パキスタンとオーストリア | xyavのくしゃくしゃブログ

パキスタンとオーストリア

英国はインドを統治した時、国民が独立に向け団結しないよう、ヒンドゥー教とイスラム教を分断しました。


それまでは共存していた両者が対立したのでは未来はないと、ガンジーは必死に訴えましたが結局パキスタンは分離し、ガンジーは過激派に暗殺されました。


それぞれの地域に信者が分かれていた訳ではありませんでしたので、突然の線引きで様々な混乱が生じ、カシミール紛争は解決していないだけでなく、核開発にさえ至っています。


一方、ドイツの分裂も似た所がありそうです。


オーストリアの公用語はドイツ語ですが宗教はカトリックが多く、ローマ教皇の伝統を継ぐ誇りがあるでしょうし、ハプスブルク家の末裔も政治家として存在します。


ドイツは、マルチン・ルターの宗教改革によってプロテスタントが多く、独立や自治の意識が高いと言えそうです。


民族や言語以外に宗教も国家の成り立ちに欠かせない要素になるようです。


内戦から独立へ至るには国際社会の認知が必要で、自己決定権を訴えて今後も国家は増えるに違いありません。