私は、パソコンが得意というわけではない。
16歳くらいの時に、パソコンに初めて触って、ホットメールとチャットを友達につくってもらって少し使っていたくらい。
パソコンも習ったこととかなくて、いつもあやふや。
なにが苦手ってタイピングね・・
打ち間違いだらけ。これで時間をくう。
本当に、あきれるくらい、タイピングができなかった。
はがゆいんだよね。本当に。
もともと手が器用ではない。
運動性障害があるから、いっつも間違ったキー押しちゃう。
全部の文字を打ち間違うから、全然進まない。
ネットビジネスどころではなかった。
そこで、フリーソフトのmikaタイプでタイピングの練習をはじめた。
はじめは、キーの位置から覚えていく。
ホームポジションってなに?からわからなくてちんぷんかんぷんですよ。
一行ずつね。わからなくて、イライラするけどがんばった。
そして、ちょっと覚えたら上の行。ちょっと覚えたら下の行。
これを繰り返して、なんとなく覚えたと思ったら、ローマ字練習をはじめた。
普通の人からしたら、指が場所を覚えるのも遅かったはずだ。
mikaタイプはフリーソフトで、無料なんだ。
グラフィックとかすごくなくて、めちゃくちゃシンプルだけど私にとっては使いやすかった。
パソコンの起動画面の下のタスクバーにピン留めしておいて、毎回パソコンが立ち上がる間の時間にタイピング練習している。
最初は、一分間に40文字くらいだった。
今では、一分間に180文字くらい。
まぐれで速く出来た時は200ちょっと。
速く打てるようになるとだんだん楽しくなってくるよ。
手元を見ずにタイピングが出来ると、仕事がかなり速くなる。
運動性障害のある、私に手元を見ずにタイピングなんて無理と思っていた。(いまでも、多少は打ち間違えるよ。)
でも、今ならこんな私でもできたんだから、あなたにもできるといいたい。
吃音という障害をもっている偉大な歌手のスキャットマン・ジョンさんを知ってるだろうか?
彼は、吃音で子どもの頃から苦しんで、アルコール依存症だった。その彼は本当に遅咲きだったけど、50歳を過ぎてから世界的な歌手となった。今でも、一度聴けば誰でも知っているSCATMANという歌の中で彼はこういっている。
''If the Scatman can do it so can you!''
スキャットマンにもできたんだから、お前もやれる!
この歌を聴くといつもめっちゃ励まされる。
私も、スキャットマンみたいに、絵を描くことであなたを励ましたいんだ。