近藤さんと遠藤さん | xyavのくしゃくしゃブログ

近藤さんと遠藤さん

日本には ”藤” の付く名前が多く、近藤さんは滋賀県近江の藤原さんで、遠藤さんは静岡県遠州の藤原さんなのですが、なぜ遠州と言うかと言えば、ここには遠江 (とおとうみ) があるからです。


するとこの二つの近江 (ちかつうみ) と遠江はセットになっていて、都から近い江と遠い江と言う事で、その頃遠江と言われた浜名湖は琵琶湖と同じ淡水湖でした。


ところが1498年、明応地震による津波で湖は海と繋がり、この場所は ”今切 (いまぎれ)” という地名となって、海と隔てていた地面が切れたこの所を、現在は新幹線が走っています。


これを建設した元国鉄総裁で99歳の仁杉さんは、技術系で土木の専門家の立場から、新幹線のルート変更を強く訴えています。


この500年前の大地震は東日本大震災に匹敵する規模で、有名な安政地震や、富士山の噴火した宝永地震より遥かに大きなモノでした。


震災の時、東北新幹線は地震発生を感知して停車させる事ができましたが、東海道新幹線は海岸近くでモロに津波を被り、被害を受けるだけでなく復旧にも時間が掛かります。


1000年前の貞観地震での10mの津波が福島原発を襲うと、産業技術研究所の岡村氏は震災前に東京電力に訴えていましたが無視され、そして事故が起きました。


ぜひぜひ仁杉さんのアドバイスを聞き、巨大地震に対する対策をとる必要があると強く感じます。


これまで1000年間に日本が経験したこれらの大地震は、活動期を形成して連続して発生していますから、私達は国を挙げて備えるべきです。