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桜の時

atra    新幹線「さくら」②


うーん、、と思ったのは列車そのものではない。

車両の「色」であった。


ほぼ同時期に運行を開始したJ東社のE5系「はやぶさ」が

メタルグリーンにピンクというビビット全開カラーで登場した

のに比較して、N700系をベースにした「山・九直通用」の

車両は外観的には地味な印象があった。


ばーす屋旅館 in Blog-sakura011


旅館屋的にはN700系-7000~8000番台車両は非常に

高い評価をしている。

そのものは「レールスター」の発展型バージョンである。

特に指定席座席のグレードは特筆に価すると思う。

直通運転を機にグリーン席を復活させたのも「◎」である。


座席と言えば、E5系「はやぶさ」の「グラン・クラス」という

鉄道車両にホンマに必要なんかい?というハイレベルな

シートが登場している。


が、事実上、あの座席の評価はまだできない。

運行直後に震災の影響を受けて運休を余儀なくされたが、

未だにプラチナチケット状態でグランクラスに座ることすらも

ままならないと聞く。

それとて一日たったの数本の運行である故に、グランクラス

そのものがまだまだジョイトレレベルだからである。


全ての「はやて」がE5系「はやぶさ」に代わり、通常世界に

降りてこないことには「ふーん」としか思えないのだ。

それに、グリーン席に倍するような料金設定も尋常ではない

ような気がしている。

モノ好きな旅館屋でも食指すら湧かぬというレベルなのだ。

(いずれはマがさして乗るであろうが、、、)


話が全然違う向きに行ってしもうた。^^;


ばーす屋旅館 in Blog-sakura013


直通N700車両の色は青磁に似せた「白藍色」と謳われた。

確かに鉄道雑誌に掲載されるカメラマンの腕を持ってすれば

「きれいな薄青色」に見えていたのだ。


今、20番線にしずしずを入って来た車両を見るにつけ、こりゃ

どうにもこうにも「くすんだ白」にしか見えないのだった。

せめてでもマイルドセブンの箱の色ぐらいには見えるだろう

と思っていただけに、少々がっかりした。


九州に入る車両だけに、おそらくはかの水戸岡氏の色付けも

加わっているには違いない。

優れた内装を見れば、これはJ西社のヘッポコデザインだけ

ではあるまい、というのが素朴な感想である。


ばーす屋旅館 in Blog-sakura015


元々、新幹線の「白+青」というカラーリングは日本の象徴

でもある「富士山」の色合いそのものである。

子供が描く富士山は間違いなく「白+青」なのだ。

人口に膾炙どころではない。

小さな子供にまで深く浸透しているカラーリングがそのまま

新幹線車両の色合いなのだった。


かつて「レールスター」が「白+青」の基本カラーを捨てた時、

妙にしっくり来ない何かを感じたことがある。

(500系ロケットほど形状が変われば別であるが、、)

白藍色ベースに青のラインを戻したあたりは「原点回帰」に

違いないのだろうが、何かもう一つヒネリがあっても良かった

のではなかろうか?


ばーす屋旅館 in Blog-sakura020


徹底的にカラーリングにこだわり始め、何だかF1のマシン

みたいになってきている東社の新幹線軍団に比較すれば

おとなしめではあるが、しっとりと静けさを漂わせる感じの

直通N700と言えなくもないのだが、、、^^;

そしてベースが白系であるが故に、


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「さくら」の列車カラーである「ピンク」がズバ抜けて映えて

いるとも言える。


白藍という色はきっと使い方の難しい色なのであろう。

そして三文デジタルカメラマンの腕では、白にしか写らない

色に違いない。

そうこう思いながらふと感じたのは、


「新幹線というのは、やっぱり『白』なのだなぁ、、、」


であった。



わずか15分のインターバルで、再び「さくら」は西に向かった。

限られた編成数で新大阪-鹿児島中央を行き来しているので

なかなか慌しいのだ。


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うーん、日の光を当てても、やっぱり白にしか見えない、、^^;;

マイルドセブンの箱の色ではなかったのだった。


それでも多分、きっと、、

「さくら」にあやかって薄いピンクにしなかっただけマシである。

旅館屋はおそらく「トイレットペーパー」を思い浮かべていたに

違いないのだ、、、

CHE.R.RY

atra   新幹線「さくら」①


この時差野郎っ!!(」゜□゜)」


と言われようが何しようが、ようやくホンモノを見たのだ。

それも新大阪駅、入場券入場にて、、、^^;


このクソ忙しい中、そうでもせんと「さくら」に出会うことなど

ありゃせんのだ。

※見に行くヒマはあったんかいな?というお言葉もなく、、


何だか四六時中工事しているような気がする新大阪駅。

またまたホームの増設らしいが、このまま増設が続けば

駅構内が江坂付近に達してしまうど。


御堂筋線改札から、いつものエスカレーターを登る。

見通しを遮るものは工事の防護板であったりで、殺風景な

ことこの上ない状態である。


九州新幹線に直通する列車を迎えるにあたって、反対側の

ターミナルが工事のまっ最中というのもなかなか哀しい。

まぁ、工事そのものは東海道新幹線に関連するモノでは

あるのだが、、


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改札を抜けると、本来は正面にぶら下がっていた列車の

案内掲示板が側面に、、、^^;


