はじめに

   

 <霊>のシリーズは、昨年の11月初めに書いたのが、最後で、中断している。また、「本当にあった怖い話(ほん怖)」の最終回の記事は、10月に書いて止まっている。

   

 実は、1月末頃に「ほん怖」の後継誌の「HONKOWA」が創刊発売されている。ここに、伊藤三巳華さんの「東京大神宮」の訪問漫画がある。

   

 この中で、面白い事に、東京大神宮は発展途上の神社と言う透視が報告されている。これを読んで、「なるほど」と思ったままで、余り気に留めてなかったのだが、宇摩説に関係することに気付いた。

   

 宇摩説では、「神社は神話(弥生)時代に高天原から指導や情報収集で天下った神々神や、穀倉などの遺跡・伝承地に作られた」、としている。

   

  高天原と朝廷(本家と分家)

   

 この高天原と関係した神々や遺跡や伝承地などは、弥生時代の600年の痕跡だから、各地に非常に多かった。しかも、これは同時に、朝廷が古事記や日本書紀で天上にした前政権の高天原の地上の存在を示す証拠でもあった。

   

 古事記などで高天原を天上にした朝廷にとって、全国各地の多い遺跡・伝承は不都合な存在になり、地域に一つの神社と言う形で纏め始めたのである。

   

 その頃、朝廷文書では消されているが、高天原と朝廷の勢力争いが起こっている。これは、中国文書の二つの朝廷の質問、両面宿儺などのほか、行事や昔話に残っている。

   

 少し話が変わるが、日本でも焚書があった。この原因は、史学者には解けない。だから今の何故かは、謎のままだが、宇摩説では焚書の原因は、朝廷に不都合な高天原の様々な記録があったと簡単明瞭である。

    

  二つの太陽(政府)の時代(高天原と朝廷)

      

 この争いの頃に、朝廷が仏教導入を始めたのであり、聖徳太子の頃である。しかし、庶民は地域に残る遺跡や遺物などで、神話時代の良い社会が伝承されているから、戸惑いつつも高天原への尊崇は変わらなかった。

   

 このような状況の中で、朝廷は神道・高天原への人々の思いを排除し、伝承を消すために仏教支配、中国の法令支配を目指したのであり、史学者の言う「遅れていたから導入」と言うのとは違う。

   

 日本の社会は、弥生時代の神道によって、世界一安定して礼節・長寿社会であり、法など不要の社会であった。言い換えると、朝廷に不都合な言動、伝承を取り締まるために、法ができたのだ。

   

 とにかく、平安時代の内裏の焼失事件は非常に多い混乱時代であったが、史学では平安文学しか取り上げない。つまり、原因が判らないから、無視しているのだ。

   

  現在の反日、妄想左翼による混乱

 今は反日学者、東大、江波が「皇室(神武)は大陸から来た」などの妄想を広げて、小沢が信じ込んでいる、根っからの在日思考である。これに合わせて現在では韓国に碑まで作られた。

   

 とにかく、戦後の東大に始まる共産・社会主義思想は、反日で日本破壊、弱体化、自虐史観が教えられた。この学生たちが民主党政権の思想的主軸である。日本文化を知らない国賊集団だ。

   

 こんな中で、宇摩説が古事記から、高天原の解明、高天原と朝廷(皇室)の正しい歴史、高天原からの天下った家系(分家)と解いている。この面でも、時代の要請による宇摩説なのだ。

   

 以上で宇摩説の概要を終わる。本当は概要でも、他の古代史から言えば桁違いに多いが、簡単に説明した。歴史が自分や国家に役立つと言う事も簡単に描いた。

   

  宇摩説は時代の要請

   

 宇摩説は神話時代と、平安時代の混乱期の原因、現在の混乱まで、駆け足の説明をして、現在の混乱にも、古代の解明が必要であり、宇摩説が時代の要請だと書いた。

    

 今は、戦後のGHQの日本弱体化策、反日左翼の日本社会・文化の破壊思想などが育って、あらゆる面で日本の世界一古い国で、独自文化で、人類の理想社会の破壊に近付いている。

   

 古事記の歴史的解釈で、様々な学問の整合する宇摩説は日本人の基礎的知識であり、本来の日本に戻る道標であり、子供に伝え、残すべき日本を知る必携の歴史である。

   

 このシリーズでは、伊藤三巳華さんに観える神社の解説をする予定だが、宇摩説は常識と違うので、宇摩説の基礎知識が必要であり、これを全て書くと、何冊もの本になる。

  

 そこで、必要と思われる部分だけ書いたが、初回は宇摩説だけの話になった。次回は、東京大神宮の伊藤さんの話を書こうと思うので、近所の本屋で「HONKOWA」創刊号を見て欲しい。

<2011,2、26、霊、伊藤三巳華、東京大神宮1>