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半紙用新装軸

インターネットで福岡市より求めた半紙用新装軸(31×86cm)が届き、細字の半紙を入れて見ました。
半紙を挟むプラスチックが光り、写真を撮るのには不向きです、表具せずに飾って見れるというのが良いところです。あきるまでは、使えそうです。
写真は、右から 曹全碑雁塔聖教序集字聖教序臨書 です。

ブルーのブログ-半紙用新装軸

曹全碑は、10/29に書いたブログの隷書体がいいので、競書の手本で臨書したものです。





写仏展をみて

昨日は、知り合いからの紹介の写仏展(10/29~11/9)なる物を始めて見に行きました。
主催者の菅野利明(スガノトシアキ)さんは、独学で勉強されたとか、大変な努力家で、すばらしい作品でした。般若心経の金泥文字の書道もなかなかのものでした。金文字は、金色の墨と金粉を混ぜて書くと取れにくくなる(色の墨のニカワの為か?)とのことでした。
掛け軸表装をやられている女性の方も来ていました。名称や作り方、生地の配置を教えていただきました。製作の様子を見せていただければすぐわかるのでしょうネ。(^▽^;)

ブルーのブログ-写物展



墨雅会の学習誌紹介

毎月の墨雅会の学習誌は、定価650円(送料別)、表紙除いてA4版64ページ、カラーページ2ページ含むです。
今回、新役員の改選があり顔写真入りの紹介もなされました。
課題の参考条幅6点、役員特選条幅4点、漢字部課題級別半紙3点、漢字随意部半紙4点、細字部課題半紙半分4点、かな級別半紙3点、ペン字2点、日本詩文2点、実用書部1点の課題さらに篆刻講座の課題と優秀作品が掲載されます。
そのほか、優秀作品の紹介、臨書講座、昇格試験参考、審査短評、競書成績表、支局・支部紹介、役員名簿などです。
私は、皆川雅舟会長の書いている「私の百臨」が、大変勉強になっています。

