです。
ノイズの原因はギターにもエフェクターにもアンプにもあります。
高いケーブルを使えばノイズフリーになるとか言う話でもないのです。
さて、今度は音の種類ですね。
代表的なギターケーブルとして、ベルデン、モンスター、カナレ、
等がありますが、全て個性があり、やる音楽のジャンルや持っている
ギターによって使い分けをした方がいいと思います。
使用した感じだと、ベルデン、モンスターはhigh上がりな感じです。
ただ、昔のベルデンはそこまでhighは上がっていない気がします。
ジミーペイジが使ってたんですけどね(笑)
カナレは日本製品で何の変哲のない、普通の音です。
PAで使っているマイクケーブルの80%はカナレだと思います。
今お勧めはOYAIDE電気と言うこれも日本のメーカーのケーブルです。
そもそもはレコーディングの現場で評価が高まってギターケーブルも造るように
なったのですが、非常にストレートに音を再現します。
何の飾りもなく自然な音です。
音の電導率が半端なく高いので、良くも悪くも誤魔化しがききません。
レスポンスも良くて、立ち上がりも早いので、腕がある人でないと使うのは
危険かもしれません(笑)
私が使っているのは、ギターからエフェクターまではベルデンケーブルに
スウッチクラフトのプラグ。エフェクターからアンプまでがOYAIDE電気。
アコースティックギターにもOYAIDEのケーブルを使っています。
ただ世の中にはもっと知らない良いケーブルもありますので、今後も
試してみるつもりではあります。