「さくら」のピンクの文字。

そして、博多や岡山ばかりだった行先表示に燦然と異彩を

放つ「鹿児島中央」の5文字。

旧き良き時代のマニアにとっては「西鹿児島」ではないのが

少々残念なところである。


まだお目にかかってはいないのだが、どうやら新大阪には

本当に「さくら」が来ているらしい。(あたりまえやがな、、)


20番ホームに向かう。

今回の九州直通でほぼ専用ホームになった感があるが、

実際には何となく場末のムードが漂う。


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それにしてもピンクの「さくら」の表示が目立つ。

東海道・山陽新幹線にはなかった色使いなので、この色は

たいそう目立つのであった。


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1時間に5~6本運転の山陽新幹線のダイヤの中でも、


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「さくら」のピンクが際立っている、、

はずなのだが、やはり赤の「ひかり」には敵わない。

拡大してみたが、オレンジの「みずほ」と並べられて

しまうと目立ちにくいことこの上ない。

元々が「ひかり・のぞみ・こだま」の「赤・黄(橙)・青」という

三原色に対抗しているので、余程にショッキングなピンク

でもない限り映えはしないだろう。


ピンクが悪いと言っているのではない。

列車名そのものが「さくら」である。

列車カラーをピンク色にせんでどーするねん、という極めて

当たり前の判断である。

むしろグリーンやパープルを使われたほうがブキミである。


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平日、昼下がり。

ホーム上はそれでも結構な待ち客の数である。

8両というライトな編成ゆえに、長い新幹線のホーム上では

乗客が凝縮されている感じなのだ。


発車15分ばかり前。

西の方からまばゆいばかりのヘッドライトを灯した折り返しの

「さくら」がしずしずとホームに入線してきた。


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うーん、やっぱりなぁ、、、^^;

というのが素朴な第一印象なのだが、そのあたりは次話にて。


^^/


第71話 「功罪」②

pop   第71話 「功罪」②


風呂にも入れればミルクも飲ます、、

オムツだって洗うぞっ、、^^;


てな具合に、すっかり親バカしている。

ミニダンナは齢4カ月を超え、「あー」だ「うー」だとなかなか

にぎやかに育っている。


、、まずは近況まで、、m(_ _)m



遡れば2月のいつ頃かに「新幹線開業による功罪」と題し

話をした、、ような気がする。

本当にいろいろなことが起こってしまったここ数ヶ月だが

そのアップも遠い昔のような気がしている。


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もうすっかり開業から3カ月経っているが、未だ「さくら」に

お目にかかっていない。

東京と長崎を結び、孤高の存在であった「さくら」は今や

すっかり増殖し、1時間に1本の割合で九州・鹿児島方面へ

向かっているはずである。


ばーす屋旅館 in Blog-sakura001


「さくら」だけではない、「みずほ」だって増殖した。

北の方では「はやぶさ」もその機会を伺っているらしい。


概ね九州新幹線の利用は好調であるらしい。

未曾有の震災さえなければ、もう少し上乗せが効いたに

違いないが、それは言うまい。

堅実に行き来していれば、利用は徐々に増えるのだ。


さて、その「新幹線一本列島化」による、今度は「罪」の部分。

旅館屋的にはこれしかないと勝手に思っている。



「『時刻表』がつまらなくなってしまったこと、、」



宮脇俊三翁を師と仰ぐ「時刻表テツ」にとって、新幹線が

延びる度につまらなくなっていく「時刻表」を嘆いてきた。

いや、重量は増え(何故かっ?)価格も1100円ばかりする

巨大な書籍になっているのだが、中味が足らない。


何が足らないのか?

