憲法と借金
憲法守って国滅ぶ、何のための憲法か、守るべきは憲法より国が優先ではないか、そういう議論は可能でしょう。
借金も同じです。
生産力の違う国が共通の通貨を使う事で、モノやサービスの販売と購入の不均衡は是正されずに半永久的に続きます。
買う人があるから作り販売できる訳で、それを一方的に客を締め出せば、困るのは売る方も同じです。
例えばテーマパーク以外に雇用のない国があるとすれば、どうぞ遊びに来て下さい、と言いたいでしょうし、軍事基地以外に雇用のない国があれば、発電施設以外に雇用のない国があるとすれば、などなど、産業構造は国によって違います。
それは自己責任だ、自分で何とかしろ、支援するつもりはない、と切り捨てるなら、独立国として生きる以外にありません。
独立国として生きると言う事は、自分の事を自分で決める、その中には経済政策も含まれますから通貨発行権も持たなければならず、それを取り上げ都合の良い部分は押し付けると言うなら、それは独立国とは言えません。
つまり憲法も借金も、押し付けられれば独立とは言えません。
憲法を守るために生きていくのではないのと同じで、お金のために生きるのでなく、生きる為に憲法を作りお金を使うだけなのです。