マイクの話(マニアックブログその8) | 零 思 記

マイクの話(マニアックブログその8)

マイクを語るのはPAの世界になってしまいますね。
レコーディングでマイク使うのはアコースティックギターの
録音とボーカルの録音位ですから。
では、まず録音のマイクから。
最初はお金がないので、ダイナミックマイク使っていました
多分シュアーのSM57、楽器を録るのに使われるマイクです。
初めて購入したコンデンサーマイクはRODEのNT-1、一万五千円位の
やつです。
「ここでダイナミックとコンデンサーの違いについて語りますと
ダイナミックはいわゆるダイアフラムに直接音が当たってアンプで増幅させて
音が出るタイプ、スピーカーの逆だと思って下さい。コンデンサーは
コンデンサー板に電気を流し、音の振動を拾うタイプ。ですから電圧が
必要です(ファンタム+48V)ダイナミックの方が大きな音に有効で、コンデンサーは小さな
繊細な音に対して有効です」
安い物でしたが、ホント感動しました。やっぱコンデンサーは違うな~!!って
これってノイマン(ドイツの有名なマイクメーカー)にも匹敵するんでない?って位に。。
そこで満足していたので、結構長い間使っていましたね。
で、ある日ノイマンの安いマイクが出たと言う噂を聞きまして、
(レコーディングスタジオに100%置いてある有名なノイマンU-87は25万位します)
ネットで見ましたら、これ結構いいかも!と思い。購入してみました。
今までのRODEと比べてどんなものなのかな?と思い、出音聞いてみたら、
そりゃ~~ブッたまげました。。。あ、、、今までごめんなさい、流石です。って。
RODEも相当ノイマンに近い音だと思っていましたが、全然違いました。本物は、、
なんせ音の解像度が違いすぎます。ダイナミックレンジが違いすぎます。
高音の出方が全く違います。RODEは作られた感じの高音域なんです。
いや~やっぱ世界のノイマンは違うんだな。。とほんと実感しました。
今までRODEで録っててすみません、全部録り直したいです、、って位の衝撃でした。

さてPAに目を向けると、沢山のマイクがありますが、シュアー、ゼンハイザー、AGK、EV
等々。ま、PAの方は自分プロなんでそれこそ星の数程使っていましたが、結局代表的な
メーカーのマイクに限られてくるんです。他は個人の好みって所です。
そんな中最近感動したマイクがありまして、DPAと言うメーカーなんですが、
コンタクトマイクが有名なんですね。これを生ピアノに使った時の音が素晴らしかったです。
普段はAKG414を使う事が多いんですが、DPAは凄かった!正にナチュラルサウンドでした。
PAマイクってどうしても外で使う事が多いんで、ヘビーな作りになっているんですよ。
本番で壊れたらとんでもない話なんで、すると繊細さが失われて行くんですね。
この兼ね合いが難しいもんで、新製品は出にくいんです。有名メーカーってノウハウ持ってますからね。
その分、レコーディング分野の方が開発しやすいし、実際あらゆるマイクが出ています。
でも、ま~自分は今のノイマンTLM102で十分ですけどね。