幹線のページが細切れにされ、重みがなくなったのだ。


日本が誇る長大幹線のワンツーを例に見てみよう。

まずは西の雄である「山陰本線」、、、


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元々、長さの割りに本数の少ない路線ではあったが、京都と

下関を米子にて二分する構成は魅力的であった。


例えば、京都-米子間では「まつかぜ」、「出雲」の特急群に

「だいせん」、「白兎」等の急行群。

いずれも劣らぬ長距離列車ばかりで、時刻表を縦に串刺す

様は見ているだけで楽しかった。

特に福知山からすっと現れるクイーン「まつかぜ」の黒太線は

惚れ惚れとするような重厚感があったのだ。


今やその区間は京都-福知山、福知山-鳥取、鳥取-米子に

3分割されている。

何だか幹線同士を結ぶ支線のような雰囲気になっている。


13両もの長大編成で山陰本線の頁に登場する「まつかぜ」は

現在はたった2両のローカル特急と化している。

もっとも2両編成でも7往復すれば14両分の効果はあるので、

13両で1往復(※6両の鳥取回転列車もあったが、、)するより

フリークエンシーでも輸送量でも優れている。


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西山陰の時刻表上の雰囲気は今もそれほど変わっていない。

米子-下関間が同じ頁で表現されている。


米子-出雲市間だけやたらに「やくも」が跋扈し、以遠に向かう

「まつかぜ」や「おき」の数は激減する。

見た目がケータイ画面の3本アンテナみたいな感じは、昔から

余り変わっていない。

つまり、列車本数はそれほど変化していないのであろう。


西の雄が山陰本線とすれば、東の主は東北本線。

こちらは山陰本線以上に時刻表上は悲惨である。


上野-黒磯、黒磯-仙台、仙台-盛岡、盛岡以遠という分断

であるが、切り刻まれているのもともかく盛岡以遠については

既に東北本線名義でなくなっている。


東北本線の頁は、かつての時刻表の「花形」であった。

上野を基点にして青森、盛岡、仙台、秋田、山形方面へ向かう

特急列車群、、

「はつかり」、「やまびこ」、「ひばり」、「つばさ」、「やまばと」と

いった名優がキラ星の如く行き交う様は、大動脈の名に恥じぬ

見ているだけでワクワクするような状況であった。


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今や東北本線を貫通するどころか、一箇所でも通過するという

昼行特急の姿は皆無である。

寝台列車ですら「北斗星」と「カシオペア」の両雄のみである。

時刻表上に表現されるのは、細切れにされた普通列車と快速

列車の大群である。


「読む楽しさ」が時刻表から年々消えていっているのだ。

「時刻表テツ」にとっては、これは「罪」以外の何ものでもない。

正に新幹線が招いた災いなのである。


新幹線を動脈に、支線区が毛細血管のような位置付けとなって

時代が流れている。

もはや裏幹線を串刺す特急列車など、存在価値そのものがなく、

新幹線連絡を主とした短距離特急ばかりである。


それはそれで現代の日本の「安・近・短」の時流にすっかりと

マッチしているのだが、、、


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それはさておき、↑この色の新幹線ではなく、薄いブルーが

美しいとウワサの超特急に早く出会いたいのだが、、、^^;;

奇跡の地球(ほし)

atra  阪急6300系「京とれいん」


いやぁっ、と思う間に3カ月も経過していた。


ご心配なく。
店をたたんだワケでもなく、世を儚んで隠棲していたワケでも
ないのでございます。^^;



忙しかったのよ、ホンマに、、、(-_- ;)



世間的には未曾有の大震災とそれに関連する事故がらみの

報道ばかりで、気は滅入る一方。
「テツ」を滔々と語るには、余りに世の中の空気がかけ離れた
ものになっておるのでございました。

被災地の皆様の心情をお察し致します。m(_ _)m


「テツ」者としてはズタズタに寸断されていた各路線が徐々に
開通して元の姿に戻りつつあること。
本格的な復旧に向けて、わずかながら光明が差し始めたこと。
それを嬉しく思い、祈っておる次第であります。


鉄道というのは被災からの復旧に際し、本当に力強いもので
あることは、これまでの事例からも明らかです。
一刻も早く皆様の生活が元の状態に戻りますように。



そんな国難においてでも、、
新幹線はちゃんと熊本を経由して鹿児島に至り。
キハ181系は多くのテツに見送られながら、幡生へと旅立って
いったのでした。


個人的にはまだ「さくら」にも「みずほ」にも、乗るはおろか
姿すら拝んでおりませぬ。
今のところは大きな初期トラブルもなく、順調に走行していると
いうのも良きことにございます。


とても大好きだったキハ181系の死に水を取れなかったのは、
痛恨の極みなのでした。
それでも多くのテツの皆様が花道を整え、西への帰らぬ旅を
見送ったと聞いております。(ToT)



忙しかったのよ、ホンマに、、、(-_- ;)



閑話休題、、それはさておき、、、
全く話題は変わるのですが、、、^^;



ステキで明るい話題の少なかったこの春。
名車の復活の報がありました。


阪急のフラッグシップこと「6300系」
そう、京都線を美しくかつ優雅に疾駆していたあの名車。
それが装いも新たに登場したのでした。

もう再登場以来ひと月が経過するので、既に話題にされた
ブロガーさんも多いと思います。


ばーす屋旅館 in Blog-hankyu6300kt


「京トレイン」として、これまた優雅な復活なのでした。
シート貼り換えや内装の変更だけでなく、ボックスシートまで
登場させるという、これまでの阪急にはない車両改装です。
2両抜かれ6連なのはタマにキズですが、嵐山線に入ることも
想定すればそれは止むを得ないところでしょう。


