一年の間に...
光紀の大事なお友達を二人も失いました。悲しすぎて胸が張り裂けそうです。
元気になるための手術なのに...
小さい身体でいっぱいいっぱい頑張って耐え抜いたのに...
なんで神様は守りぬいてくれないの?
神様て何?罰を与えてほしい人は世の中にいっぱいいるのに。

光紀が病気で産まれて、今まで気づかなかった幸せをいっぱいもらってる。
いっぱい私を人間として成長させてくれてる。
優しさ、怒り、感謝、たくさん教えてもらってる。
光紀には、本当に感謝しかない。
でも、今まで味わうことなかった、大事な人との別れ。悲しみ、試練も多すぎる。
光紀が今元気に生かしてもらってるのは、本当に奇跡なんだと、
改めて抱えている病気の重さを痛感しています。
まだ3歳の光紀には、お友達の死を受け止めれません。理解も無理です。
でも、写真を見せて私は伝えました。大事なお友達がお空に逝ってしまった事を。光紀にはちゃんとお友達がいることを。光紀は、分かっていないようで、少し分かってくれたみたいです。
空に向かって手をあわせ、「ありがとう。ずっとお友達でいてね」と言いました。
そして、兄姉ちゃんにも光紀のお友達が亡くなった事を話しました。
佑紀にはこたえていました。
光紀が今側にいることは当たり前じゃないことを必死に伝えました。
そして、自分の元気な体も当たり前じゃないと強く言いました。
これが病気を抱えた弟をもつ兄姉が乗り越える現実です。

主人も、私も子供達より先に逝きます。
私達がいなくなったら、兄弟で助け合い生きていかなければならない。
光紀には、これから順調に生き続けてくれても...
将来の伴侶が見つかる可能性は低い。
だからこそ、一人でも生きていけるように兄姉がちゃんと支えになれる人間であってほしいです。

辛い現実を受け止めて、たまたま運良く生きてくれている光紀には、お友達の分も命を背負って、輝いた人生をまっとうしてほしいです。



みんなそれぞれ、抱えてるものがあると思います。
人には分からない、自分だけの苦しみがあると思います。
でも、世の中には、自分で意思を伝えることも出来ない、未来があるはずの小さな命が毎日旅立っています。

当たり前なんて人生にはないです。
自分を必死に産んでくれた親がいて、その親をまた必死に産んでくれた先祖がいて。
自分は、みんなのお陰で生があるのです。

可愛い子供達に出会えたのは、私を産んでくれた両親、先祖のお陰です。

感謝して、日々精進したいです。

そして、これを読んでくれたみなさんが、何かを感じとってくれて、自分や家族を大事にしてくれたら、
亡くなったお友達は安心してくれると思います。