私的には可も無く不可も無く、ちょっと地味なエピだったかな。
でもブースを指導した大先輩が出てきたのが見所の一つ。もう少しこの辺をググっと描いて欲しかったな。
■Episode 3x02 - “Soccer Mom in the Mini Van”------
Written By: Elizabeth Benjamin
Directed by: Allan Kroeker
子供たちがサッカーをしている側でミニバンが爆発し、B.Bコンビが現場に向かう。ボーンズは逮捕された父マックスと会う為に便宜を図ってもらうことを拒んでいた。
BRENNAN: The federal detention facility already has visiting areas.
〔拘置所は面会室があるわ〕
・detention facility:拘置所
BOOTH: Yeah, behind 2 inch glass. Now you'll be able to give your old man a hug.
〔ああ、2インチのガラスを間にはさんでな。お父さんとハグできるのに〕
BRENNAN: I didn't ask for special treatment, Booth.
〔特別扱いは頼んでないわ、ブース〕
このドラマに出てくる「サッカーマム」は、直接は子供にサッカーをさせるママのことですが、もう少し広く「子供の教育に熱心なママ」という意味で使われます。ドラマの冒頭にチラっと写りますが、ミニバンに「サッカーマム」のステッカーを貼ってる人が多いそうです。
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ブースが爆弾処理班のフロスト捜査官を連れてくる。ホッジは彼女の魅力に目が釘付けに…
(Cut to: Jeffersonian: Forensics area)
BOOTH: She'll be working with you, Hodgins.
〔ホッジンズ、彼女は君と働くことになる〕
HODGINS : Yes, please. What? No, no. Um, hmm? Ja..Hodgins. Doc – Doctor. Okay.
〔ああ、どうも。ああ…うう~、ホッジンズ、ドクターホッジンズです〕
二人とも離れて離れてーーっ!
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フロスト捜査官が気になるホッジに、アンジェラがくぎを刺す。
ANGELA: Look, Jack. I really don't care what's going on in your pants. As long as it stays in your pants.
〔ねえジャック、あなたの下半身にどうなっても気にしないわ。パンツの中にとどめておくならね〕
“ as long as ” ← コレって「…さえすれば、 …する限り」という意味の必須イディオムで、ドラマ見てても必ずと言っていいほど登場するけど、一番インパクトあるセリフがこのアンジェラのやつ(笑)。
最近はドラマ見てても、「as long as」が耳に入ってくると、「あ、パンツ」って浮かびます(笑)
どんなシリアスなシーンも、ホラーなシーンも、一瞬で「あ、パンツ」(笑)
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ごく普通のサッカーママと思われた被害者は、実はかつての過激派の一員で、指名手配中のジューン・ハリスであることが分かった。
ANGELA: NLA?
〔NLAって?〕
BOOTH: National Liberation Army.
〔国家解放軍だ〕
HODGINS: Student radicals in the 70's. Thought they could change the world. Set off bombs in army recruiting offices, torched cop cars-
〔70年代の学生運動の頃さ。彼らは世界を変えられると思っていた。陸軍の徴兵所を爆破し、パトカーを放火した〕
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長年ジューンを追っていたベテラン捜査官のサム・ライリーは、真っ先に自分に知らせてくれなかったとブースを怒る。
↑ ジュリアン検事が画面の真ん中にいると、狭く感じるのは気のせいかしら???
SAM: And you Booth. I trained you. You think this is right? To blow me off like this?
〔そしてブース、俺はお前を鍛えたんだぞ。なのにこの仕打ちか?〕
BOOTH: I just got thrown the case, Sam. Don't go wailing on me.
〔俺も知らなかったんですよ。噛みつかないでください〕
・wail on:〔動(+前+(代)名)〕〔…のことで〕不平をいう,こぼす
ブースの先輩、サムの登場。いかにもベテランって感じ。FBI捜査官というより、叩きあげの刑事って感じだわ。
ブースの組織内での立ち位置というか、ポジションや、同僚との関係とか、実はあまり描かれてないのね。そういう意味でちょっと新鮮です。
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ボーンズは刑務所にいる父との間で、わだかまりが溶けずにいた。
MAX: So the prosecutor's gonna want to talk to you about me. It wouldn't hurt if you, uh, had some good things to say about your old man. Might even offer to testify on my behalf.
