慶長地震 | xyavのくしゃくしゃブログ

慶長地震

1600年前後の慶長地震は20年の間に繰り返し日本を襲っていて、その全貌は明確ではないようです。


1596年の9月1日~5日までの間で3か所、伊予、豊後、伏見で大地震がありました。


大津波が発生して島が消滅し、伏見城や東寺、天竜寺が倒壊しています。


1605年の地震と津波では死者は1~2万人なのですが、当時の人口は現在の10分の1ですから、これを加味すれば東日本大震災を上回る被害だったと言えます。


1611年9月には会津地震があり、12月には三陸で地震と津波が発生して、甚大な被害がありました。


1614年にも東北から四国の広い範囲にかけて大きな地震が襲うのですが、このようにこの時期は地震と津波が集中した活動期でした。


今回も東日本大震災で終わりではなく、過去に学ぶならば私達は、慶長地震のように大きな地震が繰り返し起きる可能性に備えなければなりません。


同時期に火山の噴火も多発し、1596年浅間山、翌年に青森岩木山と九州霧島山、1600年に伊豆大島が噴火しました。


後世から見れば、御嶽山は大震災から連続しているだけでなく、これからも絶え間なく日本を襲う覚悟が必要です。