気づけば…10月も最終週じゃあ~りませんか
あんなに暑かった夏もどこへやら…
朝晩は肌寒くなってきました
さて
今回は、2010年に発表されたモデルの…
serta(セルタ)をピックアップ
発表から4年…前回ブログのバシニウムに続いて人気のモデルです
モデル名…serta(セルタ)とは、ラテン語で「花輪」という意味だそうです
花形に並んだラインストーンと、葉っぱの形の擬似七宝の組み合わせなんですよ
擬似七宝加工前のフレームです
密着を上げる前処理を施して
いざ作業開始
先ずはラインストーン貼りから
うちの会社で使うラインストーンは、100%SWAROVSKI(スワロフスキー)社のラインストーンを使ってます
このラインストーンも擬似七宝のクリアの液で貼るんですよ
これが張り終えて乾燥から上がった状態
この写真は、2013年の新色で、ラインストーンも三色使いになってます
このセルタ…フロント部分にもステンド箇所があるんやけど、フロント部分は何ら問題無し
問題があると言ったら…
テンプル部分の一箇所のみ
このステンド箇所が一番大きいんやけど、これ以上大きいとテープステンドの作業になるギリギリの大きさなんです
液はもちろん、作業が出来る硬さでMAXな硬さに
ステンド加工ショートバージョン
↑
一応、YouTubeにステンド加工の様子をアップしたリンクを貼ったんですが…
見れましたか
見れなかったらゴメンなさい
YouTubeの検索から…
ステンド加工←これはロングバージョンです
ステンド加工ショートバージョン
の二つの動画をアップしましたので、興味がある方は覗いてみてくださいね
この動画を見れたと仮定して
擬似七宝加工には箇所に合った針の太さを選ぶのも重要なポイント
うちがよく使う針は…
こんな感じです
一番左側の針…
ねっちゃんとした注射針でしょ(笑)
でね…
このセルタのステンド、見た目には分からない難しさがあるんです
それはって聞きたいやろ
それはですね~
セルタのフレームは薄いんです
薄いって…フレームの厚みの事なんやけど…
右側がセルタ
左側がごく一般的なメガネ
ねっねっ
厚みが倍以上違うやろ
厚みが違うだけで、何が大変なの?って言いたいでしょ
ステンド加工は、先ず縁の内面に液を塗ります
内面に液を塗り終わったら表面張力で液を繋げて液の膜で覆います
その内面に液を塗る時に、厚みが無いと…
分かりにくいけど、液がブチっとはみ出てるのが見えるでしょうか
ちょっとした液の出し加減や針の角度で、はみ出ちゃうんです
こんだけカムロさんの仕事をやりこくってるのに、厚みの無いフレームのステンド作業は、塗り終わった後板に並べる前にはみ出しが無いか一枚一枚検品はみ出しがあったら綿棒で綺麗に仕上げて乾燥させます
でも、チタン素材を使ってなお…厚みを無くしたセルタは、とっても軽くて柔らかいイメージなんです
それなのに、メガネを掛けた時の安定感もある
それは…
超~分かりにくいんやけど
フロントフレームを上から見た写真で、真ん中の茶色い部分がメタルフレーム
そのメタルフレームをアセテートシートで挟み込んだ感じになってます
だから、軽くて安定感があるんですね~
カムロさんのオフィシャルブログからの情報で、セルタの二色がアセテートの生地の廃盤により生産出来なくてなったとの事
そのかわりに、今年は二色の新色が登場しました
手にとって見れる方は、じっくりと実物を見てみてください
そうじゃない方は、ぜひカムロさんのHPを覗いてみてくださいね
今回のセルタ、この二色を担当させてもらいました
今回のブログには、初めて動画を載せようと試行錯誤
プレビューで確認しても、動画画面に繋がらないので…
皆さんも見れないかもしれませんが
超アナログ人間のうちが、寝る間を惜しんで頑張って(リンクを貼り付ける)ブログをアップしたことを汲んでやってくださいね
我が家では、朝晩は暖房器具が欠かせなくなってます
どうか、体調を崩されてませんように
ではでは