地熱発電に関わりを持ちたく且つ広く世の中に知って 頂きたくて2009/11に

制作したWebサイト http://geothermal.jp を開設してから2年しないうちに

ニュースで地熱発電が取り上げられる世の中になり、あまりの変わりように

驚いております。

 

Webサイトの初期の目的は果たしましたが、ビジネスでどのように 地熱発電と

関わっていけば良いのか浮かんでまいりませず、お会いした専門家、研究者の

方に教えを請うメールをお送りしました。

 

何 をすれば良いのか明確になっていないのですが、地熱発電への思いが

引き寄せたと思われる人が2人現れました。

ご 存知のように発送電分離が視野に入り、将来の送電ロスを考慮した

地産地消型の電力取引マーケットが創造された時、スマート グリッドとの

連携およびITを駆使した自動取引が現実的になると思われますが、

暗号化技術なしには成立しないはずです。そういう意味で、この分野で

地熱発電と関わって行けということなのだろうと感じ始めております。

「ITエネルギー革命」です。

 

世の中は太陽光発電に目が向いておりますが、積雪地は日照時間が少なく

灯油が暖房に使えなくなる10年後(原油高騰の予測から)に向けて子、孫の

世代に残すインフラを大人の責任として進める必要があると考えております。

世論はCO2削減にフォーカスした再生可能エネルギーへのシフトから

原発の代替エネルギーにフォーカスした議論に変わってきております。


しかし石炭以外の化石燃料は、あと60年程で枯れると言われ、この代替を

考慮に入れたエネルギー政策を進める必要があります。


近い将来、エネルギー源としての化石燃料はコスト的に見合わなくなって

いる可能性が高く、プルサーマルがNGになれば現行電力の90%以上の

エネルギー源を再生可能エネルギーに転換しなければならない事になり、

大胆な政策が必要になります。

 

あ まり話題にしてもらえませんが、高温岩体発電 は、漁業に例えると

養殖型の地熱発電です。つまり自然の熱水溜のない所でも地上から水を

供給して蒸気を作り、 発電する事が可能です。


更に発生した熱水を利用した地域暖房により灯油とCO2削減、融雪、

温泉リゾート、冬季農業への活用が期待でき、それらのインフラ 整備を

併せれば相当な産業・雇用創出に波及できると考えています。

 

掘削費用が高いと言われていますが、海外から機材を運ん だり、機材の

稼働率が高くないのが一因と研究者の方からお聞きしました。

国家プロジェクトで掘削機材を導入し何本もの井戸を掘削する事や発電と

送電を別会 社が担い、多くの発電会社を誕生させて電力のマーケットを創出し、

そこにIT技術を噛ませてコスト負担や寄付機能を持たせる工夫を組み込めると

考えていま す。

 

電力のマーケットでは、電力の送電ロスを削減する工夫や需給調整のために

電力の消費地と発電所の位置、需給関係によっ て電気料金を変化させ、

ITによる自動売買により電力の地産地消促進や需給問題の改善に寄与する

ようにします。

また、世帯の無駄な電力を監視、カットする 事と併せた「ITエネルギー革命」が

IT業界で生きて来た自身の使命だと考えるようになりました。


日本史が苦手で歴史に興味のなかったおじさんが、何故か
大河ドラマ「龍馬伝」にはまってしまって...

今日の放映が「大政奉還」、残すところ2回の放映でおしまい。
そんな折、龍馬の書に遭遇しました。


地熱エネルギーで日本をエネルギー大国にしたい男のブログ

時空を超えて対話できそうなものを感じながら、静かに興奮
しています。