お犬様 | xyavのくしゃくしゃブログ

お犬様

我が家の殿も供を連れて散歩し、下の世話も当然のようにさせますから、立派なお犬様です。


1687年、5代将軍綱吉は後継ぎができなかったため生類憐みの令を出し、庶民からはお犬様と揶揄されました。


私達は迷信だと決めつけますが、仏教で殺生は戒律を侵すと考え、四つ足は食べてはいけませんでしたので、幕府には存亡を掛けた取り組みだったかもしれません。


逆に今は海外でベジタリアンが増えており、肉食は野蛮と考える人もありそうです。


原始時代の人の歴史は野性動物との戦いの連続で、肉食とは食うか食われるか、生きるか死ぬかの真剣勝負だったに違いなく、この時の記憶が人間の脳には蓄積しています。


これは相手のいのちを奪ってでも自分が生きるということですから、戦争や殺人と同じで、グリーンピースは捕鯨は子供殺しと同じだと日本を批判しますが、すると肉食自体に同じ意味を見出す事が出来ます。


文化的な生活の中での肉食は単なる食事ですが、原始時代ではそうではありませんので、その事が人に無意識のうちに影響を及ぼす事はあり得そうです。


こう考えればこれは迷信とは片付けられませんので、しっかり殿の供をし、下の世話もして差し上げなければならないと、決意を新たにしております。