6300系と言えば、その特徴的な連窓と2扉。
そして、それまではマルーン一色だった阪急電車がクリーム
という新色を上部に背負ったというセンセーショナルな車両。

そのいでたちは美しき「チョコレートパフェ」の如しでした。


同じくクリームを背負い、「イチゴクリーム」を狙った近鉄が
何だか酔っ払ったマメダヌキのような顔↓になってしまった

点と比較すれば、その洗練さが語られようものです。


ばーす屋旅館 in Blog-kintetsu8000ik


茨木市や高槻市はおろか、長岡天神や淡路にまで停車する
現在の特急とは異なり、当時の停車駅は十三と大宮、烏丸
のみという、まさに「特急の中の特急」なのでした。


今回は週末だけ数往復する「快速特急」という種別。
十三、淡路、桂、烏丸と停車駅も絞り、京阪間の観光需要に
特化した車両であることも謳っているようです。


平日にその顔が拝めないのは残念ですが、ちらとホーム上で
眺めた際に満員御礼状態で発車していったところから見ると、
お客さんの認知もなかなか高いところと察します。


中之島新線やなんば線の開業で何かと話題のあった京阪や

阪神と比較してパッと明るい話のあまりなかった阪急が放った

豪快な一発と思います。
特にジョイトレ系や専用車両を持たない阪急においては英断
ではなかろうかと感じております。


タネ車がタネ車ですから、きっとステキな活躍をするのでしょう。

乗ってみたいなと思わせる車両にできあがりました。^^



、、、てな按配で、再びちびちびと「テツ話」を開始します。

えー、はい、のんびりですがようやく落ち着きましたので。^^



公私の「公」はともかく、「私」もドタバタなのでした。

まぁ、こちらは明るい話題ではあるのですが。


齢不惑も半ばにして、初めて子を授かりました。m(_ _)m

これがなかなか元気モノなのでございます、、


ばーす屋旅館 in Blog-mini001


未来の若ダンナ、、

そう、『ミニダンナ』の登場でござる。


際立ったキャラばかりの当旅館において、いかなる存在に

なりますのやら。

、、というても、それは数年の後でございましょうが。


そしてコヤツはおそらく、ちみちみと製造してきたジオラマを

一気に破壊する、ゴジラよりコワい存在になるのでした。


まずはご一報まで。^^;


第70話 「功罪」①

pop   第70話 「功罪」①


知らぬ間に2月も終わろうとしていて、気が付けばあと2週間も

後には九州新幹線が全線開業する。


ふた昔ほど前に「一本列島」という表現があったが、まさに

青森から鹿児島まで、新幹線により「一本列島」化される。


「はやぶさ」に「さくら」、「みずほ」、、、

オールドファンには懐かしの、かつおなじみの愛称が復活し、

それらが日夜走り回ることになるのだ。


お祭り大好きの日本人は初発列車の指定席確保にまたしても

奔走し、いずれも秒殺であったと聞く。

「初列車に乗る」というのは「テツ」にとってはある種のステイタス

ではあるが、本当に利用すべく待っていた人々に対し、それは

申し訳ないので、旅館屋はいつもそれには手を出さない。


それに慌てて初発に乗ったとて、ホームでは要らぬエライさんが

テープカットしてたり、どんたくを踊ってたりで大変である。

車内もTVクルーが右往し、記者やカメラマンが左往するので

落ち着いて車窓を楽しむ間もない。


どっちみち開業すればいつでも好きな時に乗れるのである。

車内も車窓をその頃になれば落ち着いてくるのだ。


ばーす屋旅館 in Blog-shinkansen903


それにしても、ついに青森から鹿児島まで新幹線がつながって

しまうのだ。

整備新幹線計画そのものが頓挫しようとしていた事を思えば

まぁ何となく万感迫るものがある。

2年後には金沢まで伸び、3年後に津軽を越えると聞く。


「新幹線」には「功罪」がある。

代表的な「功」の部分を少しばかり考えてみた。


地域の経済効果や何やとエコノミスト達は喧しいが、基本的に

都市間の移動に関する速達化が最もであると考える。

旅館屋が生まれた頃、新幹線で東京-新大阪間は3時間10分

かかっていた。

この度の九州新幹線全通により、最速の「みずほ」は3時間と

45分を新大阪-鹿児島中央間を結んでしまう。


あの頃の、大阪から見た東京と鹿児島の距離感は圧倒的な

差があったのだ。

新幹線で「わずか3時間」の東京。

それに対し、鹿児島は「一昼夜走り続けて」ナンボ。


ばーす屋旅館 in Blog-shinkansen904


隔世の感はあるし、スピードアップに関する技術革新も甚だしい。

東京-大阪間は現在は2時間20分ばかりと、当時に比較すれば

その短縮時間も尋常ではないが、今回の開業によるダイヤを

しげしげと眺めていて感じたのは、


「何や、東京も鹿児島も似たような距離なんや、、^^;」


というオッサンモードの典型的な誤解である。


時速300キロ近い新幹線でぶっ飛ばしても、やはり鹿児島まで

やっぱり4時間近くはかかるのである。

比較すれば東京までよりも、やっぱり薩摩を遠い土地なのだ。


これは東北新幹線が青森まで延びた際にも感じた。

日本史上最速の「はやぶさ」が今回登場するが、それでも東京-

新青森が3時間10分。

かつての東京-大阪と全く同じ所要である。

ふた昔前に東京の人々が描いていた「大阪まで」と「青森まで」

距離感はどうだったであろうか?


