BELLS～SPECIAL EDITION

吉田美奈子
『BELLS ～SPECIAL EDITION 』

この冬


クリスマスには
たくさんの曲があります。でもその殆んどが賑やかな、楽しい、
夢が溢れたよな、

または…オシャレな


そんな曲が多い中

このアルバムは

クリスマスとは
夜の静寂の中、温かく過ごすもの

何人にも訪れるもの

という感じが１曲１曲毎に伝わってくるようなアルバムです。


決して派手さはありませんが、アレンジは至ってシンプルさを貫いてます。

もともと
1986年に限定3000枚で自主制作され

幻の名盤と云われ
2002年に復刻されました。


吉田美奈子さんは山下達郎さんのソロデビュー当時から歌詞を提供されていた、キャリアの長いかた。

日本のローラ・ニーロとも云われ、ゴスペル、ソウルミュージックに影響を受けた人です。

ゴスペルの本質を的確に捉え自らのサウンドに具現化した人は
彼女の他そぅ見当たりません。


この１枚で
しっとりした
クリスマスはいかがでしょうか☆

蒼氓

凍りついた夜には…


ささやかな愛の唄を…


吹きすさんだ風に怯え…


挫けそうな心へと…




泣かないで…



この路は未来へと…



続いている…





限りない命の隙間を
優しさは流れてゆくもの…



生き続ける事の意味…


誰よりも待ち望んでいたい…





寂しさは琥珀となり…


密やかに輝き出す…






いまだにギターで歌ったりします。


永遠のMasterPiece


山下達郎：詞

☆BEATLES REMASTER MONOBOX☆

9月9日
『BEATLES』の２タイプのリマスターボックスセットが発売されました。


１つはオリジナルアルバム全13タイトル＋シングル集《パストマスターズ》＋DVDのステレオリマスターボックスセット


もう１つは

オリジナル10作品＋アルバム未収録のシングルのモノラルバージョンボックス☆


自身はどうしてもかねてから『サージェントペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』をモノラルで聴いてみたかった。


それは

プロデューサーでもあるジョージ・マーティンの言葉に


『モノラルでこそ本当に《サージェント・ペパーズ…》を聴いたことになるのだ』


との言葉に誘われ


物凄く高かったが…


大枚をはたいて買いました☆


手に入れ早速聴いてみた

ステレオとモノラルの違いは


その使われるテイクが違うのと、


今まで聴き馴染んで記憶にある音の中に

ステレオで浮かび上がらなかったフレーズ、音像がプラスされて


より福よかなサウンドなんです。


これは感動だ☆


特に顕著と思えるのは
『BEING FOR THE BENEFIT OF MR.KITE(ミスターカイト)』だ

この曲はジョン・レノンが骨董屋で買った古いサーカスのポスターを元に書いた曲で


楽器で弾く音とは別に

スチームオルガンを録音したテープをバラバラに切って
またつなげた物を
更に逆回転した音をバックに流して

曲に趣をもたらしているこの音が
『モノ』だとより華やかで


際立って響くのです。

曲の終った後にステレオだとほんの数秒残響が残るのが『モノ』だとスパッと切ったよな音で終わる。


なんだか違う曲を聴いたよな

と同時に実際にBEATLESが意図していたことが伝わって


感動ですね☆


まだ他の作品は聴いてませんが

これからじっくり聴いてみたいと思います。

ん


価値あるボックスやね☆


(´(I)`)