満蒙は生命線 | xyavのくしゃくしゃブログ

満蒙は生命線

満蒙は日本の生命線だ、などと言われましたが、満州を獲得した日露戦争の犠牲が大きかったことが、軍部の記憶に残っていました。


日清戦争で獲得した遼東半島は、独仏露の3国干渉で失いましたが、そのロシアが今度は満州に進出した為、中立の中国は今度はどちらかと言えば日本に肩入れしました。


もし日本が勝てば、その満州を開放して英米は商売ができるようになるのですが、ロシアが勝てば、権益は独占されます。


またドイツは、ロシアが極東に目を向けている間は安全だと言う理由もあってロシア側に付きましたので、やはりこれも代理戦争でした。


遼東半島や旅順は北京のすぐ近くであり、この不凍港と満州鉄道をロシアが手に入れれば、そこで運用される海軍は日本にとって大きな脅威になります。


結局、勝った日本は大国として認められるようになり、各国に大使館を持てるようになっていきました。