「狭い日本、そんなに急いでドコへ行く」はかつて一世を風靡した

コピーライトであるが、ついに新幹線だけでこんなに忙しい日本に

なってしまったのだ。


ばーす屋旅館 in Blog-shinkansen902


青森から鹿児島まで一本化してしまったことで、またまた直通や

夜行列車という話題が再燃しているみたいだが、これはJ海社

という頑固な会社が巨大な溝を造っている限りは達成されまい。


16両固定編成以外は乗り入れることまかりなし、という何だか

古い日本の役人のようなことを述べる会社が、ファジーの極みの

ような列車を通すことはまずなかろう。


素朴な「テツ」の夢は、今回の青森-鹿児島全通で少なくとも

下記の2列車は運行できまいか?と思ったはずである。


 ○東京-鹿児島中央直通新幹線

   愛称候補 : 「桜島」、「はやと」

     ・前者はUSJ方向に誤って向かう恐れあり。

     ・後者は「はやて」「はやぶさ」との誤乗率高し。


 ○新大阪-新青森直通新幹線

   愛称候補 : 「新日本海」

    ・フネと誤る可能性高し。


冗談はさておき、直通列車そのものを夢見た「テツ」は多いのだ。


やれ特殊な車両が必要だの、夜間保守はどうするだのこれも

悲観的なコメントがたくさんあったが、車両そのものは現在走る

「N700」や「E5」レベルで問題なかろう。

シートレベルの進歩も凄まじい勢いであるし、急行「能登」の

座席よりははるかに寝やすいはずである。

夜間保守にしても、3分間隔で走る昼間ほどの頻度はない上に

走らせたところで1日数本程度なので、片側一通にしておけば

造作ないのだ。


ばーす屋旅館 in Blog-shinkansen906


ただ、その夢をも砕くJ海社の「通せんぼ政策」により、またもや

黙殺されてしまうのであろう。

リニアが開業するまでは、東からと西からの攻勢を避けながら

海社は独立王国路線を貫くに違いない。


話がそれまくってしまったが、功罪の「功」の部分は間違いなく

「速達化」なのである。

青森で昼飯し、コーヒーブレイクの後に新幹線に飛び乗っても

その日の内に鹿児島まで着けてしまうという速度感。


飛行機に比較すれば笑い話レベルではあるが、こちとら地を

這う鉄道上を行く弾丸列車の話なのだ。

大阪において言えば、20時前まで一杯やっていて、それから

新幹線に乗っても鹿児島まで帰れる。


そんな時代になってしまったのだった。



「罪」の部分はまた後日、、、^^/

みなさまには、、、^^;

aisatsu


いかがお過ごしでございましょうか?^^;


知らぬ間に「2月」になっていた、、、

というのが正直なトコロでございます。


年が明けて尚、仕事のほうが落ち着きませぬ。

部長の異動に始まり、同じ業務内の同僚まで異動。

引き継ぎやら何やらで、てんてこマイ状態なのでした。


思えば、ちょうど去年の今頃。

\(^o^)/←こんなヤツとともに、


ばーす屋旅館 in Blog-aisatsu001


確か↑こんなモノに乗りに出掛けていたような気がします。

いやはや一年とはあっという間なのでございます。


仕事そのものも落ち着きと余裕がないところに加えて、

私事ではありますが、身の周りもドタバタしとります。

※不幸ゴトではありませぬ。「慶事」ではありますが、、^^;


まぁ、おそらくきっとなのですが、寒さが一段落した頃。

春頃よりまた、週2度ペースぐらいのアップに戻れるのでは

ないかと思うとります。

それまでは、すっかり「月刊誌」状態ですわ、うへへっ。


それにしても、トンと「鉄分」が不足しております。

もうほとんど仮死状態ですっ。^^;;;

鉄道そのものたるや、通勤時の大阪地下鉄と業務時に

使う近鉄ぐらいなのでした。


あぁ、新「はまかぜ」が私を呼んでいる、、

「はやぶさ」はいずこ?

