桜3

 

今年2017年は、私にとって武術生活35周年の年。

 

春爛漫の時候を迎えて、何かしら、想いに駆けられることがありました・・

 

 

35年前の1982年に、

 

6歳から行っていた剣道を12歳で辞め、中学生になった13歳で武術活動を実際に始めました・・・

 

それ以前から小学生高学年の時分にはすでに憧れを持っていた「中国武術」は、その後の私のすべての時間の合間にずっと費やしてやってきた「時間、訓練の集積知」だといえます。

 

趣味的で、たまに興味を持つとか、時折やってみたいな、という意識は全くこれまでになく、

 

朝昼晩、いつでも「武術に関して」意識が働き、練功を重ね、

 

(※本場、中国の武術活動界では、そういう人ばかりが普通なので、とても安心しました)

 

そして、21年前からフィットネスの仕事で武術を始め、

 

水を得た魚のように、これまでに有意義な人生を過ごしてきて、「まだまだこれから」という想いが続いています。

 

何故に私が「そうなった」か、ということを考えてみれば、

 

私の有する「武術技芸」や関心を持った伝統中国古典の「思想哲学」の修養の積み重ねが、私自身の心身における感覚が年々に「強み」を高く持ち、

 

その「強み」は、伝統的中国の表現でいえば「精・気・神」の充実、

 

「活気」の強く高まった実感から感じる「力」

 

そのことが「強く高まった」「気」と力、すなわち「強気」と力の源泉です。

 

これまでの修養や、恩師の皆様や、様々な大自然にも感謝をしています。

 

そうした私の恩師がいて、学びで鍛えてくれて、武術の友のいる「中国」にも感謝の念をいつも感じています。

 

 

そして、大事な我が祖国、今現在の日本社会における健康問題やその他多くの事情や、

 

改善しなければならない問題の数々、私も一国民として大きく関心を持つことでもあります。

 

武術活動をしっかり重ねると「霊活性」という本能的直観が高まることが実感で解ります。

 

 

そこで、ふとここ数年に、受けた印象があって、先ほど何気なく頭に浮かんできたのですが、

 

いつしか日本国内全体に蔓延した風潮や傾向を感じた中で、

 

2つありました。

 

 

それは、

 

「弱みを抱えたこと」を「正当化」する意識感覚。

 

弱気の立場に立たされて、立ち直れない感覚。

 

この2つが蔓延し普通になっている印象を持っています。

 

 

気功は「心 意 気」 武芸は「意 気 力」

 

こうする功法を持っていると、行えることは「活気の充実」「強み」を感じる、

 

「心 意 気」 と「力」の融合したもの「気力」

 

私の武術生活で得続けたものが、

 

強みが気力を増す→強気の「意」の「意識」です。

 

物事を成し遂げる力、それは「心 意 気 力」があってこそ、です。

 

 

そこで、ふと思い出した言葉、

 

少し昔に流行した文言「ゴネ得」

 

 

先ほどの2つの感覚。

 

「弱みを抱えたこと」を「正当化」する意識感覚。

 

弱気の立場に立たされて、立ち直れない感覚。

 

この2つを主張し、強調している人たちに共通するように感じたのは、

 

強みを持つものへの嫉妬。

 

それは云わば、

 

弱みを抱えさせたい願望意識を持つ人たちの勢力。

 

弱気の立場に立たせて、立ち直れないように持っていかせたい勢力。

 

 

彼らでの行う感覚に見えてくるのは、

 

ある「強みが気力を増す」

 

そうした人々への、

 

そうして「心 意 気 力」の「気力」を削がせたい、印象を受ける、そんな感じでした。

 

強気の意を弱めたい印象、

 

ネガティブ意識の強制受動。

 

「物事を成し遂げる力」彼らの「心 意 気 力」を弱めたい。

 

現代日本社会環境を想った時に、それらが社会上層部、政財界を牛耳る富裕層連中たちが好んで行うように見えていました。

 

あるいは、彼らは「そうして」今の日本社会上層部の立ち位置へと上がってきていたのだろう、という印象を受けました。

 

当然のことながら、それは序々に国民の意識感覚の底辺へと影響を及ぼしていくのです。

 

その結果、

 

その日本社会上層部連中の習慣から大きくさせてしまった「弱みを抱えたこと」を「正当化」する意識感覚の強調や主張、押し付け、が始まり、

 

そして、国民意識の底辺に広まったのです。

 

それから、

 

弱気の立場に立たされて、立ち直れない。

 

この例で一番象徴的なのは、政府の増やした国債、人口問題、教育問題など数々の問題の根幹です。

 

世界国際状況を見ればかつての「G8」 「米:アメリカ 英:イギリス 仏:フランス 独:ドイツ 伊:イタリア 加:カナダ 日:日本」の「7」

 

先に1抜けをした「露:ロシア」

 

