即位礼 1 | xyavのくしゃくしゃブログ

即位礼 1

国の未来、100年先、200年先、を見通すのは難しいと思います。


100年前、200年前の先祖は今日の日本を見通せていたか、やはり難しかった気がします。


しかし、難しいからと言って諦めるわけにはいきません。


難しいなりに、何を守るか、どうすれば安全で、そしてどうすれば危険か。


その判断が重要です。


政治とは、100年の大計、のように、この挑戦でもあるでしょう。


このことに、100年前、200年前の先祖が努力したから、いまがある、と、これまでの日本は感謝の気持ちを持って生きてきたように思います、最大規模の古墳を作ったのは5世紀ごろでしょうから1500年以上、先祖への感謝を続けてきたのではないでしょうか。


先祖は子孫への引継ぎを続け、これまでは途切れる事はありませんでした。


そのころはコンピューターどころか、文字さえありません。


しかし墓は世界最大、人々は文字はなくても国は子孫に残した。


そしてこの国は災害の多い事がなんと言っても最大の特徴です。


先祖が災害を乗り越えたからこそ今があります。


これほど災害が多い国に、最古の木造建築があります。


樹齢1000年の木を、50年、乾燥させて作りました。


コンクリートや鉄では1000年持ちません。


1000年の木で1000年残す。


コンピューターも文字もなく災害は極端に多い。


1000年持たせれば、また樹齢1000年の木を使える、1000年先の子孫にこれを残す、その思いを子孫が学んで欲しい、そう考えなければ1000年持ちません、今のみんなが良ければいい、と言う安易な気持ちではすぐに壊れたでしょう。


即位礼にサーロー節子氏は 「この人なら大丈夫」 とコメントしたとの事ですが、私はドキッとします。