…約8600人に影響(転載)


6日午前7時20分ごろ、佐賀県唐津市浜玉町浜崎のJR筑肥線浜崎駅で、上りホームの架線にひも状の異物を駅員が見つけた。撤去するまで列車の運行を約40分間見合わせた。

 同駅によると、下りホームにいた会社員の女性(25)が、上下線の線路を挟んで約10メートル離れた上りホーム側の駅舎近くにいた夫に向かってひもつきの鍵を投げたところ、架線に引っかかったらしい。夫は出勤する妻を駅まで送った後、自宅の鍵を持っていないことに気づき、妻に「鍵がないよ」と叫んだところ、列車が進入してきて慌てた妻が、持っていた鍵を投げたという。

 筑肥線は西唐津―姪浜間でいずれも普通列車が上下各1本運休、上り3本が最大47分遅れた。同線に乗り入れている福岡市営地下鉄と合わせ、計約8600人に影響が出た。

 妻はいったん列車に乗ったが、約30分後に夫と浜崎駅に戻り、平謝り。JR九州広報室は「今後は手渡しでお願いします」と苦笑い。夫婦が素直に事情を説明し、悪意がなかったことに免じて、ダイヤの乱れによる損害賠償請求は見送るという。
http://www.asahi.com/national/update/0806/SEB200808060006.html

なんか?甘い対応だと思うのは?俺だけか?
親の死に目に会えなかった奴がいたら損害賠償できるのか?
取引に遅れそうになりタクシー利用したらタクシー代を請求できるのか?

こんなことってあるんですねぇ……
でも最初読んだときは、確かに悪意のないことっぽいし、損害賠償の請求を見送るほど、誠心誠意こもった謝り方だったんだろうと違和感なかったのですが……

主さんのおっしゃるとおり…
親の死に目に会えなかったとか、大事な取引に間に合わなくて、本来、なくていい時間やお金や焦りなどもあったと考えると…やるせないですよね…↓↓

これほど大事なことではないんですが、自分が大好きなアーティストのライブとかもこんなことで遅れて途中からしか見れなかっただなんて、本当に腹が立つと思います;

とりあえず請求見送りでなにか苦情があった場合、その夫婦に責任をとってもらうって形でしょうか?

たとえ時間が関係なかったとしても、バイトで疲れてやっと帰れると思ったのに、尋常じゃない人込みな上に電車を1~2時間ぐらい遅らされたことがあるんですが、もう本当に恨みたかったです…

ぁあ……なんだか腹がたってきました…!

日本一のバカ夫婦(笑)

そんな事をねちねち言ってる方がおかしいって。
全てに於いてそんなあるかないかわからない状況を想定して行動してたらノイローゼになる。


運行遅延による鉄道会社の損害発生
→鉄道会社の判断 損害賠償請求は見送る決定

親の死に目に間に合わなかったAさんに損害(精神的)発生
→Aさんの判断 <さあAさん、どうする?訴える?>


ということで、別問題でしょう。
あとはAさんがどうするか?ってことじゃないでしょうか。

んな…
そしたら逆に鉄道が動いていたら踏切事故があったかもしれない、駅で飛び降り自殺があったかもしれない…

無限に可能性が出てきますよ。 

車の運転と同じですべては~かもしれないの中で動いているのでは?

考えすぎ、悪意がなかった→鉄道会社が損害賠償請求を見送った→めでたしめでたし。

「もし○○だったら」と考えてしまって腹を立ててしまう人が多いと「世の中おかしい」とおもいます。


実際に迷惑をこうむった人が腹をたてるのはわかるし、
バカな妻だとも思う。

ただ、この程度でいちいち賠償請求だなんていうのは、
余裕のない考え方だと思う。金の問題じゃないし。
すぐに賠償請求という発想とカネさえ払えばいいんだろという考え方の差は紙一重だと思うし。

この程度を許す余裕をなくしたら、いずれは規律正しい全体主義国家。

日本の鉄道の場合、時刻に対する正確度を誇りに思っている節があり、また乗車する側もきちんと列車が来るものという先入観があります。鉄道会社もこの時間を守る事によって無理を来たし、先のJR脱線事故を起こしてしまいました。この点について、防御装置などに重きを置き、脱線事故の教訓とする動きがありました。
ヨーロッパの鉄道などは5分~10分程度遅れるのは当たり前。列車が時刻表通りに来る事も、私の経験上一回もありませんでした。この間乗客は皆好き勝手に座ったり立って待っています。電車は遅れるもの、仕方ないんじゃない、と片付ける風潮が根強くあります。国内と海外とでは公共の乗り物に対する捉え方が異なるんでしょうね。日本の列車の正確さは正に世界に誇れる程緻密で正確なものです。

しかし今回の夫婦は、列車事故に対して懸念を持っていなかった軽率な行動という事なのでしょうが、きっと彼等は時間に追われていたからこんな行動を取ったのでしょう。急いでいたから手渡しせずに、鍵を投げたという心理だったのではないでしょうか。列車の正確さに対して、乗車する側も時間に追われる風潮になってしまっている感は否めません。

まぁ、もめると最後は金銭による清算で全て片付けるわけですが、今回の鉄道側の対応は良心的且つ乗車するお客様への対応のサービスの一貫として、苦言を呈しながらもこのような措置になった点では好感が持てました。8600人へのご迷惑を思えば、この夫婦の軽率な行為はいかがなものかと思いますが、それでも乗車された8600人の中で、時間に対して少しでも余裕のある考え方を持っている人もいると期待し、バカな夫婦だと苦笑しながら許せる人がより多く存在する事を望んでいます。

今回のこの夫婦の行動を通して、時間に対する余裕の有無、または時間に対する考え方について、考えさせられる機会に私は思えました。