久しぶりのブログすぎて、どんな風に文章を書いたらいいのかわかりませんが。

タイトルの通り、新しい命を授かることができました。
何年間も病院に通い、人工授精、体外受精、顕微受精、全部やりました。
それでもダメで、やれるだけとことはやったのだからと、夫婦2人の生活を受け入れることにしました。

でも、出産をして一人前。
子育てをしながら母親も成長する。
そんな考えが頭の片隅にはあり、誰に対する負い目か分からないけど、出産・子育てをしている世の中の女性より私は劣っているんだという気持ちはずっとありました。

それでも、不妊治療をしても授かれなかったのだから仕方ないと自分に言い聞かせ、子どもや赤ちゃんのことについては極力考えないように生活をしていました。

夫婦2人の方が自由だし、子育てしている人が教育資金に苦労しているころ、私たちは海外旅行にも行けるし、好きな車にも乗れるよ。
普段はネガティブな私も、子どものいない生活を受け入れるためにはポジティブにならざるを得ませんでした。

そんな中、妊娠が発覚したのは約5年間の不妊治療に区切りをつけてから3年後のことです。
人工授精や体外受精では受精すらしなかった私たちが、まさかの自然妊娠。初めての妊娠。

生理が遅れてる?とは思ったけれど、前回の生理がいつからだったのか記録していなかったし、妊娠を疑うなんて1000パーセント有り得ないことだ思っていたので、生理が遅れていることも、検査薬を買いに行くことも旦那には伝えていませんでした。

検査薬で陽性が出たことを帰宅した夫に告げ、ひと通り話終えると、私たちの身に起きたサプライズに、夫は酔わなきゃいられないとウイスキーを飲み出しました。笑

不妊治療中もその後も、周りからは
『忘れた頃にパッと妊娠するもんだよ』
『結婚して10年、20年過ぎてから子どもを授かったって聞いたことあるよ。』
と、慰めの言葉をかけてもらうことが多くまりましたが、そんな奇跡がどこにでも起こり得るはずもないし、ましてや私たちに起こるはずがないと思っていました。

でも、奇跡は起きました。
妊娠が分かるまでの私は夫に依存しすぎて、『私のことを置いて行かないでね。最期は一緒がいいな。』といつも思っていたし、夫にもそう伝えていました。
でも、守るべきものができた今は、一度もそんなことを考えることはないし、私たちは生きる。この子を守るんだ!と強くなれた気がします。

さすがに2度目の奇跡は起きないだろうし、年齢的にも弟や妹をつくってあげることはできないけれど、私たちのところに来てくれた小さな命にたくさんの愛情で幸せにしてあげたいと思います。