赤字問題 | xyavのくしゃくしゃブログ

赤字問題

弊社は赤字ですので、そこで値上げを検討してみました。


100円で100個売れる商品があれば売上は1万円、しかし赤字なら150円に値上げするしかありません。


当然売れる数は減り、60個になったとすれば売上は9000円ですが、それでも黒字化は期待できます。


そこでこれをさらに200円に上げれば、個数はさらに減って40個、総額も8000円に落ち込んだとしても、利益は倍増します。


すると企業の目標は売上や個数でなく、あくまで利益ですので売価を高くするのが最善で、可能な限り上げるのが正しいと言う事になります。


これと同じ事をしているのが銀行です。


各行は物凄い利益を稼いでいますが、要するに高く売っていて、貸出金利が高すぎます。


預金として集めた資金を目いっぱい安く貸し出すのでなく、私企業としてあくまで利益優先で高く売っている、これが現在の金融機関です。


ですから貸し出しは少なく、市場の資金は回転していないため必死に日銀は資金を供給していますが、銀行は貸し出しを増やそうとするのでなく利益さえ増えればいいという姿勢ですので、これではお金は回りません。


貸したい大企業は借りようとせず借りたい中小企業には貸さないのですが、なぜこうなるかと言えば銀行が大企業化したからで、市場競争による利益優先が行き過ぎた結果です。


そして18年ぶりに政治献金を復活させ、全くどちらを向いて仕事をしているのでしょう。


100円で売る必要はありませんが、利益優先で200円に値上げするのでなく150円で経済を回す、個数が増えれば社会全体が潤う、これが目指すべき姿な筈です。


じゃ、増税はどうですか。


個数が減ることなど関係なしに社会全体の停滞なんて無視して300円で売りつける、上がった分は税金だ、これが増税ですが、、、軽減税率??


増税の延期、中止こそ本道なのです。