〔検事が私のことでお前と話をしたいそうだ。自分の父親の長所を語っても別に構わないだろ。よかったら法廷でも私の代わりに証言してもらえないだろうか〕
・prosecutor:検察官、検事
・hurt:[否定文で] 《口語》〈人に〉差し障る,不都合である.
・testify:証言する
・on(in) behalf:~を代表して、(人)の代理として
BRENNAN: Is that why you finally apologized?
〔さっき謝ったのはそういう事?〕
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ボーンズはブースに父親との事を話す。
BOOTH: Ya know, look. I'm - I should never have gotten in the middle of all this, I'm – I'm sorry. I was just – I'm just trying to help.
〔まあ確かに君たちの関係に口を出すべきじゃなかった、謝るよ。ただ力になりかったんだ〕
BRENNAN: He wanted me to testify on his behalf. He just wants to use me.
〔父のために証言してくれって頼まれた。私を利用したいだけなの〕
BOOTH: Well, he's s con man, Bones, that doesn't mean that he doesn't love you. He's just looking for a little payback.
〔彼は詐欺師だ。だが君を愛してないわけじゃない。彼はほんの少し応えて欲しいだけなんだ〕
・con man:(=cónfidence màn)詐欺師
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犯人はジューン・ハリスの夫であることが分かり、ブースたちは逮捕に向かう。
JEREMY: I caught her sneaking out one night. She had been seeing him. She betrayed me, Celia. She betrayed us.
〔夜抜け出すママを追ったら、あの男と会ってたんだ。彼女は私を裏切ったんだ、セリア。ママは私たちを裏切ったんだ〕
CELIA: How could you do this?
〔どうしてこんな〕
JEREMY: 25 years I believed she loved us but she used us to keep her cover-
〔25年間、彼女の愛を疑ったことはなかった。でも彼女は自分を偽装するために私達を利用したんだ〕
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事件は解決し、ブースはサムが犯人ではと疑ったことを詫びる。
(Cut to: FBI – Booth's office)
BOOTH: Listen, Sam. I – I want to apologize.
〔聞いてくれ、サム。謝りたいんだ〕
SAM: Hey. I would have done the same thing myself Well, maybe not quite the same thing. I would have slapped me around a little bit. To the changing of the guard.
〔おい、俺だってきっと同じことをした。いや、まったく一緒じゃないかな。俺ならおそらく殴りまくっていた。兵士の交代に〕
先輩が出てきた~と思ったら、もう引退(笑)
若かりし頃の熱血ブースの活躍とか、そんな話しをちょっと入れて欲しかったわ
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BOOTH: God, you know, I love this place. I love it. I love this country. You know, I tell ya something, If I was working law enforcement back in the day when they threw all that tea, alright, in the harbor – I'm good, alright, I'm – I'm good. I would have rounded everybody up and we'd still be English.
〔ここ最高だな。大好きだ。この国も愛してる。もし俺が港に茶が投棄された時代の捜査官だったら、優秀なこの俺がみんな逮捕しちまって、いまでもここはイギリスだったろうな〕
・law enforcement:法の執行
・all that:全部の
・round up:〈犯人一味を〉検挙する
〔 when they threw all that tea……in the harbor 〕
↑ ↑ ↑ ↑
これが最初さっぱり分からなかったんです。
なんでこれで「植民地時代の…茶会事件」てなるの?って。
で、茶会事件を調べました。
↓
ボストン茶会事件(wiki)
これでやっと分かりました。
イギリスの植民地支配に反対する側が、
港に停泊中の東インド会社(懐かしい!)の積荷の紅茶箱を、
港に投機したという事件。
アメリカ独立革命を象徴する事件だそうです。
聞いたことはあるけど、どういう事件がよく知りませんでした。
上のブースのセリフは直訳すると、
「港に全部の茶が投棄された頃(時代)」、ということだったんだなって。
これが転じて、「植民地時代の茶会事件」という意味に。
このたった一言にえらい時間かかりました。
こうやってこだわって調べることが、自分の力になるといいんだけど…ねぇ…(^_^;
BRENNAN: Ya think?
〔そう思う?〕
BOOTH: Yup. Yup. Definitely.
〔そうだ、間違いない〕
このラストも好き♪ ブースがチョコンと頭をボーンズの肩に乗せるシーン。
私もこういうのやってみたいわ~、 もちろんブースと、ヘヘヘw( ̄∇ ̄)w
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