布団太鼓、新居浜太鼓台＜動画＞宇高太鼓台ほか、三島・浜、船太鼓参加。三島太鼓台

　　はじめに

　新居浜太鼓台の動画ＹｏｕＴｕｂｅに上がっていた。太鼓台は秋祭りの山車だが、夏祭りにも出し様になったようだ。見ると、幾つか動画があり、三島・浜の船太鼓もあった(説明後述）。

　新居浜太鼓台は宇摩地方の太鼓台と基本的には似てるが、個々に見ると、飾りが龍や鳳凰、獅子、中国宮殿などでほぼ一致一致するが、布団の枚数が９枚などの違いがある。

　飾り幕も二段になって、違うが、これは宇摩郡三島地区などでは、飾り幕と掛け布団があり、これを上下の幕にして並べた物でもと同じだったと言える。見栄えが良くなった。

　また、上部の布団の上に、天幕があり、これは、元の新居郡の新居浜市と西条市の太鼓台に有る。今は無いが、宇摩郡や三豊郡にも有ったのではないかと思っている。

　　宇高太鼓台

＜１：２７＞

　　又野太鼓台

＜１：４５＞

　　新居浜夏祭りに三島の船太鼓（兵庫・高砂市から購入）

＜１：４８＞

　　これを見て違和感を覚える

＊　宇摩説の立場から言えば、兵庫・高砂形の太鼓台が三島太鼓を代表して新居浜祭りに行ってるようで、面白くない。お花の受け取りも、新しい方法であり、異常である。

＊　本来、お花を受け取ると、太鼓台をゆすって礼をする。古語や神事などに出て来る「フユ」ゆさゆさと振るのである。２，０００年近く続いた物を今の代で変えるのは如何なものだろう。

＊　この船太鼓は明治時代に高砂の殿さまが豪華に作って、自慢して興行を行い四国に渡って見せ物で来たが、香川・三豊からは地元の太鼓の方が大きく、奇麗なので興行に失敗した。

＊　愛媛県に入って、ますます不評に成り、宿代も出無いので、太鼓台を売って宿代と旅費を得て帰ったと言う曰く付の太鼓台である。三島を代表する太鼓には相応しく無い。

＊　ただ、愛媛新居郡・同宇摩郡・香川三豊郡の三郡では貧弱だが、北四国の山車としては珍しいと言う事も有り、声が掛かって出張るのであろうが、私は誤解を与えそうで反対である。

　　三島太鼓台の集合(一部）

　船太鼓、此の時は布団三段、日によって二段変える

　三島太鼓台の集合写真一部

　此の時には、左と中央の太鼓台の間に、新居浜型の太鼓台が小さく写っている。旧伊予三島市の豊岡地区に、三島型より安い新居浜型が導入された。

　三島では、これらの事で、三島の祭りには、兵庫高砂型・新居浜型の太鼓台も見られる変わった地域である。なお、これらの全部は、「建国と今」のアルバムに有る。

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