ブルーのブログ-墨雅446

雑誌購読者は、正確にはわかりませが、約1万人ほどとか聞きました。
なお、小学生以下の購読紙「ぼくが」もあります。興味のある方は、ご連絡ください。

「私の百臨」
よく先輩から言われていた言葉
「書は臨書をしっかりしなければだめだ。それもいろいろやってはいけない。一人の作家のものを生涯続けて、名前をとったら、原本と寸分違わないくらいに習い抜かなければ、臨書をやったとは言えないんだよ」
それは判ったけれど、さて誰のものを習い抜いたらいいんだろう。
はたと因ってしまった。結婚相手を探すようなものである。よし、それでは百人の女性と付き合ってみて、一番気に入ったものと生涯付き合おう、と思って始めたのが百臨のきっかけである。昭和五十年、私が五十二歳の時である。
二玄社の書蹟名品叢刊等を見て手当たり次第に書きまくった。丁度、歯科大学の影山理事長と快を別かった直後のことでもあり、その妄執とも別れる為に、夜通し書いたこともあった。朝○時○分了と時間が書き添えてあるのもあった。約10年近く書きまくったが、その後毎日書道展に出品するようになってからは、いつの間にか遠のいた。
でも、先輩からよく、背の高さほど半紙を書かなければ、下手とか上手とは決められないとよく聞かされていた。半紙は上質なものを伜取りして印刷して貰い、それを専用していた。書いた作品は表紙を付けて全部和とじにしてあるが、十分に背の高さは越している。半紙背丈というと、二千枚一締めとして約十反、大休二万枚ということになろうか……。
大体有名なものからまず始めたのであるが、後になってからは、あまりふだん書かれないようなものまで手を染めていた。しかし、書いてみて気付いたことは、ふだんあまり書かれていない趙之謙や何紹基等のものが、臨書していて興味が湧いてくることに気づいた。
人には添ってみろ、馬には乗ってみろと言われるが、臨書も書いてみなければ味わいは判らぬようである。
結局生涯をかける古典には巡り合えなかったものの、おかげでいろんな勉強をした。それが、やがて『墨雅』誌を発刊するようになってからは、いろんな面で役に立った。世の中には、無駄な勉強というものはないようなもののようである。
その後、前衛書の大家と言われる上田桑鳩先生に接する機会があり、先生の著書は大体読ませて頂いたが、ある時本屋で偶然手にした書の中で、ひときわ私の心を捉えたのは、大型の折帳に真黒に墨をぬり、その上に朱で書かれたものだった。多分書き損じた折帳を黒でぬりつぶして書かれたものではなかろうか…。
その後書きの中に、大体このような意味のことが書いてあった。
「私は今まで随分と臨書をしてきたつもりであるが、今にしで、更に臨書の大切さを悟り、折帳にして250冊あまり書いたところで病気になってしまった。」
あの大家でさえ、そのような勉強をしているのに、私も勉強に励まなければならない、と思いを新たにしたのである。
書を勉強することは人生を勉強することである。いろんなことをやってみて、つくづくとそう思った。
今まで長い人生をかけて書を学び、書と共に歩き、書を通じて人と接してきたが、書を学ぶことは人生の生き方を学ぶことであり、また、書法を通じて人生の法則を学ぶことであると、しっかり知らされてきた。
最近若い人で書に親しむ者が多くなってきたことは、真に嬉しい傾向である。
一昔前、書をやっている高校生が私のところに来てこう言った。
「高校の先生にこう言われました。どうしましょうか……」
「何と言われたのか……」
「今どき書等学んで何になる。コンピューターをやっていれば、絶対メシの食いっぱぐれがない……と」
ところが今は小学生でもコンピューターをやっている。
最近嬉しいニュースを聞いた。私の知っている大学卒のお嬢さんが五人の求人の中に入って、採用試験を受験したところ、彼女だけが一人採用になった。どうしてかと聞いてみたら、彼女は卒業前に、書の師範を取得していたというのが原因だったということなのである。全く現在は逆の結果が出ているのである。これも書の功徳というものであろうか。
私も書の功徳によって生かされている。苦しいことがあってもひるんではいけない。へこたれてはならない。毎月書いていれば、下手になることが無理なのであって、目に見えなくても上手くなっているのであるから、迷わず勉強し続けることが大切なのではなかろうか。
好きこそものの上手なれ……。

「郃陽令曹全碑」の拓本

中国書道史(上)真田但馬著を読み始めていました。
隷書の「郃陽令曹全碑こうようれいそうぜんひ(185年)」の拓本で、すばらしい字形に見いいってしまいました。
文字の構成、波勢は長く美しく、上品さときどったような右はねの筆の美しい動きを感じました。
javelin-sp いかがですか

ブルーのブログ-郃陽令曹全碑



使用の筆と手入れ

書道を始めて筆は、市販の兼毛という内が硬い毛、外は柔らかい小筆、中筆(1000円前後)というものです。
筆は、全てのニカワをとりさり、墨はその都度適量につけて書いています。
書き終わった時は、水洗いして墨を流して、つるして乾かしています。洗う時は、よく墨を落とさないと墨のニカワが残り筆が硬くなってしまいますネ。よく乾かさないとカビが出るとも聞いています。

「秋」という字の書き順

「秋」という字は、楷書・行書、草書でその書き順が変わるのです。
楷書・行書(下画像右から2つ)の2,3は同じですが、草書(左)の2,3は、逆転します。
特に慣れている方には、当たり前(無意識)かもしれませんネ。( ´艸`)

ブルーのブログ-秋

漢字部昇格試験課題に挑戦中

平成21年5月に入会した「墨雅会」、現在1級で、11月15日までに漢字部昇格試験課題に挑戦しています。
楷書、行書、草書、臨書(九成宮醴泉銘 )の4種類の条幅画仙紙です。
ブルーのブログ-漢字部課題 やっと、ここまで
床に、手本と条幅を置き前かがみで書くのです。
右端の楷書は、基本ですがなんとか見れるようになったかなという感じです。


書自由也

平成21年5月に始めた書道会(墨雅会)にはいりましたので、その経過を掲載して書道を始める方の参考になればと思いブログに参加しました。

ホームページには、毎月の私の競書 を掲載して行きたいと思っております。
どうぞ 波 よろしく。



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