「さくら」に「みずほ」はっ?(」゜□゜)」


欲どおしいことは申しませぬ。

「びわこエクスプレス」でも結構です、、、



と、なかなか狂おしい状況が続いております。

しばしのご猶予を。m(_ _)m


ばーす屋旅館 in Blog-aisatsu002


わぁぁぁっ!(」゜□゜)」

(不謹慎ですが)雪景色を見たいっ!^^;;;;;


                    旅館支配人

また君に恋してる

atra   特急「きのさき」


あけましてっ (^-^)



あぁっ! (  ゚ ▽ ゚ ;)



、、という間にもう16日になっていたのだ。

小売業に携わる人間にとって、1月の上旬とはかくも高速に、

それこそ時速300キロで過ぎていく。^^;


年末・年始の知らぬ間に新幹線は青森に達し、南の方では

「みずほ・さくら」のダイヤが発表されたりしている。


あぁ、全く「鉄分」のないひと月ばかりを過ごしていたのだ、、


新幹線が南北に延びていく様は嬉しいし楽しいのであるが

その裏側で淘汰され没落していくものもある。


いつか来るとは思っていたのだが、やって来てしまったのは

名優「485系」の淘汰である。


天下一であった「雷鳥」はいよいよ発展廃止。

南九州にわずかに残っていた「赤い軍団」も置換される。

会津の国に少々残るが、「いなほ」や「北越」は運用上では

485系でも、あれはもう改造されて別人である。


そんなこんなで、わずかに残される「原形をとどめた485」は


ばーす屋旅館 in Blog-tr230


こいつら↑だけになってしまうのだった。^^;;;

通称「北近畿ビックX軍団」である。


厳密に言えば、この軍団は交流装置はすっかり剥がされ、

組合的には「183系」の一員である。

それでも型として残されているのであれば、それで良い。


但し、彼らにも保証された明日はない。

「287系」という「サンライズ」の前面を持ち、「サンダバ」の

側面を持つ、何とも不気味な新車が登場する。

ある意味、前面と側面がアンマッチな車両を多く排出する

西社の思想炸裂な車両である。

先頭車両がダブルパンタなところもそうである。


ばーす屋旅館 in Blog-tr232


特急「きのさき」、、

この列車も件の287系に順次置き換えられていく。


かつての特急「あさしお」や急行「丹後」などを併呑していき

山陰本線の京都-福知山間の電化開業時に登場した。

時期同じくして天橋立方面には「はしだて」、舞鶴方面には

「まいづる」という、「わかりやすさの追求」ではあるのだが、

ホンマに特急の名前としてエエのかいな?というチームが

編成されていった。


まぁ、考えてみれば草津温泉に向かう特急は「草津」だし

目的地にある観光地から名を採ったとすれば納得はいく。


ばーす屋旅館 in Blog-tr231


ヘッドマークも凝っているには違いない。

丹後半島付近をデフォルメした黒い下地に、福知山を交点

とした「X」の幾何学模様。

そして該当する特急の運行区間が「列車カラー」に塗られる

という更なる凝りようである。


京都口はまだ良かった。

問題と物議を醸したのは大阪口の2列車。

あまりのブサイクさに大好きな「北近畿」と「文殊」であった。


「北近畿」はともかく「文殊」にいたっては天橋立に名のある

菩薩様が鎮座ましますという多分に歴史的な知識を持たぬ

限りは、どこをどう走るのかちっとも理解できない。

その「北近畿」は春の改正で「こうのとり」に。

※初代「北近畿」のヘッドマークは、思えば「コウノトリ」が

  飛翔するさまが図案化されていた、、

「文殊」はその存在価値を示せないままに廃止される。


ばーす屋旅館 in Blog-tr233


話を戻して「きのさき」である。

京都、亀岡、福知山、豊岡、城崎という、どちらかと言えば

高速道路の恩恵を直接に受けないエリアを串刺しにする

運行区間から、乗車率そのものは良いらしい。


お古な車両ばかりで構成され、これまでもなかなか新車が

投入されない二流エリアの存在であったが、ここに来て

ようやく陽の目を見たのである。

ブキミではあるが、スマートな印象の287系が行き来する

という北近畿エリアが楽しみである。


とともに、無くなりゆく「原型485系」に寂しさも感じる。

微改造はされ、ブサイクな名前で行き交いはすれども、

それが「485系」の姿をしたモノであれば、その点において

嬉しくもあり懐かしくもあったのだ。


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ただ、車齢を考えれば、現代においてはもはや考えられぬ

程の古豪の域に達している。

先頭車両の側面↑も疲労感一杯である。

置換そのものは、もう当然の出来事なのかも知れない。


それにしても、「ビックX」の巨大なシール。

もちょっとマトモな場所に貼れないのか?^^;



遅れましたが、本年もよしなに。m(_ _)m

ちびりちびりと、ジジイの晩酌のような頻度でアップします。

飽きずに懲りずにお付き合いを。


                      旅館支配人 m(_ _)m


第69話 「四季」

pop   第69話 「四季」


何だか知らぬウチに年の瀬も押し迫り、あとは粛々と

新年を待つばかりである。


、、、旅館屋は働いておるのでござるが、、、(-_- ;)


