拝啓 初秋の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
まずは、先般の議員辞職に際し、ご支援いただいております皆様方のご期待を裏切る形となりましたこと、改めまして心よりお詫びを申し上げます。
今年の1月に、私が政務用の印刷機を私的業務のために使用しているのではないかとメディアからインタビューを受けました。もちろん、私的な利用など行っておらず否定いたしましたが、結局は不本意な形で報道がなされました。
しかしながら、省みるに、私自身が私物を持ち込まず、私と公とのけじめをより厳格にしておれば、このような疑惑が差し向けられることもなかっただろうと内心忸怩たるものがございます。
また一方、在任中、町の活動に関わる資料のため、印刷機を利用いたしましたが、これは政務活動費に当たらないとの指摘を受けました。自らの粗忽と勉強不足に恥じ入るばかりです。ご指摘あった部分については直ちに全額返還させていただきましたが、やはり、皆様から信任をいただいた議員として「一つでも間違ったことがあったならば」との思いがあり、辞職の決断に至った次第です。
たとえ一時期ではあれ、市民の皆様方にご心配をおかけし、市政に対する信頼をそこなわせてしまったのではないかと深く反省しております。
辞職後も柏原市の現状を静かに見守って参りました。
子供を育て、地域の人々と交流し、一生活者として、一市民として、柏原市に暮らして参りました。
地域のコミュニティーの強い絆を確かめる一方、現在の柏原市には未だ多くの問題があり、行政と市民の暮らしとのズレや隔たりを改めて見つめ直しました。
柏原市をさらに暮らしよいまちにしたい、変革の原動力として公の場で働いてみたいとの思いがさらに強くなりました。たくさんの方々から、「期待しているから、もう一度頑張れ！」と温かいお言葉を頂戴いたしました。
責任は「取る」ものではなく、「果たす」ものだという言葉をかみしめながら、私は、柏原市議会議員選挙に再チャレンジすることを決意いたしました。
地盤・組織を持たない未熟な一個人ではありますが、熱意赤心みなぎっております。皆様方のお力添えをいただければ、柏原市を少しずつ変えていけると確信しております。何とぞ格別のご支援ご厚情を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
敬具