世代間対立 - 損得勘定の誤解 | xyavのくしゃくしゃブログ

世代間対立 - 損得勘定の誤解

世代間対立を煽り、様々な問題の原因はそこにあると責任転嫁する意見がありますが、それでも全ての世代には消費者と言う共通点があると思います。


人生のそれぞれのステージで消費の内容は変わり、そして老後は政府からの支援を必要とするというのも事実なのでしょうけれども、お金を使うと言う事に変わりはありません。


どれほど高齢者がお金を使っても、それを必ず現役層は受け取ります。


お金は消えません。


もし逆に、”お金は節約しなければいけない” と考えて、今の半分しか使わなくなればどうなるでしょうか。


支出が半分になれば収入も半分になり、マスマス生活は苦しくなって、さらに結婚も出産もできなくなります。


という事は、需要が不足しています。


すると、反対に今の2倍のお金を使うようにすれば、収入も2倍になって結婚も出産もドンドン増えます。


ですのでこの世代間の対立というのは、よくよく見てみれば節約する理由にされていますが、それは現役の所得を奪いますから、対立すればするほど全世代の国民は苦しくなります。


そうではなくて、どの世代の人であってもお金は使えば使うほど、国民の所得を伸ばすので歓迎すべきなのです。