こんばんわ♪にゃんちゅーです d(`・∀´・+)
ここ最近、色んな方々のブログを読んでみた所、非常に興味深い内容の記事があったので、私のブログでも取り上げてみようと思います。
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「対戦において、皆さんが最も大切にしている事は何ですか?」と問うと、恐らく殆どの方々が「アドバンテージです。」と答えるだろう。
遊戯王と言うカードゲームにおいて、アドバンテージを大切にするプレイングを心掛けるのは当然の事である。
アドバンテージを確保しつつ、相手のライフポイントを削りに行けるのであれば、それは理想的な対戦であると言えるだろう。
しかし、目には見えない所でアドバンテージを失っている事もある。
皆さんはお気付きだろうか? 目には見えないアドバンテージに…
目には見えないアドバンテージと言う物を、最も説明しやすいのが、魔ガジェサイカリバーである。
魔ガジェサイカリバー… そう、サイカリバーの消費の早さを、ガジェットで補ったデッキの事であり、地砕きを筆頭に、抹殺の使徒や死霊騎士デスカリバー・ナイトなどの、一流の除去カードが名を連ねるデッキの事である。
例えば、下記のような状況の場合…
魔ガジェサイカリバー使用者の手札:サイバー・ドラゴン、イエロー・ガジェット、抹殺の使徒、地砕き、収縮
魔ガジェサイカリバー使用者の場:なし
対戦相手の手札:4枚
対戦相手の場:サイバー・ドラゴン
さて、このような状況において、あなたならどんな戦術を取るだろうか?
恐らく、この記事を読んでくれている方々の中には、サイバー・ドラゴンを特殊召喚→イエロー・ガジェットを通常召喚→地砕きで、相手のサイバー・ドラゴンを破壊→攻撃して、3300ポイントのダメージ と言う戦術を取る方も居るだろう。
上記のような戦術を取った場合、魔ガジェサイカリバー使用者が、イエロー・ガジェットの効果によって、手札アドバンテージ+1と、攻撃する事によって発生した、3300ポイントのライフアドバンテージを獲得しています。
しかし、この時点で、魔ガジェサイカリバー使用者は目には見えないアドバンテージを2つも失っているのである。
「( ゜Д゜)ハァ? 何だそれ?」と思った方は、もう一度、対戦相手の場を見つめ直して頂きたい。
良く見ると、対戦相手の場には、伏せカードがないではありませんか!!1
対戦相手の場に伏せカードがないと言う事は、一体どう言う事なのか? そう、自分のターンに何をしようが、相手に干渉される事は一切ないと言う事です。(クリボーなどの、例外は存在しますが…
そのような状況で「何故、サイバー・ドラゴンを特殊召喚する必要があったのか?」、「何故、地砕きでサイバー・ドラゴンを除去する必要があったのか?」と言う疑問が生まれます。
あなたも初心者だった頃に学んだハズです、「ライフポイントを必死に削った所で、勝利を手にする事は出来ない」と言う事を…
「強い… 強い過ぎる(´Д`;)」と言われているガジェットも、所詮単体では無力なわけです。
この時点では、魔ガジェサイカリバー使用者が、対戦相手のライフポイントを大幅に削る事に成功し、魔ガジェサイカリバー使用者の場には、サイバー・ドラゴンとイエロー・ガジェットが存在する…
一見すると、魔ガジェサイカリバー使用者が優勢のように見えますが、もしもこのような状況で、対戦相手にライトニング・ボルテックスを使用され、その後にキラー・トマトを出されたりなんてしたら… 考えただけでも恐ろしいですね((((( ゜Д゜)))))ガクガクぶるぶる
「サイバー・ドラゴンも地砕きもない」、「リクルーター相手に収縮は無意味」、「手札にあるのはグリーン・ガジェット」… もしもこの絶望的な状況で、魔ガジェサイカリバー使用者がグリーン・ガジェットを通常召喚して、対戦相手のキラー・トマトと相打ちに持ち込んだとしましょう。
もしも相打ちした事によって、首領・ザルーグが出てきたら… 魔ガジェサイカリバー使用者の敗北は確定したようなものですね(´・ω・`)ショボーン
上記のような状況において、無難にもライフポイントを削りに行った人は、対戦相手の行動を予測しようとしなかった人、つまり戦局を予想する事が出来なかった、中級者のスタートラインに立った程度の人でしょう。
何も、目には見えないアドバンテージは魔ガジェサイカリバーに限った事ではありません。
例えば、上記に掲載した除去魔法や、その他にも、墓地からモンスターを特殊召喚するカード(Ex:早すぎた埋葬、リビングデッドの呼び声など)もそうです。
もしも、除去魔法を使われた後ならば、その後に同じ除去魔法を使われる確率は低い=使われにくい方のプレイングを取れば良いわけですし、墓地からモンスターを特殊召喚するカードを使われた後ならば、上級モンスターやならず者傭兵部隊を再利用される事はない=その他に脅威なカードを対策すれば良いわけです。
さて、そろそろ目には見えないアドバンテージの何たるかが分かった方も居るでしょう。
そうです、目には見えないアドバンテージの正体は、情報アドバンテージです。
カードの枚数と言う、我々の目に見える形では存在していないものの、作戦を立てる上で、情報アドバンテージと言う物は非常に役に立ちます。
例えば、遊戯王デュエリストレベル認定の方々に何かと嫌われている押収と言う魔法カード。
このカードはもう、情報アドバンテージの塊と言っても良いぐらいだと思います d(`・∀´・+)
押収によって情報アドバンテージを獲得した事により、相手の手札は丸見えですし、相手の取るであろう戦術も、殆ど把握する事が出来ます。
例えば、押収によって、対戦相手の手札を確認する事が出来た時に、対戦相手が抹殺の使徒を持っていたとしましょう。
この場合の対処法は非常に簡単でして、それは相手が抹殺の使徒を使えないようなプレイングを心掛けると言う事です。
このようにする事で、対戦相手の手札にある抹殺の使徒は、対戦相手の手札の中で腐ったも同然であり、それと同時にこれは、情報アドバンテージから結びついたアドバンテージ+1でもあります。
情報アドバンテージを得る事が出来たならば、「どのようにして、対戦相手の手札にあるカードを腐らせるか?」、「どのようにして、対戦相手を自分の思う通りに誘導するか?」と言った事を考える必要がある。
特に、デッキ構築の差が生まれにくい、上級者同士の対戦においては、この情報アドバンテージと言う物が、非常に大きなウエイトを占める事もあります。
中級者のスタートラインに立った程度の人にとって、情報アドバンテージを理解すると言う事は、優先権の行使を理解する事よりも難しいかも知れません。
しかし、この難しい情報アドバンテージと言う物を、如何にして有効活用する事が出来るかどうかが、決闘者としてレベルアップする為の鍵なのではないかと、私は思っています☆( ´-`)b