こんばんわあおいです

今日のハーブは「ジャーマンカモミール」です

●英名●German Chamomile

●学名●Matricaria chamomilla、Matricaria recutita

●和名●カミツレ

●科名●キク科

●使用部位●花部

●原産国●ヨーロッパ

●主要成分●精油(α-ビサボロール、カマズレンなど)、セスキテルペンラクトン類(マトリシンなど)、フラボノイド(アピゲニン、ルテオリンなど)、コリン、クマリン類


●作用●消炎、鎮静、鎮痙、駆風、健胃、消化促進、発汗、殺菌、安眠、利尿、抗炎症作用

●適応●胃炎、胃潰瘍、月経痛、皮膚炎、風邪、便秘の解消


メディカルハーブ検定

ジャーマンカモミールH.jpg


鎮静作用と消化促進作用にすぐれ
食べ過ぎ、腹痛、風邪の症状に対して
民間薬として古くから親しまれていました

リラックス作用もあり
不眠症や神経性の便秘にも効果的です

なので寝る前のナイトティーにお勧め


心身をリラックスさせるとともに

消炎作用を発揮するため

ストレスによる胃炎、胃潰瘍や不眠

ホルモンのバランスを整え
冷え症や月経痛、生理不順、貧血など

婦人科の症状に用いられます


浸出液を湿布に使えば
傷や湿疹、やけどの治りを早めます

ただし炎症をおさえる薬効成分アズレンは
乾燥させた花を浸出させたもの
または煎じたものにしか含まれません


浸出液を入れたお風呂に入れば
肌がなめらかになり
疲労を回復してくれるでしょう

目の疲れにアイパックがお勧めです


カモミールには多くの品種があり
お茶に使われる代表としては
ジャーマン種(1年草)とローマン種(多年草)です

どちらもひなぎくに似た小さな花を咲かせ
白い花びらに囲まれた黄色い中心部に
薬効成分が含まれます

ローマン種は地を這うものがあり
グランドカーペットとして植えられ
葉に手で触れたり
歩くたびに青リンゴのような甘い香りが漂い
香りのカーペットのようです

花はジャーマン種に比べ
やや大きく花托が平たいです

この2種は薬効や用途が似ていて
「カモミール」という名が
「大地のリンゴ」というギリシア語から由来しており
ジャーマン種は花に
ローマン種は葉と花に
リンゴのような甘い香りを持ちます

ただし葉に香りがないジャーマン種の
フルーティーな印象に比べ
ローマン種は全草にやや苦味がある芳香のため
シャープな香りがします


可憐なイメージのカモミールですが
繁殖力が強く
踏みつけられれば踏みつけられるほど
よく育つと言われています

また別名「植物のお医者さん」と呼ばれ
病害虫にかかった植物のそばに植えると
植物が元気になると言われています

水はけがよく日当たりのよい場所に
秋(寒い地方は春)に種を撒きます

鉢植えの場合夏は涼しい場所に
移動させてあげてください


ハーブティーに使う花は
開花して2~3日目の朝摘み取ります


ただしキク科アレルギーの人は注意!


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大阪市鶴見区放出
 癒し工房ゆあん -yuan-