湯布院(由布院) "南の風"の風便り -23ページ目
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また来てね。~馬より

湯布院の厚生年金病院でリハビリ療養中のYおばさんは馬が大好き。
ほぼ、一日おきに キューリを持って遊びに見える。
大きなオリーブは、お土産のキューリを貰おうと、小さなニョッキを押しのけては独り占め。
ご主人がオリーブを引きつけている隙に、すねているニョッキにあげなくてはならない。
右に左に、結構いそがしい。
Yさんと馬
10数年、付きそうご主人は「いやあ!僕の方が癒されますよ」
と笑顔がさらに優しい。
一ヶ月の療養滞在は今日まで。明日は自宅に帰られる。

馬 
「今度いらっしゃるのは秋ですね。
    また、お土産もってきてね! 」 
  オリーブ&ニョッキより
馬の昼寝

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究極のチーズケーキ

馬の歯が抜けた!

馬の昼寝
由布院の年金病院で療養中のYさん夫妻は、馬に癒されると言って時々、キュウリを土産に馬に会いに来られる。キュウリを食べ終えて、まだ物欲しそうにする馬たちに、餌のヘイキューブ(干し草を固めたもの)をあげてもらった。
すると大変!!オリーブの歯がポロリ!!
さあ大騒ぎ。
あわてて辻馬車のS君に電話すると「3~4歳で歯は抜け替わります」というあっけない返事。
でも一安心。
歯は2センチ×3センチほどの平らな形で、厚さは薄い。
馬の歯!
今日、ホースセラピーの先生の寄田さんが来てくれたので、この件を報告すると。
「これで、彼女も大人です。雌だけが歯が抜け替わるようです」との事。
雄は歯の形状や数も違って抜け替わらないらしい。
雑学のページが増えた。

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湯平、温泉祭り

湯平温泉、温泉祭りに催事企画委員会出演!!
湯平祭り2              湯平祭り1



湯平温泉は懐かしい風情が残った坂道の温泉地。昭和30年に由布院村と合併、湯布院町になった。由布院・湯布院と2つの地名がある理由だ。
大正の頃は「牛鍋」今で言う“すき焼き鍋”で一斉を風靡し、九州はもとより遠く関西や関東からのお客が、大分から蒸気機関車に乗って終点湯平まできていたという。
木造朱塗りの3階建て旅館が、別府よりも先にあったというから、繁盛ぶりがわかる。
宿屋街を下った下湯平では、牛が飼育されていたから地産地消の発祥ともいえる。

戦後は胃の良いと言われる飲温泉を生かした湯治場として長いが、最近、若い後継者たちが元気だ。
元気が余って、地獄の籠かきレースを初めて数年になる。
これに盆地(由布院)から、観光協会の催事企画委員会面々が参加。はじめは、湯平の仲間の祭りを盛り上げようとの参加意識だったが、どっこい祭りは血が騒ぐ!
タイムレースは外国人学生(APU)や自衛隊の筋肉には太刀打ちできない。

そこで狙うは、仮装大賞
8人が画板で作ったテーブルもどきを首からぶら下げ、横一列に並ぶとカウンター。BGMは、先日無くなった植木等のスーダラ節。
歌い踊り本当にビールを飲みながらの籠かきタイムは最下位。
しかし見事に仮装大賞を取って、夜の打ち上げで賞金を使い果たした。
祭り好きの我が家のシェフも仕事をさぼって駆けつけ参加していた。

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馬とコントラバス

                                                深沢 功
コントラバス&ギターという珍しい組み合わせのコンサート。

コントラバスのソロも滅多に聴くことは出来ない。バスの深沢功さん
は、九州交響楽団の主席バス奏者。

世界的に非常に評価の高いフィンランドのクフモ音楽祭に招待された事からも彼の実力は察しがつく。

楽器も1730年にナポリで作られたニコラ・ガリアーノ作の名器。
1730年というと日本では8代将軍、徳川吉宗が享保の改革を行った頃、280年も昔の楽器。ヴァイオリンに比べコントラバスは極端に名器の数が少ない。

事実、すばらしい演奏を聴かせてくれた。

サロンコンサートということで比較的なじみのある曲が多かったが、18世紀イタリアのコントラバス奏者で作曲家のボッテジーニの曲は特に素晴らしかった。超絶技巧を駆使しながらもロマンティシズムあふれる名曲だ。

橋口武史さんの上手くアレンジされたギターの伴奏も音量適に若干無理はあったものの良かった。

素晴らしい奏者と楽器と名曲の数々が楽しめた。

店の庭では馬たちが「私の尻尾の毛が無かったらなにも出来ないくせに…」と餌をねだっていた。



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究極のチーズケーキ


初めまして、南の風です。

「カレー屋さんやラーメン屋さんがあるふつうの生活の町」が、観光の原点じゃないかな?


観光だけに特価されれば生活がおかしくなる。
…と15年前、駅前に「レストラン南の風」をオープン。
インド人からスパイスを仕入れてカレーからスタート。

「観光土産しか売ってないのも、変な町」

というので世界の民芸に目を向け、町民も楽しめる商品を集めた。
まだ「輸入雑貨」という言葉も使われていなかった頃の話。
やがて「雑貨店」が雨後の竹の子。
世界的にも本当の手作り民芸品が極端に少なくなり、生活とかけ離れた土産雑貨が目立つようになってしまった。

ここ10年の観光スタイルも人の動きもなんだか忙しい。

     「原点に返ろう!」

と駅前観光から駅裏に移転。沖縄から馬が2頭来て

“今まで何やっていたのだろう...。”

と思うほど時間がたっぷり流れるようになった。
お客さんも常連さんが探し訪ねて来てくださる。
駅前では通りがかりのお客と思っていた方々が、実は、我が家のお得意さんだったとわかる嬉しさは格別だ。
駅から裏へ徒歩5分で15年前の“のどかさ”を取り戻したのが実感。
イタリアから帰ったシェフが馬を横目にパスタを打つ。
お隣の赤坂さんの無農薬野菜は産直より畑直だ。

今からこのブログで、湯布院の町の小さな風便りをお届けしてゆきます。

お気軽にコメント、お待ちしております。

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