有川浩さんにハマッて、今回は「シアター!」だ。
劇団の存亡を巡っての若者群像・・・・・・
・・・って、すげぇ、いい加減な言い方してますが、有川さんのお話ですから、絶対に失望することはありません。
ヤン坊が若い頃、一種の劇団ブームがあった。
「アングラ」と呼ばれていた。
色々有名な劇団があったらしいけど、アホなヤン坊は今では「天井桟敷」しか覚えていない。
あの寺山修司さんの劇団だ。
ヤン坊は、「ちびっこギャング」とか、カーリー、ラリー、モーの「三ばか大将」みたいな、もの凄く簡単なお笑いが好きだったので、このアングラみたいなものは難しすぎた。
こういう劇団は何となく「ゲージュツ」的だったけど、演じている役者だけが自分に酔っているような感じも受けたのでした。
もっとも、実物を見たことがないので、本当の「アングラ」がどういうものか全然知らない。ごめんなさい。
ただ、TV番組の「11PM」のような番組で紹介するアングラ劇団の中には、結構裸の女性が出てきたりしていました。(当時はTVで裸の女性が許されていたのです。)
当時「アングラ」にはそんな隠微な雰囲気があって、ヤン坊はそれだけを目的に、「アングラ」という言葉を、新聞の番組表の中で追いかけていたのでした。
さて「シアター」に戻ります。
どうでもいいヤン坊の回想とは、全く違います。
本当に演劇の好きな人たちの話です。
そして、彼らを、「本当にそれで生活していけるのか?」
と、「大人」の視点も忘れていません。
ヤン坊は両方に共感しながら、経緯を見守っています。