3/11の「その時」の前後を、私の体験ですが掲載。


当日、定時後からの送別会を目前に、とある試験を実施するために試験設備を立ち上げ、段取りをしておりました。


400V電源が短絡し、分電盤のブレーカが落ちているのに気付き、ブレーカを入れました。それでも電気が来ないので、大元の配電盤を探すことにしました。


配電盤は、建屋の壁を挟んで反対側だったのでぐるっと回って探しに行きました。


建屋に入ったとたん、


「だだだだだっ」


ずいぶんとまた、クレーン操作でインチングをやらかしてるやつがいるなぁーっと思ってあたりを見ると、これまた大騒音が近くの試験装置から聞こえました。

「どえらい試験をやってるなぁー」っとのんきに構えていると、


「がんがんがんがんがんっ」


建屋内全体が揺れていることにようやく気付きました。

(建屋に入って、この間約10秒)

「地震だ!!!」


即効外にでました。


そこからです!


地面が立っていられないほど大きく揺れ始めました。


「わわわわっ!」


なんと表現したらよいのか、関東大震災の再来、建屋の崩落、地割れ発生、地面陥没、窓ガラス飛散、悪いことばかり脳裏を駆け巡ります。それもそのはず、地震が長いこと長いこと。1分以上2分未満くらい揺れたのではないでしょうか。考える時間が十分ありました。周りの人と会話もしてたくらいです。


普通では考えられないような、夢を見ているような、地鳴りがこれほどまで大きくなるとは・・・、すべてが生まれて初めての経験でした。


これが「14時40分頃」の出来事でした。



・・・そして、私がほんの5分くらいまで仕事していた場所が↓。


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コンクリートの壁が落ちてるぅ~。ドクロ

電気配線と操作盤のドア、右側に見えないが計測ラックでなんとかコンクリートの壁がとどまっていました。


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上部のコンクリートの壁、高さ約1m×幅約5m×厚み約100mmが数枚崩壊してしまいました。(いいのかな?こんなの出して・・・)


・・・うーむ。なんか、こう、、、、、、運の良さを実感。


つづく。

さて、落ち着きつつある現状でようやく一息つける状況になってきたので


ブログの再開、というか近況をつづりたいと思います。


3月16日(水)かすみがうら市稲吉東の状況です。


電気は来たものの、以前として水の復旧の見通し立たない状況です。


学校・・・~18日まで休校、ただし5・6年生は18日卒業式につき登校。


幼稚園・・・うちの娘の幼稚園は急きょ18日半日保育が決定。午後はお預かり復活


長崎県魂!-P1050123.jpg  

でも、そんな時、水がちょろちょろ出てきたー!


特に復活したとの情報もないのですが、水圧は弱く家庭でも水門に近い台所やお風呂、外の水道の「水」のみがちょろちょろ出始めました。


あまり期待は持てないが、今のうちに飲み水の確保をしたいと思います。


浄水器からはほんとにちょちょちょっ、って感じですが、上写真の左側に浄水器用の蛇口があるので「ペットボトル」や「やかん」に汲むことにしました。


「水」のみ、としたのは外にある電気温水器の内圧が上がらないため、電気温水器のお湯が水道から出てこれないのです。


冷たい水ですが、この程度でも洗い物はできます。大事に水を使いながら洗い物を済ませることができました。


水の復旧が遅れている理由として、まず給水側のトラブルが考えられがちです。


当然ですが、供給側にトラブル(配管破損等)あれば供給できません。


しかし、今回は供給側だけでなくどーも排水管にも問題がありそうなのです。


排水管側での破損がみつかり、これが復旧しないことには排水側がジャージャー漏れとなり対応しきれないとの情報を入手しました。言われてみればそうですね。


意外と奥が深い水道事情・・・。納得。


伝えるべきことは山ほどあるので、区切りよく、時間をさかのぼり、この後も書きつづりたいと思います。