ある人をして、「G7」のことを、

 

「時代遅れで、今や力のない 年老いた金持ちクラブ」と揶揄していました・・・

 

 

そして大事なことがあります。

 

最終的に、結果として、弱みと弱気で開き直って強調して正当化しながらやっていくことに、

 

強みと強気が起こることは絶対にありません。

 

 

先ほどの2つのいつしか蔓延してしまった意識感覚、

 

「弱みを抱えたこと」を「正当化」する意識感覚。

 

弱気の立場に立たされて、立ち直れない感覚。

 

私にとって、これらは、一切存在しませんでした。

 

むしろそうしたネガティブ勢力とサイバー空間でずっと闘っていたように感じました・・

 

 

 

「心ある人」は必死に考え、学び、努力して成長していきます。

 

そこで思想哲学に学び、具体的な根拠、具体的な方法を実践し能力を高めます。

 

長き歴史文化の集積知の「知性」を有するものには「智慧」と「工夫」と「能力」があります。

 

そのことから、自然発生的に生まれて来るのは、長期的計画における展望。

 

それを裏付ける「自信」と「活力」

 

それが「健全な心身」です。

 

 

本来正しい意識での「強み」は「正義」感覚から生じます。

 

それは、日本武道にも影響を与えた中国の古典思想での、

 

仁義礼智信、陰陽五行の法則、

 

天地人、

 

これからの新しい時代において、

 

心正しき「強み」こそ、大事にされていく時代になると思います。

 

 

その、私の武術で体得した「強み」とは、「精・気・神」の充実、

 

「活気」が強く高まったことで感じる「力」

 

そのことが「強く高まった」「気」と「力」、

 

すなわち それが「強みある気力と意識」です。

 

その「強み」を大事に、これからも頑張ります。

 

 

※参考までに、

 

今日4月8日(土)リアルタイムで感じる、この感覚での「弱みを抱えた正当化意識」を主張している「妄像性的な思考感覚」での著述を象徴的に感じた記事の一例です。

 

止まらぬ「トランプ節」にも笑顔保つ習主席 米中会談

 

朝日新聞デジタル 4/8(土) 3:11配信

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170408-00000004-asahi-int

 

6日から2日間にわたって開かれた米中首脳会談。実質的な成果を得ようとテレビカメラの前で不満をぶちまけたトランプ米大統領に対し、中国の習近平(シーチンピン)国家主席はにこやかな表情を崩さず、「良好な関係」を懸命にアピールした。国内の重要行事を控え、何としても米中関係を安定させたい中国の事情がにじんだ。

 両首脳の初顔合わせとなった首脳会談で、中国側が目指したのは何よりも「首脳同士の良好な関係をアピールし、両国関係が改善している雰囲気を作る」(政府に近い学者)ことだった。

 

秋に最高指導部が入れ替わる共産党党大会を控える習指導部にとって、北朝鮮問題や貿易摩擦をめぐって米中関係がぎくしゃくすれば、国内の政治も不安定になりかねないからだ。

 ただそんな中国の事情をよそに、会談前からトランプ節は止まらなかった。パームビーチへ向かう大統領専用機で記者団に、今回の会談を通じて核・ミサイルで挑発を続ける北朝鮮に対して中国が圧力を「強めるようになるだろう」と、制裁強化などの求めに応じるとの期待感を示した。

 貿易問題でも「我々は長年にわたり不公正な扱いを受け、中国とひどい取引をしてきた」と改めて不満を表明。あげくに会談当日にシリア攻撃まで重ねられた。中国はアサド政権の責任を問う国連安保理の決議案にも反対してきただけに、中国にとっては「メンツをつぶされた」と言ってもおかしくない状況だ。

 それでも、国営新華社通信は「協力だけが両国の唯一の正しい選択であり、我々は必ずよいパートナーになれる」との習氏の言葉を紹介。「両首脳は深く、友好的に、長時間会談し、新たなスタート地点から中米関係を発展させることに同意した」とひたすら成果を強調した。また、トランプ政権下でも、外交・安全保障、経済、サイバーなどの4分野で対話メカニズムを活用していく方針も打ち出した。

 さらに新華社は夕食会でのトランプ氏の発言についても「習主席が指導する中国は素晴らしい発展の成果を出し、世界から幅広く尊重されている」「初めて会って意気投合し、良好な友好関係を築いた」と習氏を持ち上げる内容一色。トランプ氏が「全く何も得ていない」と不満を語った場面はばっさり抜かれ、国内向けに両首脳の蜜月ぶりをアピールする狙いは鮮明だった。

 一方、米政府は1日目は会談内容について一切公式発表しなかった。「両国に利益をもたらす結果重視」(トランプ政権幹部)を目指す米側にとって、期待通りの成果が得られなかったと判断しているようだ。

朝日新聞社