形成外科医の山本です。形成外科・美容外科・美容皮膚科 -107ページ目
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プラセンタ療法は皮下又は筋肉注射しかダメなのでしょうか?

最近は、点滴でのプラセンタ療法を行うクリニックが多くなってきていますが、以前か

らプラセンタ治療を行っているクリニックでは、皮下又は筋肉注射のみ行っているようです。

理由は?


厚生労働省の指導による説明書に書いてるからです。

通常、薬剤にはその使用方法が指定されていて、それにしたがって治療を行うようにとされています。


従って、プラセンタは皮下又は筋肉注射で行う事になります。


とすると 点滴はだめ!!!!!!となります。


ところが、本来プラセンタは肝機能障害に対して保険適応とされていて、保険で使用する以上は指導に従わなければならないことになります。


でも、実際は保険外診療で行われています。それ肝機能障害以外の目的に。

すると、厳密にはその指導に従わなくても、医師の管理の元であれば色々な方法で使用出来ることになります。


(臨床の現場では、患者さんの状態に合わせて薬剤の使用方法を変えたり、本来の目的以外に使用さえている事も沢山あります)



などと、屁理屈を述べることも可能です(あくまでも私の屁理屈ですが)。


実は、プラセンタは今から40年も以上前に使用が開始さえているのですが、当時は今ほど点滴の頻繁には行わず、注射を言えば皮下又は筋肉注射が一般でした。


(子供の頃、お尻に注射さえた事を覚えていませんか? ありますよね。でも最近はほとんどなくなりましたが。)



この薬剤が厚生省(当時の名称ですが)薬事申請した時は「皮下又は筋肉注射」での治検でのデータを提出し、それが認可されたのだと思います。それが現在まで続いている訳です。


本来ならば、製薬会社が後からでも「点滴での使用」の申請を出していてくれたら良かった都思うのですが、それには莫大な時間とお金がかかるため、行わなかったと思います。


さらに、最近は沢山の肝機能障害用の薬剤が開発され、本来の目的としての利用が少なくなった事も理由です。


因みに、最近の肝機能障害用の薬剤はほとんどが点滴です。



以上はあくまでも私の解釈ですが。



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留学から16年

1月17日は16年前に起きた阪神大地震の日ですね。


その時、私は何をしていたか思い出しています。


1994年1月17日

私は オーストラリア アデレードにある王立アデレード大学病院形成外科と同じ市にあるAustralia Cranio Facial unitに留学していて、臨床医として働いていました。


Australia Cranio Facial unitは世界でも有名な頭蓋顔面外科治療の施設で、世界中から多くの形成外科医が研修に来ていました。


地震の事は友人の医師から聞きまた。

当時は今のような インターネットはありませんでっしたので、情報は新聞とテレビでした。


しかし、全て 英語でしたので正確なことはわかりませんでした。


従って、詳しい事は長崎の実家 に電話しして聞いた事を思い出しました。


オーストラリアの友人も心配してくれ、日本は大丈夫か。君の家族は大丈夫かと心配してくれました。


私の家族は長崎で、妻も宮崎でしたので、問題ありせんでしたが。


あれから16年。


月日の経つのは早いのですが、当時の事は今でも忘れることはありません。

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