正義は勝つ | 決して彼等のようではなく

正義は勝つ

人生、良いことばかりじゃない。
悪いことだって、往々にして起こる。
それでも、焦らず腐らず前を向いてゆく。

それが、幸せに向かう第1歩なんだ。

いつも不平不満ばかり、他人の悪口陰口たたく人、
「なぜ自分だけがこんな目に・・・」と思っている人。
ほんの少しだけ、幸せの味を忘れてしまったんだよ、きっと。


人間ってのは、都合の悪いことは忘れてしまう生き物。本来はね。
よりよい自己実現のためには、くじけても躓いても、
その時ちょっとだけ休憩して、ゆっくりでも前に進み出せば嫌なことはそのうち忘れるのです。
ただ、楽しいことだけを、自分も他人も幸せになれることだけを思って、
とにかく新しい世界へ進み出すのです。

不平不満や悪口陰口、そして被害者意識は負のエネルギー。
ましてや、復讐心なんて・・・。
負のエネルギーを発散したところで、自分には何も得られるものはないのです。
人生の貴重な時間を浪費するだけなのです。
そこで偽りの満足感を得られても、幸福感は味わえないよ。

負のエネルギーは、心の中を恨みや憎しみでむしばむ。
それは、人から優しさを奪う。表情はうつろになり、キツくなる。
その場しのぎで薄っぺらい満足をしてしまう。
負のエネルギーに満ちてしまった人は、負のエネルギーを持った人しか集まってこない。
これが負の連鎖となって、人の心を蝕み続け、ますます幸福感を得られなくなる。

でもね、ほんのちょっとした気の持ちようの違いで、負のエネルギーは、正のエネルギーになる。
ちょっとした気の持ちようを変えるヒントは、何気ない日常の中にある。
青空であったり、雲であったり、花であったり、動物であったり・・・。


負から正への切り替え。
実は簡単なこと。それを難しくしているのは、単なる「思い込み」でしかないのです。


正のエネルギーは、人生を生き生きさせる。心が豊かになる。
心が豊かになれば、表情も生き生きと豊かになる。
一時の満足を考えるのではなく、延々と持続する幸福を考える。

正のエネルギーに満ちあふれた人のまわりには、
やはり正のエネルギーに満ちあふれた人が集まってくる。
笑顔が笑顔を誘うように、幸せは幸せを呼ぶ。
そこに、喜びや幸せの連鎖が生まれる。


先のノーベル化学賞を受賞した、鈴木章・北海道大学名誉教授は、NHKのインタビューで、
「正義は身近なところにはない。長い時を経て証明されるもの」という旨の発言をしました。
(記憶をたどって書いているので、一言一句は違うかも知れません)
これを聞いたとき、重みのある言葉だな、と思いましたね。
その言葉を俺自身の人生に重ねたとき、とても重く感じたのです。
目先の利益にとらわれても、先の長い人生において大した意味は持たないということなのです。

何気ない日々を、感受性を豊かにして、明るく笑顔を絶やさず過ごすこと、
そして、立ちはだかった障害に対しては、
どう行動すれば自分のためだけでなくまわりのためにもなるのかを常に考え、
歩みはのろくても、一歩一歩前に進むことが大事だな、と思うのです。


誰しも、幸せになる権利があり、そして誰しもが幸せになることは可能なのだと、
俺は信じて疑いません。







正義は勝つ 小田和正



P.S 愛殿へ
愛殿はこんな記事が読みたかったんだよね。
俺も忘れてました。
今日は、愛殿の生誕祭だから、久々に腰を据えて書いてみたよ。