「ロクなことがなかった一年や」と、毎年毎年同じことを

誰もが言っているような気がする。


ばーす屋旅館 in Blog-sm0087


ここ何年も言い続けているかも知れない。

本当に「ロクなこと」がない。


「人類の英知の結集」や「アスリートの只ならぬ活躍」に

いくつかの打ち上げ花火が上がっても、後に訪れるのは

茫漠とした無限の荒野の日々ばかり、、、


ばーす屋旅館 in Blog-au0024


、、と、暗くなっても全く旅館屋らしくないので、ここは一発

明るい話題でも、、、(= ゜ω゜)ノ


、、という話題がホンマになさ過ぎるっ、、、^^;


事件や事故が多過ぎる。

コッパ役人の不祥事に、泥舟のような政治の流れ。


ばーす屋旅館 in Blog-wi0092


あぁ、イヤだイヤだ。

これからのニッポンはどうなってしまうのだ?


、、と嘆いてみても全く旅館屋らしくないので、ここは一発

前向きに考えて、、、(= ゜ω゜)ノ


、、という一年に、来年もなるんでしょうな。^^;



この一年、相変わらずの内容で展開する当旅館にお越し

いただきました皆様。


感謝。m(_ _)m


皆様にとっては、どのような一年でありましたか?

泣いても笑っても年は暮れ、そして年は明け、きっと、


ばーす屋旅館 in Blog-sp0003


また「春」はやって来るのでございます。^^


来る一年が皆様にとって最良の一年でありますように、

お祈りいたす次第でございます。


今年一年、ありがとうございました。

また来年もよろしくお願い致します。m(_ _)m


                        旅館支配人



追、

ちなみに旅館屋は越年し、3日までほぼぶっ通しで

働き続けるのでございました。^^;

まぁ、人間、働いてナンボですよってに、、、


暮れも押し迫った時期のほんのわずかな休息時に

この項をアップしとります。


さぁ、まだまだひと仕事ふた仕事っ。^^;;


コメントのお返事は新年になりまする。

ひとつよしなに。m(_ _)m

波乗りジョニー

btra


海水浴に行く時しか使ったことがなかった「南海電車」

あぁ、箱作が淡輪が磯ノ浦が私を呼ぶっ、、、


まぁ、旅館屋が高校生の頃である。

当時、関西私鉄の「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」である南海は


ばーす屋旅館 in Blog-nankai-021


こんな色合い↑のなかなか寂れた雰囲気であった。

「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」:

本来は近鉄、阪急、阪神、京阪、南海の関西大手5社だが

どうにも山電や神鉄、能勢電にすら負けているような気がする。

故に、旅館屋は南海をこう呼んでいる、、


緑の濃淡を使う私鉄とすれば関西では京阪電車。

あちらが何となく洗練された(かっ?)イメージを持つに対し

南海はあくまでも垢抜けしない。


車両の形がイケナイのだろうと思う。

抑揚のない正面、なんでこんな配置なの前照灯、、


そして沖合いに国際空港ができるに及んで、一念発起。

カラーリングを一新したのだった。


ばーす屋旅館 in Blog-nankai-023


うーむ、、、(-_- ;)↑↑↑


薄いグレーにブルーとオレンジの帯。

悪くはナイのだが、なんだかやっぱりイケナイ。


ばーす屋旅館 in Blog-nankai-024


ラインの引き方がイケナかったのだろうか?

何となくアメフトのヘルメットみたいなラインである、、

レタリングもローマ字にしてはみたが、あくまで「NANKAI」は

やっぱり「南海」なのだ。


この年の瀬。

もうアップも終了かと思いきや。

この忙しい最中に語らずにはいられない南海7100系。

堂々「Bトレ再販」なのである。


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個人的には欲しかったアイテムなのだ。

否、最も待ち焦がれていた一品かも知れない。

関西私鉄を語るにおいて、南海電車の基本形を避けて通る

ワケにはいかない。


初版は圧倒的な限定発売で、皆さまの「ポ○ンデ」はおろか、

ネットオークションですら滅多にお目にかかることがなかった。

よしんばあっても4両固定で数千円クラスの大人気、、


やっぱりそうなのだ。

ブサイクだ不恰好だ、垢抜ぬ田舎電車だと徹底的に悪口を

並べていても、みんな南海電車が好きなのだ。

それに、


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これを↑、、


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発売してくれないと、、


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「サザン」と「タダン」の超豪華8両編成が、、


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組めないやないですか、、、^^;;


そう。

みんな7100系を待っていたのではない。

夢の「サザン」と「タダン」の競演ができなくて、困りに困り

うんうん唸っていたのである。

「サザン」:南海の有料座席指定特急

「タダン」:その「サザン」にぶら下がる、時には牽引する

       普通車両。もちろんロングシートの無料自由席。


名鉄でも見られる座席指定車と普通車の併結運転。

但しあちらはある程度の特急専用車両同士である。

南海のその儚い美しさは特急車両と普通車両の競演という

ところである。

どう見ても洗練された都会っコの孫が爺さまの手を引いて

海沿いを疾走しているようにしか見えないのだ。


ばーす屋旅館 in Blog-nankai-045


だって、同じ会社の車両↑に見えますか?^^;


