この30年 | xyavのくしゃくしゃブログ

この30年

10年ひと昔と言う言葉は今も使われるのでしょうか。


平成の30年と言う時間を振り返るような報道が多いですが、それでももし人生が90年なら、その3分の一だけですので、そういう点から言えば人生も長いのかもしれません。


平成元年初めて消費税が3%と言う税率で導入されました。


携帯電話が始まり首相などの付き人が大きな機械を持ち歩くようになったのもこのころのようで、まだ 「携帯」 とは言えないような固定に近いようなものでしたし、自分で持つ訳ではないのでやはり携帯の言葉は可笑しい感じです。


もしも新しい時代が今年から始まり、そして30年後に今を振り返ったとき、これほどの大きな変化があるでしょうか。


そういう歴史を実際に生で体験してもその時はその事がよく分からない、あとからやっとそうだったのか、と思うだけです。


ではその前の30年はどうでしょうか。


これが昭和30年から60年までの歴史という事なら新幹線も高速道路もまだなくて、高度成長と言う言葉もなかったかもしれない時代が昭和30年ごろでしょうから、戦争後の混乱から先進国と言われるくらいに変化した、やはり激変の時代です。


さらにその前の30年。


満州事変は昭和6年ですので、戦争の芽のまだ見えない昭和元年から、戦争終結から10年後の昭和30年。


その前の30年。


日清戦争から30年後が昭和元年で、その間に日露戦争や第一次世界大戦があるようです。


その前の30年なら明治維新前からですから、この変化こそ最大かも知れません。


どの30年も負けず劣らず大きく歴史が動いた時代で、ではもっとずっと遡って昔の30年はもっとのんびりしていたかと言えば、平成の30年と同じくらいにやはり変化の多い時代ばかりなのかもしれません。


10年ひと昔、の3倍、これが30年で、その3回分が人生の90年と言う長さ、これを3回も生で体験する実感はないなぁと思います。


過去の過ちを批判してしまいますがその時その時は分からない、そんな気がします。