怖くないけど心霊系です。


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夜中、ふと誰かが
掛け布団をかけ直してくれて
目が覚めた。

母だと思った。

けど、わざわざ夜中に
隣室から起きてまで
布団かけに来たことはない。

そのあと、隣の茶の間?
(リビングと呼ぶには狭すぎる笑い泣き)から

寝息のような
小さいイビキのような音が聞こえ

『あれ?弟が泊まりに来たのか?』

と、素直に思った。

ら、
ちゃんと掛かってるのに
また掛け布団を
かけ直してくれる誰か。

「脳は起きてるけど
 体が寝てる状態」の金縛りで
まともに言葉も発せなかったけど

「だえ?(誰?)
 だえあお?(誰なの?)」

聞いても返事はない。

すると今度は左隣から寝息。

左を向くと、窓から入る光で
シルエットが浮かび見えた。

たぶん男の人。
秒で「生きてる人じゃない」
わかった。

そもそもベッドはシングルで
左隣に寝るスペースはない。

横を向いた時
高さは自分と同じだった。
てことは宙に浮いて寝てる事になる。

にしても全く恐怖感はなかった。

まぁいいかと寝た。


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朝、母が起きてきて
「昨夜、布団かけてくれた?」
聞いたら
「寝室になんて行ってないよ」
と母。

えっ?
あの手の感触は
幼い頃、布団をかけてくれた
母の手の感触だったんだけど…。

そこで初めて、すべてのことが
目に見えない方々の行動?
だったんだ、と気付いた。


けど、布団をかけ直してくれたり
添い寝してくれたり
まっっったく恐怖感がなかったから

たぶん
ご先祖様の誰かなんだろう。


夢か?とも思ったけど
ばっちり起きて目を開けて確認し
掛け直された布団の感触も
リアルにハッキリ覚えてる。

実際に誰かが来てくれたんだろう。

ここ数日、仏壇の前で
ご先祖様を思い手を合わせてたから
そのお礼なのかな?

お礼なんて、とんでもない。
こちらこそ、いつも
ありがとうございます!
なのだけれども。

望むとするならば

あたしではなく、落ちてる弟の心を
支えてあげて頂ければと思います。


なにはともあれ
お布団、温かかったです。
ありがとうございます。

イビキも、小さめなので
助かりました(笑)

ご先祖様へ思いを向けて
供養の心、続けますお願い