昨年の3月のこと

TVの番組で滋賀県にある有名な神社のことを紹介していた

そこは

多くのアスリート達が

大きな試合の前に必勝を祈願するために通うという神社なのだそうだ

その神社の名前は太郎坊宮、正式には阿賀神社という

ご祭神は、正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊(マサカアカツカチハヤヒアメノオシホミミノミコト)

勝利と幸福を授ける神様として知られているらしいのだが、

実は私は全く知らなかった

赤神山の中腹に阿賀神社はあり、この山自体がご神体になっているとのこと

近江鉄道・太郎坊宮前駅から見る赤神山は三角形でまるでピラミッドのようで

駅を出て道路を渡ると

すぐに大鳥居があり、山の麓までの道の両脇には所どころ石灯篭が立っている

私は車で行ったので車で大鳥居をくぐったのだけど

駅から歩いていくと、登り口まで20分程かかるらしい

石灯篭の間を山に向かって車を走らせていくと

なんだか不思議な気分になる

現実離れした世界に入り込んでいくような。。。。感じ

 

麓から山頂の本殿まで742段の石段が続いている

願をかける人は麓から石段を登っていくのだそうだが

私は競技から引退してから脚が弱ってしまっていて

742段の石段を上る自信がなかったので

麓の駐車場ではなく、山頂の駐車場までは車で登ることにした

とは言え

山頂駐車場からでも三分の一程の石段は登らなくてはならないのだけどね

駐車場から祈祷殿、長楽殿、拝殿永安殿へと進み

朱の鳥居をくぐって登っていくのが表参道

この写真を見て勾配の急さがわかるだろうか

 

 

この山には太郎坊天狗が住んでいて

最澄が阿賀神社を開山(開基)するときに

太郎坊天狗の力を借りてたとされている

ちなみに

鞍馬山の次郎坊天狗と兄が太郎坊天狗なのだとか

 

石段を登ると見えてくるのがここ

 

鳥居の向こうは夫婦岩と呼ばれる大岩の間に80センチ程の間道が続いている

「善良な人が通れば願いが叶い、悪心ある人が通れば挟まれる」との言い伝がある

間道を抜けていくときに両方の岩から圧迫感を感じる

それって私の中に少し悪心があるってことなのかな?

ギリギリセーフ程度の。。。。

 

 

間道を抜けると岩にへばりつくように本殿がある

拍子抜けするくらい小さい

とは言え霊験と大きさは関係ないよね

でも

内部もすごく狭い

 

 

 

本殿のよこの石垣に

源の義経が源氏の再興を祈願した時に、腰かけたといわれる岩があると書いてあったけれど

私は見つけることはできなかった

本殿に参拝して

帰路は本殿横を通って裏参道の階段を下っていく

所どころに七福神の像と福助の石像が立っている

お百度参詣道というのもあった

絵馬殿から祈祷殿に戻る

他の参拝者の皆さんは、ここからさらに麓に続く石段を下っていく

生憎の小雨

滑らないようご注意ください

 

駐車場に戻って車に乗り込む

さてと、

次の目的地は彦根城近くの夢京橋キャッスルロードにある比内地鶏のほっこりや

ここの親子丼を食べるのがこの日のメインの目的なのだ

(太郎坊天狗さま、申し訳ない)

たまごとろとろの親子丼って

実は一度も食べたことがない

いろいろとTVで紹介されているのを見るたびに

ずぅ~っと食べたいと思っていたんだ

でも太郎坊宮でのんびりしていたせいで

お昼の営業時間に遅れそうになっていた

ここまで来て間に合わなかあったらどうしよう

ちょっと焦った

とは言え

安全運転を心がけるのは当然で

慎重に急いだ

 

頑張ったかいあって、何とか昼営業の終了時間30分前には駐車場に入ることが出来た

店内は結構混雑していたが

長く待つこともなくカウンター席に案内された

すかさず注文!

そして運ばれてきたのが

これ

 

 

おぉっ

生まれて初めての、たまごとろとろの親子丼 だ

 

 

早々にスプーンで食す

味は少し淡い目

これってたまごの甘みを損なわない味付けなんだろうな(たぶん)

比内地鶏の食感もいい

でも残念ながら

楽しい時間はすぐ過ぎる

もうちょっと何か注文すればよかった。。。。。

 

冷静に考えれば

既にお腹いっぱいなのだから

これくらいでちょうどいいのかもしれないな

 

店の駐車場を出て公共駐車場に移動

彦根城は何度か訪れているので

しばらくキャッスルロードあたりをぶらついた

 

往路は一般道だけで来たのだけど

復路は高速を利用して帰路についた