大増税と選挙権 | xyavのくしゃくしゃブログ

大増税と選挙権

日露戦争を戦う為に、国民は大増税に耐えなければなりませんでした。


税の3本柱の一つで最大の地租は、地価の2.5%から5.5%、都市部では20%に上がり、所得税は1.7倍になって、全体として2倍の大増税でした。


しかしロシアから賠償金を取れなかった為、政府はこの臨時増税を恒久化させます。


戦争前、選挙権は15円以上、納税する人だけに与えられ、有権者は45万人でしたが、この制限を10円に引き下げたため、有権者は98万人となり、そして増税によってこれは158万人に増えていきます。


当初の有権者は富裕層だけだったのが徐々に裾野が広がり、また同時に立候補できる被選挙権の制限も緩和されましたので、すると議員の主張も変わっていきました。


より民主的になった、と言う言い方もできますが、大衆迎合的な弊害が出てくるという見方も可能です。


こうしてウォースケアが起こりました。