今日でオープン戦も全て終わり、あとは3/28の開幕戦を待つばかりとなった。

中日は16試合を戦い、4勝10敗2分と全く振るわず、色んな面で不安を抱えた状態で開幕を迎える。



不安要素1…打線の勝負弱さによる得点力の低さ


オープン戦全体を通じて、中日の得点力は相変わらず低いままであった。

(チーム打率 .234、平均得点2.38点(16試合で38得点))

特に、オープン戦後半はほぼベストのメンバーで戦っていたにもかかわらず、得点力は上がらずじまい。


チャンスはあっても、あと1本が出ない。

2~3点取れるはずの場面で1点しか取れない。

大量得点が狙えるはずの場面で1~2点しか取れない。

そういったケースが再三あった。


こういった「打線の勝負弱さ」は近年の中日における最大の弱点であるが、今季もその「弱点」に幾度となく悩まされそうである。



不安要素2…リリーフ陣

浅尾が右肘の張りにより開幕に間に合わない事により、岩瀬につなぐまでのリリーフ投手を決める必要があったが、田島以外は軒並み不安定な内容が目立った。

継投策による逃げ切りを勝ちパターンとしている中日にとっては、何とも頭の痛い問題である。



不安要素3…ナゴヤドームでの弱さ

中日は昨年の後半からナゴヤドームでの勝率が非常に悪い。(2013後半戦…9勝21敗、勝率 .300)

このオープン戦でも、7試合戦ってまさかの未勝利(0勝5敗2分)と、ナゴヤドームに対する苦手意識が更に強くなってしまったように感じた。

観客動員数が減りつつある以上、何としてでも観客動員数減に歯止めをかけなければならないが、今季もナゴヤドームでボロボロと負け続けるようなら、今後が更に厳しくなる事は間違いない。



不安要素4…負け癖

オープン戦は基本的に、あまり勝敗を意識する必要は無いとされている。

しかし、昨年の中日を思い出してほしい。

オープン戦20試合で4勝14敗2分と大きく負け越した事で、チームに負け癖が染みついてしまった。

染みついてしまった負け癖は、シーズン終了まで抜ける事は無かった。

結果として、チームも12年ぶりのBクラスに甘んじてしまった。


今季のオープン戦も4勝10敗2分と低迷。(2年連続で勝率3割に届かず)

今季もまた、昨季と同じ轍を踏んでしまうのか。




以上のように、オープン戦での戦いぶりを見る限り、ペナントを戦う上で大きな不安となる材料があまりにも多い。もちろん、明るい材料(先発投手陣、ルーキー又吉など)も多少はあったのだが、如何せん不安を軽減できる程ではないのが現状である。


これらの不安を少しは払拭できれば良いのだが…。

2013年シーズンの中日は64勝77敗3分の4位で、2001年以来12年ぶりのBクラスに終わった。


この2013年シーズン、中日は色々と情けないデータを生み出してしまった。

そのデータをいくつかピックアップしてみる。



Data1 「.245」

今季の中日のチーム打率。セ・パ12球団全体での最下位。


Data2 「.760」

今季の中日の犠打成功率。これも12球団全体での最下位。また、2年連続で犠打成功率が8割に満たなかった。


Data3 「.244」

今季の中日の得点圏打率。これも12球団全体での最下位。ここ数年、12球団全体での最下位となる事が多く、勝負弱さが目立ってしまっている。


Data4 「.315」

今季の中日の出塁率。12球団全体での最下位。


Data5 「129」

今季の中日の併殺打数。12球団全体で最多。ただでさえ出塁率が低いのに、これだけ併殺が多いと得点力はまず上がるわけがない。


Data6 「2」

今季の中日の完投数。12球団全体で最少。完投が期待できる吉見を欠いた結果と言えよう。


Data7 「29勝42敗1分」

今季の中日のホームゲームの成績。近年はホームゲームに強かった中日だったが、今季は大きく負け越し。特に後半戦は9勝23敗とボロボロだった。


Data8 「0勝7敗」

今季の中日の地方球場での成績。ちなみに、2012/8/30の巨人戦(郡山)から8連敗中。


Data9 「0球団」

今季、中日がセ・リーグ球団に勝ち越した球団数。45年ぶりの対セ球団全負越しとなってしまった。


Data10 「0人」

今季、中日の選手が表彰選手に選ばれた人数。ベストナイン、ゴールデングラブ、個人タイトル全て獲得者ゼロ。実に不名誉な事と言えよう。


Data11 「1,998,188人」

今季の中日のホームゲームでの総観客動員数。本拠地をナゴヤドームに移した1997年以来、初めて200万人を割り込んでしまった。チームの不振、高いチケット代、ファンサービスの拙さが招いた結果と言える。


という具合に、2013年シーズンの中日は数々の屈辱にまみれた1年となってしまった。

恐らく、ファンの多くがチームの不甲斐なさにイライラし続けた事だろう。


このオフ、2014年シーズンに向けて、谷繁がプレイングマネージャーとなり、コーチ陣も入れ替えた。

また、GMが落合となり、球団社長も交代となった。

2014年シーズン、果たして「再生」はなるのか。厳しい声も多々あるが、個人的にはしばらく静かに見守ろうと思う。


久々のブログ更新。


知っての通り、今年の日本シリーズは楽天が4勝3敗で巨人を下し、球団創設9年目で初の日本一に輝いた。選手、監督、コーチ、関係者の方々、そしてファンの皆様、本当におめでとうございます。


さて、日本一について思う事がある。

わが中日は、1954年に初めて日本一に輝いたが、リーグ優勝を経ての、完全な形での日本一はその後1度も達成できていない。(2007年はリーグ2位からの日本一)


これはいかがなものか?

完全な形での日本一になるチャンスが何度もありながら、ことごとくそのチャンスをふいにし続けてきた。

日本シリーズという大舞台で、ミス連発の下手な野球で何度も負けを積み重ねた。

日本シリーズで、相手のキープレイヤーに何度もやられまくった。

シーズン中活躍した選手が、日本シリーズで全く活躍できなかった事も多々あった。

これらの事が積み重なった為に、あの1954年から60年近く完全な形での日本一から遠ざかる結果になってしまった。


正直、自分は不安に思っている。

このまま中日の完全な形での日本一を、死ぬまで一生見られないんじゃないかと。

今後シリーズに出場できても、どうせまた中日は日本一を逃すんじゃないかと。


もう永遠のNo.2でいてほしくない。

(日本シリーズ準優勝という意味でも、リーグ2位が多いという意味でもある)

これから多少は時間がかかるかもしれないが、完全な形での日本一を数年以内に達成できるよう、しっかりとチームを再建してほしい。