世界が物語のように分かりやすく善と悪に区切られていたら、どんなに楽だったろうな。
世の中が求めてるのは悪役で、誰もが正義の味方に憧れる。被害者も加害者も自分の正統性を主張するだけで、相手の意思を汲もうとしない。
今日も素敵なグローバル化が進んでいるみたいだ。

ハローお前ら、愛される悪役な俺だ。


振り幅に収まるように個性を圧し殺し、水面を撫でるかのように取り繕った薄っぺらな友達ごっこを続けるヤツらのストレス発散方法を知ってるかい?

そいつは用意周到に準備されたイジメだ。

ガキがやる直接的な、我慢すれば良いだけのそれとは比じゃない。
権力の及ぶ場所をうろつく俺たちには、逃げ場の無い箱庭の家畜さ。毛皮を剥がれても、エサを奪われても、捌かれたとしても何も声は届かない。
あんただって情の無い動物の鳴き声なんて雑音としか認識できないだろ?そんなもんさ。

キッカケはいつだって些細なものなんだ。喫煙時間外に喫煙所にいたから「遅番は飯休憩以外の小休憩でも吸っても良いんですか?」って聞いただけさ。俺だって吸えるなら吸いたいしね。
そしたら無視されて、気付いた時には始まってた。

意味が分かるなら、教えてくれ。俺の何が悪かったんだろうな。


まぁ、まだ無視できる範囲だから可愛いものではあるけどね。



暗い話題で悪かった、また来てくれよな。