こんにちは、東京都行政書士 横田あずま です。

 

地元の東京周辺(池袋・高田馬場・新宿・渋谷・上野・秋葉原・東京・新橋・日本橋・銀座・品川等)のみらず、関東近県(横浜・川崎・大宮・川越・所沢・船橋・松戸・柏等)日本全国・海外まで対応いたします。

 

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こんばんは!2018年初のブログになります。ここ12年は忙しくて1か月に1個ペースでのブログ記事のアップになってしまっていますが、今年もお読みいただければうれしいです。

 

最近は・・・

・留学ビザからコンビニの就労ビザへの変更申請(個人事業主や一店舗経営レベルの法人の案件)や、

 

・既存のコンビニの就労ビザの更新申請(リピーター案件)

 

・難民申請中の特定活動ビザ6か月から経営管理ビザへの変更申請、

 

など就労ビザ多めの状況で困難案件の申請資料の作成をしていました。

 

今日は、何を書こうか・・・

 

時期的にそろそろ不許可通知を受ける人が増え、入管のカウンターや電話がものすごく混雑する時期に入りつつある時期でしょうから、不許可になった場合の対応の仕方について、思いつくまま書いてみます。

 

1、不許可の理由説明は1回だけ。本当に再申請で許可が欲しいなら、絶対に自分たちだけで聞きに行かず、必ず信頼できるビザの専門家と一緒に、聞きに行ってください。

 

これは、本当にみなさんご存じないのですが、不許可理由の説明は1回だけです(案件が膨大で年々増加するのに、職員数はたいして増えていないので、不許可案件1件ごとにかけられる時間がないためといった内部事情があります)

 

この不許可理由の説明にあたって、入管の審査官との面談においてどれだけの情報を引き出せるか、どれだけ審査官から情報を引き出せるか、相互調整(かけひき)ができるかが、再申請の許可率を大きく左右します。

 

1回自分で聞いてしまうと、私が2回目を聞きに行こうとしても「説明済ですから」又は「申請を担当した行政書士ではないですから」という理由で、理由説明を受けられないケースも多いのです(中には、一定の事情説明により、そのような場合でも聞けるケースも過去にはありましたが、保証はされていないのでおすすめはできません)

 

(すでに1回聞いてしまった方も聞き取りベースで対応いたしますのであきらめずにご相談下さい!)

 

2、審査官とは「常識で話せば分かる」ことは期待しない方がよい(彼らはビザ申請の世界における常識で話をしますので、世間の常識とは一致しない場合も多いのです)

 

「審査官は、親切に不許可の理由を教えてくれるから、自分でいけば大丈夫。常識から話をすればわかってもらえる。役所なんだし、役人なんだし。」一般の方の中には、そのように判断して、丸腰で(何の防御策もなく)理由を聞きに行ってしまうケースもよくありがちです。

 

ですが、ビザ申請の審査の場では、もちろん社会常識・社会通念も重要な要素ではありますが、基本的なビザ申請における常識や構造や理論や理屈は、必ずしも常識と一致しない場合も多くあります。

 

ビザ申請の世界における常識を知った上で審査官とわたりあわないと再申請の許可の道は見えてこない場合が多いのです。

 

また、シンプルに現実的な話をしてまうと、私自身の体験や周りの同業者からの評判から察するに、一般の方だけで不許可理由を聞きにいくと、ビザ制度についてあまり知らない相手ということで、何かと入管から足元を見られてしまうケースが多いとも感じます(「無理だからあきらめなさい」等のフレーズでほどほどにあしらわれてしまったり、そこそこに濁されてしまう等)。

 

3、再申請で許可を取るには、こっちから積極的に働きかけることが必須。それにはビザ申請の専門知識や経験が欠かせない。

 

さらに、基本的には不許可理由の説明は、そこそこの通り一遍の説明をされて、「(われわれ時間がないので、というモードで)よろしいでしょうか。」という対応も珍しくありません(特に一般の方だけで理由聞き取りに言った場合)。

 

審査官から再申請のための情報を引き出すためには、こっちから色々と積極的に働きかけなければいけません(もちろん、ビザ申請の世界での常識や知識や理解をベースにして審査官と話し合う必要があります)

 

例えば、審査官が不許可理由の説明に消極的な場合も多いのですが、そのような場合には、

 

・「このような場合に問題になるのは、このようなことですが、これについてどう考えましたか?」

 

「そのように考えるとすれば、それはどういう根拠からですか?審査のどの段階の話でしょうか?」

 

・「もしAパターンの場合には、~なりますよね?もしBパターンの場合には~になりますよね?」

「もしAパターンの場合には、~と考えてますが、この点どうでしょう?この点、通常は~と言われていますよね?さらに確定した判決や判例でも~のような見解で固まっていますが、これについてどのように思われますか?」

 

などなどといった、聞き方を色々と工夫することで、審査官の反応や発した一言等をヒントにして、情報を引き出します。

 

その後、(審査官の反応を考慮した)自分たちの申請案・方針を伝え、それについての反応等もうかがいます。

 

他にも、色々ありますが、このようなやりとりから、様々なヒントをとらえ、のちのお客様との打ち合わせや書類作成において生かしていくことで、再申請での許可率を上昇させていくことができるのです。

 

当事務所は不許可案件や困難案件がほとんどでじっくり丁寧に一件一件作成するスタイルを取ってきて日本のビザ申請一筋10年超になります。その経験や知識がみなさんのお役に立てば幸いです。

 

何かあればお気軽にお問い合わせください。

 

入管・外国人ビザ(在留資格)申請専門 行政書士 横田あずま

 

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