12日、障がい者の自立支援サポート施設である「かたつむり」(国立市)が主催する公演(創作劇)に参加しました。
 
ご案内イメージ(上記画像は過去の案内ビラ)

今年は、代表の三井絹子さんの70歳のお祝いと「かたつむり」40周年の記念の年。

多くの方々が、国立市民芸術小ホールの公演に参加していました。
 
公演前の様子(公演後は撮影禁止)


その公演で私が改めて感動したのは、自らの障がいをものともせず、「障がい者の方々が社会で人間の尊厳を失わずに生きていける社会を創るんだ!」として闘ってこられた三井絹子さんの壮絶な人生でした!
同時に、一緒に頑張ってこられたご主人様でした!
さらには、常に支えてこられた周りの温かいみなさんでした!


三井さんの人生の軌跡の紹介にもあったように、「私は人形じゃない!」と主張して自分を表現していくと、当時の日本社会はとても冷たく、「わがまま言うんじゃない!誰のおかげで生きていられるんだ。我慢しろ!」のオンパレード。

それに抵抗して、東京都や厚生省との数十日に及ぶ現地テントを張っての「改善を求めてのマラソン交渉」。
凄まじい気迫と決意がないとできません!
自分でも知らない間に、何度か涙が頬を伝わりました!


「社会を動かす」とは、個人の全人生をかけて、そこまでエネルギーを出していかねばならないのか!

私たち政治にたずさわる者は、今では常識として「障がい者を含め、みんなが地域で楽しく明るく暮らせるまちづくり」と言っていますが、草創期の障がい者の方々の想像を絶する苦悩と努力を再認識させられました。

私が内閣府の障がい者担当副大臣のとき、「障がい者自立支援法の改正」で、まさに障がい者の方々が中心となって法律改正案を作り、その後今度は、私たち民主党の政治家(大臣、副大臣、政務官)が中心となって各省のカウンターパートに強く折衝に当たるという新しい方式をやってかなり成果を出しました。
(同時に、予算上の壁や各省の壁にもぶち当たりました)


また、井上春菜さんの公演もとても良かったです!
なぜか、ハラハラしながら春菜さんの実演を見ている自分を発見しました。笑!

国立市にある「かたつむり」にご関心のある方は、是非ご連絡くださいね!
連絡先:ライフステーション ワンステップかたつむり
      042-577-1891

参考ながら2001年には、「かたつむり」が中心となって車椅子の障がい者の方々が富士山登頂。