7100系の登場は1973年(昭和48年)である。

「サザン」用の10000系は1985年(昭和60年)に登場。

エトが一回転する間に、世の中はこれだけ変わったんかよ、

というぐらいの様変わりである。

7100系のベースになった6000系は1962年(昭和37年)登場。

デザイン的に見れば23年の歳の差がある。



と、散々悪し様に書いているが、別にキライな車両ではない。

むしろ南海においては好きな部類に入る。

関空開港時にまとってしまった衣装が少々ブキミなだけだ。


今尚、ホームで待っていて7100系が入線してくると、「あぁ、

とっても南海やねぇ、、、^^」と思うのだった。


ばーす屋旅館 in Blog-nankai-038


未だ大勢力ではあるが、そろそろ置換・廃車時期が迫る。

多分に関東ナイズされた大嫌いなタイプに置き換わっていく

らしいのだが、そこはビンボたれの南海電車のこと。

一気に駆逐されることはなかろうて、、、

Yellow

btra


どこかの篤信家が大量にさばいた「ジャンク」のヤマ。

それに群がるアホウなブログの管理人、、、


コレクター業界ではよくある構図である。

他人の不要物はこちらの宝。

間に介在するショップにどれだけ「抜かれて」いようが

群がる側には係わりのナイことなのだ。


それにしても、ヤマのようなジャンク品。

特に旅館屋の泣き所である首都圏私鉄車両が大量

とあれば、群がらずにはいられない、、、^^;


先日紹介して相鉄以外に、今回購入したのは、西武、

東武、京成、京王の数々。

新品だが、たった2両で1000円超と言われれば触手は

働かないのだが、4両で600円ならばお手打ちする。


ばーす屋旅館 in Blog-seibu001


黄色がステキ(?)な西武101系。

間違っても新品では買わない群のひとつである。

何となれば、、


「旅館屋は西武がキライだから、、、」


である。(-。-;)


西武沿線の方々がキライなのではない。

西武「ライオンズ」が宿敵なだけである。

何となれば、、


「旅館屋は『近鉄バファローズ命』、、、」


だったからである。(-。-;)


坊主憎けりゃではないが、猛牛応援団の一員としては

「西武」という単語そのものに悪寒が走るのだ。

ありえないことだが、それが鉄道車両にまで発展し、


ばーす屋旅館 in Blog-seibu011


この↑→車両が出てくるまでは、正直許せないでいた。

猛牛軍団が解体され、スマイル30000系が登場するに

及んで、旅館屋はようやく西武を受け入れたのだった、、


話はその101系に戻るが、


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まぁしかし、何と洗練されていない車両であろうか。

側面は国鉄101系丸出し、前面も田舎電車スタイル。

ツツミ帝国の牙城が表現された車両とは思えないほど

なかなかチープなスタイルである。


かくいう近鉄も


ばーす屋旅館 in Blog-kintetsu-aka


かよう↑な赤一色で、イモさ炸裂ではあったが、、、


一時代前の西武の車両は国鉄ビイキなのか何なのか

前と言わず横と言わず、クリソツなモノが多かった。


ばーす屋旅館 in Blog-seibu004


例えば401系なんざ、銀色の部分を黄色に塗り替えて

総武線あたりを走らせていても、誰も気付かまい。

3枚窓もそのまま。

ダブルビームの一つ目前照灯もまんまである。


今回、ジャンク箱から発掘したのが、上の西武5両である。

101系3両は何だか伊豆箱根電への塗装変更待ち。

401系の2連は遠く近江鉄道への強制疎開待ちみたいな

感じがして哀愁の漂うことしかりである。


ばーす屋旅館 in Blog-seibu005


そう言えば湖国に放出された401系2連は現在も塗装変更

されず、そのまま放置されている編成があると聞く。

ならば、温泉列車区では当車両を「近江鉄道在籍」として

扱うことにしよう。^^/


ちなみに、ジャンク箱の片隅にたった1両残されていた、


ばーす屋旅館 in Blog-seibu007


赤電旧塗装101系↑だが、もちろんゲットしてきた。


しかしながら、気の毒なことにおそらくは温泉鉄道内を

駆け巡ることはなく、静態保存行になろう、、、、、



追、

年内も押し迫り、皆さまにはいかがお過ごしでしょうか?

盆暮れ休みナシの業界人ゆえに、おそらくはこれが

今年最後のアップとなろうかと思います。

ココロとカラダに余裕があれば、もう一発ぐらいは何かの

話題で上げるかも知れませぬが、、、^^;


ペタ、お返事等が滞ることもあろうかと思われますが、

ひとつご理解とご容赦を。m(_ _)m


急に冷えこんでおります。

皆さま、ご自愛くださいませ。


                         旅館支配人^^